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午前5時半、天気は曇り、気温12度。昨日よりか2度高く、秋雨前線のせいできょうの好天は望めないだろう。牛の一部を囲いへ移したから、今いる管理棟のこの部屋にいても様子が分かる。すでに起き出して全頭の牛が盛んに草を食べ、その中には足の故障で大分心配した36番もいるはずだ。
面白いことに、1ヶ月近く囲いを留守にして、牛たちはその間に再生した豊富な草に必ずしも集まるわけではない。食べ尽くしてろくに生えていないような上部の草地でも、わずかに伸びた若い草を好んで、今は2群に別れ、どちらの群れも乏しい草を熱心に食んでいる。草の心配な第1牧区の牛たちもそうであってくれれば良いのだが、ともかく、あの牛たちがここで過ごすのも1ヶ月を切った。
きょうは早朝に、漁労長・山奥氏が昨日神奈川沖で釣った魚を持ってここに立ち寄ることになっている。獲物が何であるかは聞いていないが、船を下りてすぐに連絡があった。誠に有難いことで、入笠は海から遠い本州のほぼ真ん中に近く、それも標高1千700㍍の山の中、それでいて釣ったばかりの新鮮な海の恵みに与れる、山奥氏様々と言う他はない。
今は互いに「百姓山奥いつもいる」状態で、この良好な状態が続くように努め、もう、露天風呂の基礎工事まで押し付けるようなことはしないでおこう。それにしても、その工事で使うつもりの製材までしたあの立派な栗の木だけは何としても惜しい、ナンテ。
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お師匠様、恥ずかしながら謹んで報告させていただきます。例のお師匠様の名を冠させていただいた高座岩に至る北原新道の崩落個所、昨日に手を入れて何とか修理らしきを終えました。しかし誠に遺憾ながら、不肖はご承知のように生来の不器用者、あれで登山者、就中年輩の登山者、の安全を確保できるかと問われたら、覚束ないと申し上げるしかない不出来なものでございます。
それでも今後も誠心誠意、師の名を汚すことのないよう微力を尽くす覚悟でありますれば、お師匠様におかれましては法華道を始め入笠各地で奮闘された日々を回想されながら、何卒御身大事にお過しくださいますよう、ひたすら念じるばかりであります。頓首
山奥氏からは有難くも立派なカツオを2匹も頂戴し、すでに捌いた。例によって一方的に語り、氏は本日も疾風迅雷。本日はこの辺で。