入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬ごもり」 (25)

2017年02月02日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

                                       Photo by Ume氏(再録)
 寒い。予報では雨だと思ったが、今見ると晴になっていた。朝7時の室内の気温が零下1度C、骨身にこたえた。これで明日、法華道を登ってさらに6度位は気温の低い入笠へ行くのは、寒風の中で水垢離(みずごり)でも強いられるような弱気な気持ちになる。寒さへの抵抗力が歳とともに低下していくのはいかんとも仕方がないとはいえ、不甲斐ない。
 かの宮本武蔵は晩年、日の射さない北裏の縁側で午睡を楽しんだという。朝湯、時に朝酒にも、浮かれている懦夫が、そもそもそういう人に思いが及ぶだに僭越至極で畏れ多い。
 風呂と言えば、先日の旅で優れ物の入浴剤を偶然手に入れた。あまりの効果に、帰ってきてからさらに追加発注し、それで日に入浴する回数が増えた。風呂に入るのは温まるためもあるが、退屈を紛らわすためにも入る。面白い本と一緒に入れれば、それ以上望むことはない。貧乏暮らしで同情を買っている者が、こんなことをしていると知ったらきっと、怒る面々もいるだろう。

 相変わらず、夢の中ではよく働いている。一昨夜は映画かなにかの撮影の使い走り、昨夜は設計会社で。使い走りの方は、入笠牧場でも映画や宣伝広告の撮影で経験済みだが、設計には参った。そんな仕事などしたこともないし、どこか埼玉辺りの畑の中にある設計事務所の立ち上げに加わるのだが、一人性格の悪い男がいて疲れた。この男は実在していて一緒に働いたこともあるが、およそ直線しか知らず曲線を知らない、力ばかり並外れた融通の効かない男だった。目が覚めても、その男の顔がチラついた。当時30半ばで独身、柄にもない難しい恋愛をしていた。その後どうしたことか。

 「、」一つで意味が一変してしまうことがある。昨日「今後は時々好評だった云々」としてしまい、「時々」と「好評」の間にそれが抜けていた。Ume氏にはお詫びし、訂正します。

 そんなわけで日曜、5日までブログを休みます。光溢れる3月の入笠へもお出掛けください。

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