入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬ごもり」 (35)

2017年02月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

Photo by Ume氏(再録)

 2月もすでに半分が過ぎた。まだまだ寒い日が続くが、日の光はその明るさを日毎に強めつつある。上ではまだこんな景色を見ることができるだろうが、長居し過ぎたた客を疎んじるように、冬に疲れた人々の気持ちは、次の季節へと移りつつあるだろうか。
 
「昨日のオリオンの天体写真は素晴らしかったが、誓子の句とは随分と印象が違いはしなかったか」
「そうでござったか」
「何だ、不満そうな言い方だな」
「いや、いろいろな感想を持ってくださって結構でござる。しかし、まあ、なかなか・・・」
「お前の文章も何だ、星空は昔の人のように肉眼で見ろと言ってるように読めたが」
「あれは、望遠鏡がなくてもここでなら、いくらでも素晴らしい星空を観望できると言いたかったのでござる」
「だけどお前、金もないのに望遠鏡を買ったんだろう。常設してると書いてあるじゃないか」
「その通りでござる。しかし、その望遠鏡で眺められる天体は惑星など限られたもので、広大な宇宙はまず肉眼で見てもらいたいのでござる」
「そういうものか」
「最近はそれに、星空が村おこしや観光に使われるようになって、おかしなことになっている所もあると聞いているのでござる」
「ウムー、エスキモーがバナナの栽培をするような話だな」
「いや、頭の上がらぬ奥方の前で、大先輩が亭主関白を気取ろうとするようなものでござる」

 ATOさん、暖かくなったらぜひ、星空を眺めに来てください。

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