春の嵐とでもいうのか、風が強い。気温も低い。それでも外に出てみたら、降り注ぐ早春の光は清冽で、明度は高く、季節の初々しさを感ずる。
上に行くのは止めにした。行っても雪のため峠どころか、その手前の枯木橋まで行けるかどうかも分からない。
野良に出始めた人を真似て重い腰をあげねばと思いつつ、しかしどうも調子が今ひとつだ。
二日ほど続けて9時間も一気通貫で眠れば、さすがに昨夜は7時間ほど眠ったら目が覚めて、再び寝付くことができなかった。
仕方なく起き出して、それから3時間ほど経った。ところがどうも寝不足感を払拭できず欠伸が出て、頭の中もぼやけたままだ。普通なら7時間も眠れば充分のはずだが、冬ごもりの間に嗜眠癖が高じて、そういう体質になってしまったかも分からない。中断。
もう一つの欲求、食について、常々美味い物を食べたいと品もなく呟いてばかりいる。清貧が聞いて呆れると思われているかも知れない。
ただ、徒に美味い物を欲するという他に、丸元淑生先生に私淑した者として、栄養的に充実した物を食べたいという欲求もある。これができた時の満足感、充実感は美味い物を食べた後に勝るとも劣らず、段々と食の傾向はそっちの方向へ向かうような気がする。
例えば、このごろは有益な食品の頭を取って並べた「まごわやさしい」に習い、豆は大正金時豆のサラダと、中毒化しているピーナツと豆腐。ゴマもよく食す。和え物にするため、すり鉢で粒をすりおろす手間を厭わない。チリメンジャコやヨーグルトを摂り、カルシューム不足で短気を起こさないように気を付けている。
野菜はサラダなら栄養が網羅的にあるとか聞くレタスを主に食べ、名産山形村の長芋やワカメをこれに加えることもある。うどんのツユ、味噌汁には化学調味料も使うが、鰹節も必ず加え、入魂する時はスルメも欠かさない。
シイタケは煮物やオレ流リゾットには欠かせず、保存に冷凍している。肝心な主菜は、原則魚が中心で、仕事との縁もあるから肉はなるべく控えるようにしている。しかし、たまに牛さんを食すと美味いネー。
ムー、寝不足のせいでおかしなことを呟き始めた。もうここまでにしておこう。
赤羽さんそれはおめでとうございます。賑やかな節句になりますね。ついでながら、わが家ではちらし寿司には必ずクルミの実を刻んで入れるのが何代も続く流儀です。
本日はこの辺で、明日は沈黙いたします。