国会が森友だ、加計だと空騒ぎを演じている間に、国民生活に直接影響が出る平成30年度の税制改正法案が国会を通過している。
その内容について、私なりの感想を記しておこうと思う。
一言で云えば、1600億円の増税プランである。
もっと言えば、資産家と大企業優遇であり、個人への増税である。
消費税の増税(平成31年10月)前に、個人から搾り取っておこうという姑息な増税でもある。
新聞、TVが森友、加計、財務省の改竄だと騒ぎ、野党議員が便乗していたこの一年、国会では人知れず(マスコミ様は力を入れて報じない)審議し(いつ、やったんだ?)、賛成多数で議決されて法案として実現した増税策である。
私からすれば、森友、加計問題よりも遥かに国民生活に直結する重要な問題だと思う。
でも、マスコミ様は何故か詳細に報じることを避け、野党議員様は問題として取り上げることさえしなかった。いや、それどころか賛成票を投じている。
立法府(国会)は何をやっていたのか。権力を監視する役割を果たすべきマスコミはいったい何を報じていたのか。
このような増税法案を、ろくに議論もせず、国会を通過させた議員たちが「消費税増税反対」と叫んでも、私は信用できない。
最後に一応確認しておきますが、このような事態を看過してしまった国会議員たちを当選させたのは、他ならぬ日本の有権者様です。
このような事態を報じることなく、反安倍宣伝にやっきになっている新聞を購読し、TVを見ていることで養っているのは、他ならぬ日本の視聴者様です。
自分も、愚かな議員、マスコミと同類なのだということを、しっかりと自覚して頂きたいものです。
zeisei18_07.pdf