入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     24年「春」(14)

2024年03月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょうもぐずついた天気だ。昨夜降った水気の多い雪は、隙あらばまた降るぞと言ってるようで、どうもこんな天気が週末までつづくらしい。
 春の水気をたっぷりと含んだ雪は重く、表土の薄い入笠では倒木の心配が出てくる。二年前だったか、ド日陰の辺りから何本もの落葉松の倒木のせいで仕事始めから通行止めを喰らい、仕方なく焼き合わせから苦労して「鐘打ち平」へ抜け、牧場の東門から先は雪に阻まれ車を捨てて歩いた。
 チェーンソーを持って引き返し、再度ド日陰に戻って倒木処理を始めたが、その数が多過ぎてとても一人の手になど負えそうもなく途方に暮れた。
 幸いこの時は別の工事で重機が上がってきて、あの土を掘る長い手で片っ端から倒木を引きづり落としてくれるという。有難かった。通れるまでには幾日もかかったが、そんなことが起きてたことなど下では誰も知らない。

 赤羽さんの懇篤な通信を拝読しました。とても有難い意見、忠告として受け止めました。
 しかし、上のことなど気に掛ける人がいるのかいないのか、ご存知のようにあそこにはベンチはおろかテーブルすらないのですよ。やはり、残念ながら自然のままを楽しんでもらう、現状ではそれしかないのです。
 サッカーでもラグビーでも、マラソンの高地トレーニング(これはcovid-19にやられました)でも、いや樹木葬まで、それこそいろいろ考えました。第1牧区の三角点のある小高い丘に吊り橋を架ける案は、現在も捨てきれない思いがあります。
 それでも今は、赤羽さんがおっしゃるように「自然と景色と空気と水と音の素晴らしさに触れて、夜は焚火と星を加える 」、そしてここのもうひとつの惹句「混雑させないキャンプ場」で売っていくしかないのです。
 詳しいことを呟くことはできませんが、これでもまだ農協の組合員から苦情が出るようなことはないと思っています。
 
 呟きの題名を「春」にしたら、それを嘲うように天気が冬に戻ってしまった。入笠の東門近くにはこんな廃屋があったことを覚えている人もいると思う。あのころは、「キャンプ」と並んで「飯盒炊さん」なんて言葉も使われていた。
 M田さん、フジズルなら大小いくらでもありますよ!
 本日はこの辺で。
コメント
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