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Photo by Nzaki氏
睡眠の時間が大幅に狂いだした。昨夜からまた牧場の小屋に泊まるようになり、午前1時におかしな夢から覚め、それからもうすぐ4時になる。昨夜寝たのは8時前で、前夜は里に帰り充分に寝たと思ったのに、それが何故か無性に眠くなり、面倒だとばかりに寝てしまった。後もう少し眠るつもりでいるが、こんなふうに夜中に目が覚め起きていることも、しかしあまり気にはならない。
こんな真夜中、管理人部屋の1年中片付けたことのない炬燵(電機は入っていない)の中に足を突っ込み、上伊那郷土研究会発行の「伊那路」を面白く読んでいた。この40ページほどの小冊子は毎月発行で、内容は濃く、また郷土のことであっても、知らずにいたことがたくさん書かれている。伊那谷には、郷土史の研究に熱心な人たちがいることは聞いていたが、手許の何冊かに目を通しただけでもそれが伝わってきた。良書とともにいい時間が過ぎていく。同誌の定期購読者になることにした。
朝が来た。あれから少し眠った。それでも6時半と、寝不足気味で頭の中がスッキリとしない。朝飯を済ませ、洗濯機を回している。そしてそれが終われば、牛さんたちの機嫌を伺いに行くつもりでいるが、草は日毎に乏しくなるばかり、牧区を移すことを考えている。もう一度第4牧区へ戻すつもりだが、今度は放牧地Aばかりでなく入笠山登山道からも見えるBも開放するつもりで、そうでないと、とても1ヶ月は無理だ。その前に第4牧区の全域を見回り、牧柵の点検と修理をしなければならない。
それと、足を痛めている36番が、追い上げや追い落としに使っているあの急坂を降ろせるのかが最大の懸案となる。最近は他の牛とも打ち解けたようだが、警戒心は相変わらず強く、入牧時のように捕縛して作業道を引っ張てくるなんてことは難しいかも知れない。そうならば、36番を含めて幾頭かは第1に残すということも考えられる。
朝一番で頭数確認を済ませた。気になっている36番は沢の流れる森の中で、群れから離れ35番といた。他の牛たちに気付かれないように塩を持っていってやると、きょうは2頭が積極的に舐めた。
トイレの掃除、露天風呂の掃除、キャンパーの対応などで午前が呆気なく終わる。
昨日呟いた山奥氏、好人物であることは間違いないが、実際の人物を多少加工してあり、必ずしもあの呟きから受ける印象とは違うと本人は言うかも知れない。その点をご承知おきください。
Nzaki君の天体写真に添えるに相応しい呟きができずも、ここでの星空の見事なことは充分に伝わっていると確信している。かんとさんやT井さんの自粛は当分続きそうですか?
本日はこの辺で。明日は沈黙します。