少し弱音を吐かせて頂くと、この時期は苦手である。
特に今年は夏のような陽気で半袖、短パンが過ごしやすいと思いきや、冷たい風が吹いたり、はたまた雨が降ってきたりと、寒暖の差が激しい。これが身体に堪える。
おまけに、この時期は空気中にアレルゲン物質が飛び交っている。花粉症が有名だが、PM2.5で話題の黄砂や、大気汚染物質など有害な粒子が少なくない。もちろん、安全(・・・と思う)な普通の花粉や胞子も飛び回っているはずだ。
十代の頃は、ほとんど意識していなかった。おかしくなったのは、二十代の難病療養中である。いや、難病そのものも発病した時期は4月から5月にかけての時期だ。
それは偶然ではないことは、その後何度も繰り返した再発で思い知らされている。大きな再発のうち2回は、やはりこの時期だったし、小さな再発も、春か秋が多かった。いずれも大気中にアレルゲン物質が飛び交う時期である。
気温の変化の激しさも身体に堪える。対策はといえば、いろいろ試したが、結論から言うと、ゆっくりと身体を休めるのが一番であった。具体的には、睡眠時間を長くとることだ。
大雑把にだが、この時期は最低でも6時間。理想は9時間寝るように努めている。妙なもので、春先は夜が明けきらぬうちに目が覚めてしまう。そんな時は、無理に寝たりせず、起きて早めの朝食を済ませ、仕事に出る準備だけ済ませて、もう一度眠る。
この二度寝が疲労回復に効果がある。ただし、最低でも一時間半は寝るほうがいい。30分程度ならば、むしろ起きてシャワーを浴びているほうが快適だ。
春が嫌いな訳ではないが、それでも早く終わって欲しい。梅雨を嫌がる人は多いが、私にとっては、むしろ梅雨の時期ほど身体を休めることが出来る安寧の時期である。
ありがたいことに、そろそろ梅雨が近づいている。春先で調子の狂った身体を癒すには、梅雨の穏やかさがありがたいと思うのです。