ヌマンタの書斎

読書ブログが基本ですが、時事問題やら食事やら雑食性の記事を書いています。

役割終了

2023-06-22 09:21:34 | スポーツ

キリンチャレンジカップの歴史は長い。

弱すぎて話題にもならなかった頃、日本サッカーの強化を目的にキリンが冠スポンサーとなって開催された大会である。その意義は十分果たされたと思う。

もう十分だよ、だから国内で親善試合をやるのを止めて欲しいと本気で思う。

特にワールドカップが開催された翌年は、どの国でも代表チームの再構築に試行錯誤を繰り返す時期である。我が日本も新しい代表監督を迎えた時は、この大会で散々な結果を残している。

カタール大会で目標こそ達成できなかったが、予想外の好成績に浮かれた日本サッカー協会が森保監督の続投を決めるという暴挙をしでかしたため、日本はわりとチームがまとまっている。

だからこそエルサルバドルに6-0、ペルーには4-1での快勝である。サッカー音痴のマスコミが提灯記事を書いているが、私はいささか悲観気味。

新しい若手の登用などもあり、まったくすべてを否定する気はない。でも、今のままではベスト8は遠いと思う。

強豪ペルーはもちろん、エルサルバドルだって母国で試合をしたら、その強さは桁違いだ。遠征というよりも親善旅行に近いキリンチャレンジカップでは、手抜きこそしないが、怪我も恐れないような果敢なプレーはするわけない。それが他国でやる親善試合というものだ。

当然に今回大勝したエルサルバドルだって、ワールドカップ本選で戦えば真逆の結果となる可能性が高い。これがサッカーの怖さであり、面白さでもある。実際、キリンチャレンジカップの常連国であるコスタリカにはいつも勝っていた。しかし、カタール大会の予選リーグでは、日本はそのお得意様であったコスタリカに敗れている。

もう、キリンチャレンジカップは当初の役割を終えたと思う。次のステップを考える時期は、とうに過ぎていると思いますよ。

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