入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

    ’17年「冬ごもり」 (33)

2017年02月13日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など

     Photo by Ume氏(再録)

 きょうも寒い。なかなか部屋が暖かくならない。夜間でもHALは、小屋や家の中に入らず外で寝ることもあるが、きょうは丸くなって家の中にいる。たまには部屋の中にも入れてやるが、犬の方からそれを求めることはしない。散歩にしてもそうで、毎日するわけではないがそれで済んでいる。これを読んだ愛犬家の中にはご批判もあろうが、怠惰な飼い主には極めて従順で、手のかからない犬だ。もう11歳になる。



 暇に任せて、この3月で終わる28年度の牧場宿泊施設の利用者数を数えてみた。まだここで公表するほどの勇気はないが、思っていたよりも悪い数字ではなかった。今年度の目標は、利用者数及び売上額ともすでに達成している。また、一度来れば、”お馴染みさん”になってくれる人が多いのも有難く、心強い。
 静かな環境を維持するために利用者数をあまり増やすことなく、もう少し経営内容を何とかしたいと思えば、思えばであるが、料金を改定するとか、昨年新設した露天風呂のような新たな営業企画を練ることになる。ただ、長年のご愛顧を頂いている来訪者のことを考えると、一番簡単な方法は最終に回しておいた上で、さてどうするか。
 キャンプ場もだが、もう少し山小屋の利用者を増やすべきだということが、数字に出ている。また、冬季の営業にも、さらなる工夫と努力が要る。その他牧場内も、使用してない牧区は観光に利用できれば、来訪者にとってはさらなる魅力となるだろう。
 天体観測のための夜空は自慢だが(あるエライ人は、「日本一だ!」と言った)このごろはどこもかしこも”夜空のなんたら企画”が増えている状況には複雑な気持ちを持っている。また、せっかく来てくれたそういう人たちに、天体の話を語るだけの能力は、残念ながら牛守を稼業とする者には、とんとない。一応、タカハシの100ミリ屈折望遠鏡を、昨年このブログの天体写真でお馴染みのカントさんに協力してもらい、常設してある。天候などの条件さえよければ、「無窮の遠(おち)」へも旅立つことができるはずだ。
 
 思うに、ウーン、具体化には一介の牧場管理人の身では余ることも多い。畢竟するに(大げさ?)、この牧場へはこれまでと変わらず、2千メートル前後の中級山岳の自然の良さを知る人たちに来ていただきたい。なお、「中級山岳」とは標高を言ってるだけで、技術的レベルのことではないと、ご承知おきいただきたい。

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