入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「秋」 (48)

2018年10月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 10月も半ばまで来たが、作業日誌に「晴れ」と記載されている日はたった5日しかない。9月からづっと、どうしてこんなに不順な天気がつづくのだろうか。それも晴れて欲しい日に決まって期待は裏切られる。誰のせいというわけではないが、それだけに持っていき場のない腹立たしが募る。

 昼になって、とうとうまた雨が降ってきた。しかし、予定されていた映画撮影はそれまでに終わった。今回は、前回のような大掛かりなものではなく、念押し程度の風景撮影で、それでもワンボックスカーが3台来た。
 依頼されていた通りそれまでに、牧柵の一部を開けて撮影隊の到着を待ったが、簡単にできるバラ線の切断はせず、わざわざ手のかかるやり方でその一部を外した。鹿や、稀に牛にも牧柵を切断されることはをあるが、牧柵を切るということには結構抵抗があり、この気持ちはこういう仕事をしている中で生まれたものだ。道具ではないが、それに通ずるような気持ちだろう。
 最後だったので監督にも挨拶をしにいった。言葉を交わしたのはこの時が初めてだったが、丁重に対応してくれた。もうすでに、次の「大きな仕事」が入っていると横から、何度か話したことのある撮影の責任者が教えてくれた。本当は第1牧区や、第3牧区のある大沢山なども今後のことを考えて見て欲しかったが、押しつけがましくなってはと言葉だけにしておいた。ここの様々な風景を気に入ってくれていたようから、それだけで伝わったと思っている。
 別れ際、手を振ってくれた女性に「今度は監督になって来な」と声をかけたら、いい笑顔が返ってきた。

 昨日、山奥のセンセイからはカツオ2本、キハダマグロ半身、釜に入ったカマの煮つけ等々を頂戴した。一人ではもちろん食べられない量だから、友人知人に配った。まだある。約束の時間に行けなかったので、センセイはご立腹だった。
 久しぶりに「みろく山の会」のOZWさんと話す。早くも冬の営業も兼ねてだが、涸沢に行っていたと。少し羨ましかった。それほど混雑してなかったそうだ。今冬も来てくれるなら、畳の上に敷物をすると言っておいたが、サテ。
 
 F枝さん、通信ありがとう。目的の物が入手出来て良かったですね。旦那さんとようやくお目通りがかない、これまた良かったです。

 秋風が旅に出ろと言ってませんか。小屋もキャンプ場も充分に余裕があります。FAXでも予約や問い合わせに対応できます。ご利用ください。入笠牧場の営業案内は「入笠牧場の山小屋&キャンプ場(1)」
「同(2)」をご覧ください。


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