Photo by Nzaki氏
昨日は「野分」で、きょうは秋の長雨「秋霖」を思わせるような天気だ。これは通過中の台風と、これから接近してくる大型台風の影響だろう。「河川の氾濫、低い土地の浸水・・・」お定まりの注意喚起が、また気象予報の中で始まった。
しかし、それを言っておけば気象庁は役目を果たしたことになるかも知れないが、これら大規模災害に対しての恐れをいくら言われても、個人でできる防災の範囲は高が知れてるし、それを越えてしまう場合が多い。一級河川の堤防が決壊した場合を考えてみれば分かる。せいぜい身を守る努力をするぐらいが精一杯ではないかと思う。警報を鳴らす相手が他にもいることだし。
それと前にも言ったが、「ハザードマップ(hazard map)」などと言うおかしな片仮名語は止めて、「災害予測地図」とかなんとか、もっと誰にでも分かる名称を使うべきではないか。多くの人が、この大切な災害情報を身近な物として認識するためにも。
きょうは商工会議所の人たちが「法華道」を歩く企画の下準備のために来ることになっているが、この天気ではさてどうだろうか。時々思い出したように、こんな話が飛び込んでくる。それでも静かな古道はそのままにしておきたいし、そこで識った諸々の想いは訪れた人の心に残ればそれでいいという気がしている。
あたかも地方の活性化の救世主のように、観光という言葉が安易に使われる。しかし、今度のcovid-19禍でも分かるように、観光業の脆弱性が露呈したと思う。上っ調子でなく、なんて言えば怒る人もいようが、この機会にもう一度、観光ということを考えてみてはどうだろうか。
建物や施設など、"業"が自然と一体化するまでには時が必要で、そればかりか、その過程で自然に負けてしまう場合もあれば、逆に自然が倒されてしまうこともある。今や地球上のどこへでもTVカメラが入り、未踏の地が消えつつあり、"業"がそれを虎視眈々と狙う。それを、複雑な思いで眺めている。
赤羽さん、そうですか。行動力は変わらずですね、それに寿も加わり何よりです。果報者に第2の人生が始まりますか、ムー、bon voyage。
Nzaki君、この天体写真を見て、かんとさんが悶えるかも知れません。多謝。
本日はこの辺で。