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午前中ぐらいは晴れても良さそうなものだが、午前5時、空は厚い雨雲に覆われ、野分さえ吹いている。雨はまだ降っていないようだ。気温は13度と、起きた時の感じからすればそれほど低いとは思わないものの、雲の動きが激しく、風も気になる。
ここに写っている2頭の牛が8日の移動を拒否し、かつ他の牛を扇動し、その結果23頭(24頭と呟いたのは間違い)の残留牛を出すという結果まで招いた牛たちである。写真ではよく分からないかも知れないが、右側の和牛の頭に奇妙に曲がった角が見えている。実はこの牛、ここにいる牛の中では最古参で、台帳の記載が正しければ平成17年の10月生まれだというから、15歳になる。こんな年齢になっても、まだ繁殖牛として役に立てるのかと感心する。ともかく多数の牛の先頭に立ち、馬並みの走りを見せていた。
明日は久しぶりに里に帰る。まだ栗おこわはあの店にあるだろうかと気になる。先週帰った時は、思いもしなかった人に出会ったようで、即買った。栗おこわと甘酒、これが秋の味覚と言うのか、村祭りの記憶と言うのか、懐かしい忘れられない味だ。
サンマもその代表だが、これにはあまり食指が動かない。今年はかなり水揚げが減って、価格が上がっているとここまで聞こえてきている。好きな魚ならそれでも買うが、前者の二品に比べれば是非とまでは思わない。いや待て、鯛飯を真似たサンマ飯なら話は別だ。あれなら一度ぐらいは試してみてもいい、是非やってみよう。甘酒に比べたら、こっちの方が余程簡単なはずだが、ついでに甘酒の作り方も調べるだけはしてみようか。
というようなことを呟いていたら、腹が減ってきた。昨夜は今秋初めて一人鍋で水炊きをし、それに山奥氏から届いたカツオも美味しく頂き、それらは熱燗とビールによく合い、秋が身体に沁み込んできた。
男子たるもの、食のことをあれこれしたり顔に云々するのは控えるべきと思うが、この2週間、1日の平均の歩数が8千と数百になり、とあれば、やはり体力、気力を保つためにも食は気になってくる。それに、こんな山の中、長い夜を孤独で過ごすには、飲むことと食べることは最大と言ってもいい"快楽"である。それでも、禁断の牛肉には、手を出さないでいる。
本日はこの辺で、明日は沈黙します。