ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

ウォーキングシューズ

2020-07-16 12:47:00 | 日記

私は頑固なのか、固定概念に縛られがちである。

スーツならば革靴に手提げの鞄が定番だと思い込んでいた。けっこう頑なに守ってきたスタイルであるが、日ごろ書類を多数持ち歩くことが多く、皮の鞄では10年持たない。

そのうちノートPCを持ち歩く機会が増えると、皮の鞄よりもPC用の鞄が便利だと気が付いた。同時に、PCを入れてない時は、書類を入れられるので、皮の鞄に拘る必要がないと分かった。防水性は皮よりもナイロン製の鞄のほうが良いこともあり、ここ十年ほどは皮鞄は使わなくなった。

皮製よりもナイロン製のほうが軽いこともあり、また安いので気軽に買い替えるようになったことも大きな変化だ。

しかし、革靴だけは頑固に使い続けた。

良い革靴は、足に馴染むまでは少し痛いが、馴染めば非常に快適だ。手入れさえしっかりとすれば10年以上使っても、靴底の張替だけで使い続けることが出来る。

ところで私は足腰の頑丈さには少々自信があった。重い荷を担いで山々を登ってきたが、膝や腰に故障を負ったことがない。太ももやふくらはぎの筋肉も太く、脚力には自信があった。でも脚は速くない、あくまで頑丈なだけだ。

にもかかわらず、足首だけはちょっと弱い。これは私が高いところに登るのも好きだが、高いところから飛び降りるのも好きだったという難儀な性分であったからだ。要するに高いところから飛び降りて、踵の骨にヒビを入れたことが二回ほどある。

多分、これが原因だと思うが、私の足首は非常に柔らかい。他の関節が堅いのに、足首だけが異常に柔らかいのは、これしか原因が考えられない。脚は速くないと記したが、それは直線での走りの場合だ。逆にカーブを回るのは得意で、直線では勝てないはずの俊足のクラスメイトと競っても、カーブを回る時ならば同等以上に走れた。

ただ柔らかい分、踏ん張りが効かないのも確かで、私はしばしば足首を捻挫する。もう癖になっているほどに足首を挫きやすい。そのせいだと思うが、50代も半ばを過ぎると、革靴でこけることが偶にあった。スニーカーならば大丈夫なので、外では滑り易い革靴に少々困るようになった。

そこで以前から気になっていたビジネスシューズに兼用できるという謳い文句のウォーキングシューズを試してみることにした。外見のデザインは革靴とそう大差ない。しかし、靴族の柔らかなクッション機能が効いているので、歩きやすさが格段にいい。

おまけに非常に軽く、一発で気に入ってしまった。革靴に慣れ親しんだ私でも、やはりこの軽さとクッション性能の高さには抗しきれない。現在は買い足して、ほぼ毎日使っている。

ただ冠婚葬祭用には黒の革靴は必要かと考えて、これはしっかりと残してある。履きなれた革靴の良さは確かにある。この辺り、私はけっこう頑固だなァと思う。

コメント (2)
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