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Photo by Ume氏
昨日、東部支所に行く途中、小豆坂トンネルを抜けて杖突街道(152号線)近くまで下ったら、眼下の田に稲穂の黄色がかなり目立つようになっていて驚いた。コスモスの花も咲いていて、この花にはかなりの思い入れがあるだけに、1年ぶりに親しい友人に会えたような気がした。
野分を思わせるような強い風が吹き、晴れたり曇ったりを繰り返す妙な天気だ。つい野分などという言葉を呟いてしまったが、念のため調べてみたら立春から210日前後に吹く強い風とあり、きょうあたりの風にも当てはまるらしい。もっと秋が深まったころの、荒涼とした野面を吹き抜ける冷たい風のことだと思いこんでいたのは、若いころに愛読した白土三平の「忍者武芸帳」の影響かも知れない。
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話題を変えるが、「貴婦人の丘」を象徴するダケカンバの木は、樹幹から伸びた太い枝が一本折れたままになっている。そのことが前から気になっていた。近いうちにあの場所で撮影の予定があり、制作側からその枝を撤去したいとの意向が伝えられていた。簡単にはいかなくても、彼らに任せてしまえば済む話だが、機材の搬入路の整備もしておかなければならないため、ついでに片付けてしまうことにした。
予想通り、これがなかなか大変な仕事で、とてもチェーンソー1台あれば簡単に終わるような仕事ではなかった。というのも、実は長い梯子もなければ、木によじ登ってみたが適当な足場がなく、折れた枝はかなり上部にあり太くて手強い。そこで思案の末に思い付いたのが投げ縄であった。枝にロープを絡ませ、もう一方の端を軽トラに結び付け引っ張ろうというのだ。
小屋に戻り、長めのロープを用意し、その先端に錘の役目をさせる木を結び付けた。そうそう思い通りにはいかないと覚悟はしていたものの、やってみるとこの方法は決して悪くないことが分かった。
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軽トラを使うまでもなく、結果はこの通り。露天風呂の燃料やスエーデントーチとして利用できるだろう。それにしても、いい歳をして木から落ちたりせずに終わってよかった。嗤い者になる。
本日はこの辺で。