入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    Ume氏の入笠 「秋」 (4)

2014年10月03日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 天気が悪いというほどではなかったが今日は一日、日はあまり射さなかった。しかしその方が、この季節には相応しい。時折、曇り空に程よく青空が明ければ、それはそれでまたいい。森の中でしみじみ紅葉を味わうのであれば、コントラストの強くなるこの季節の日の光はないほうがいいくらいだ。
 短命だと思っていたツタウルシは今も華やかさを失っていない。それにもかかわらず、同じころに色付き始めた山桜はかなりの葉をすでに散らしている。ツタウルシの方が艶やかに森を飾るから、それの散ってしまった後の喪失感が山桜よりも強くて、勝手にツタウルシのことを短命などと思い込んでしまったのだろうか。



 昨日コツンしたキツネのことが気になっていて、登ってきてすぐに放獣した場所へ行ってみた。そうしたら、脳震盪を起こした頭は夜の間に回復したらしく、もういなかった。あのキツネはあまり凶暴な風は見せず、威嚇したり、唸ったりしなかった上、顔も犬のようで、野生を感じさせなかった。罠に掛かってからもあまり暴れなかったのか、拘束された手には外傷がなかった。鹿でも、罠から逃れようとして暴れ、手や足を痛めたり、骨折する場合もある。ループ状のワイヤーは、捕獲後一定以上締まらないようになっているし、以前に誤って腕に掛けたこともあるが、それで怪我をしたわけではない。ただ野生動物にしたら、必死で拘束を逃れようとするあまり、傷を深めてしまうのだろう。
 愛犬が罠に掛かり、その罠を外してやろうとしたN君は気の毒にも、気の動転した飼い犬に咬みつかれてしまったことがある。動物にとって人間サマのすることは、大迷惑なことばかりに違いあるまい。

 Fさん、また甲斐駒の帰り立ち寄ってくれ、今夜はここでテント泊をするとか。女性の身で、エライ!

 毎日まいにち、Ume氏の素晴らしい写真で入笠の魅力をお伝えしている。そろそろ秋の入笠を楽しみかつ味わうための計画、立ててください。KENさんご夫婦は、また是非おいでください。コメントありがとうございました。他の方々には別の方法で、お礼申し上げました。
 そういうわけで、山小屋「農協ハウス」とキャンプ場の営業に関しましては9月5,6日のブログをご覧ください。
 シリーズのタイトル、二日目から変わってしまって、元に戻すことにしましたのでご了承ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする