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朝一番で、第4牧区の電気牧柵の通電の状況を点検をしてきた。昨日、一部を立ち上げたばかりで、鹿に切られてはいないかという心配があった。これからはこういう仕事が増える。幸い、電圧は9、000ボルトほど出ていてまずまずだった。小入笠の頭までこの電牧作業は続く。
電気を通す2本のアルミ線はできるだけピンと張る。支柱や碍子の中には交換を迫るのが多いのは、かなりの年代物だから仕方がない。それに厄介極まりない徒長したコナシの枝や、蝶のアサギマダラが好きなメギも牧柵の通電を邪魔しようとするから、これらも目の付く限り処理する必要がある。
その仕事と併せて、昨日は同牧区の通常牧柵の点検と補修も行い、7,8本の支柱を打ち換えたり、有刺鉄線を張り替えたりした。どれも使い回しである。
こういう仕事を牛が上がってくる前に毎年繰り返すのだが、だらしなく見えていた牧柵に再び緊張感が生まれ、それを見て牧守は一人でささやかな満足感を味わうのだ。
やはり体力をかなり消耗する。特に支柱を運び上げたり、それを打ち込むくい打ち、通称バズーカ砲、を使う際にはかなりの体力が要る。
そのバズーカは筒状になっていて、その中にあらかじめ立てておいた支柱を入れ、上下させることにより打ち込みが少しづつ進んでいく。1本打ち込むのに10回ぐらいの上下では終わらないこともある。普通は一人助手が付く。
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昨夜も、いつの間にか眠ってしまっていた。多分、8時ごろだったと思う。朝起きたら炬燵の上に殆ど口を付けてない2本目のビールが残っていた。このごろはいつも、知らない間に眠りに陥ちてしまっている。
2本飲んだのには理由があった。今回も守秘義務があり詳しいことは呟けないが、24日、26日とあるCMの撮影があり、何とか無事に終わったのでとり敢えずは慰労の意味で、いつもよりか少し多めの独酌を許すことにしたのだ。
日本酒はどれも残り少なく、やむを得ず3種の銘柄を混ぜて2合にして飲んだ。ところが、思いがけずもこれがなかなかの味で、酒の味の分からない者を大いに喜ばせ、酔わせてくれた。
牧守は短気にして単純。
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本日はこの辺で。明日は沈黙します。