「春眠暁を覚えず」と言う。昨夜は11時から今朝は9時半近くまで眠った。10時間を超えて明け方、ふたつの夢を見た。ひとつは昔の仕事の夢、もうひとつはよく見る鉄道の夢だった。ただ、今思い返すと、ふたつは微妙に錯綜していた。
この鉄道の夢というのは決まって東京ないし近郊が舞台になって、たいがいは行き先に迷うのだ。今朝の夢は地下鉄で郊外へ行くはずが、都心へ行ってしまうという夢だった。いつものことながら、実際の風景は出てこない。どれもみな、初めて目にするような景色ばかりだが、にもかかわらず何となく見慣れた懐かしさもある。
今日の夢の登場人物と来たら、なぜか会社に来ていた不愛想な担当医が、準主役級で出て来ていた。顔から着ているものまでまるで昨日会ったかのように鮮明で、実際はウン十年前のほんの短い縁でしかなかった人だ。年齢から考えても、もう亡くなっている。
田舎にはかれこれ10年以上も暮らしているのだから、ここ、とりわけ牧場の夢を、もっと見てもよさそうなものだが、そういうことはない。夢に出てくる人物も先述の担当医のように、記憶からこぼれかけたような人ばかりだ。
ということはもしかしたら愚生も、時には誰かの夢の中に無遠慮に登場して、顰蹙不興を買っているかも知れない。ウムー、だ。
せめて夢ぐらいはいい夢を見たいのだが、今日の写真はその代わりになるだろうか・・・。
イヤー、「種平小屋」さん、海老名出丸さん、大変失礼しました。昨日でURLは訂正が済んだと思っていたのに、プロトコールとやらをそこだけ流用したため、ミスをまたしてしまいました。お節介が徒になってしまい、大変に申し訳ありませんでした。