■カドミウム公害が全国的に有名になってから既に半世紀近い歳月が経過しているにもかかわらず、相変わらず重金属汚染土地を周辺に抱えて平然としている東邦亜鉛は、7月12日から9月5日まで約2ヶ月間、安中製錬所を操業休止予定ですが、それでも年産11万トン以上の亜鉛製錬を行なう日本でも有数の製錬所です。
↑東邦亜鉛小名浜製錬所から亜鉛精鉱を毎日1回輸送する無蓋型貨車(ホキ25000型:1999年日本車輌製、車輌全長14.186m、積載荷重40t)と、スイッチャー用機関車DB301(日本車輌製、牽引力25t)。これらも安中製錬所の操業休止の為、7月9日から運休中。6月28日撮影。↑
カドミ公害問題で全国に名を馳せた東邦亜鉛の二枚舌は、同じく二枚舌を多用する地元市長とタイアップして、重金属汚染土地問題をずっと先送りにしてきました。この件で、業を煮やした地元北野殿の住民は、平成24年4月29日に、群馬県の担当職員らを呼んで、出前講座を開催しましたが、肝心の安中市長をはじめ、市職員は誰一人として参加しませんでした。勿論、安中市が出なければ東邦亜鉛の関係者も顔を出すはずもありません。こうした中で、出前講座は後半に差し掛かりました。
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場内:(挙手あり)
区長:はい。
住民G:あのう、まあ、あのう、農地改良、カドミウムですね。農地改良なんですけども、(土を)替えると言うのは、畑地を、何センチをどのようにするか。30センチの土を、例えば採って、あれをするのか。まあ、その、やはり、どういうふうに農地改良をするのか、説明会をするのか。あと、今言った図面ですね。どうに、今計画が、その図面が進んでいるのか、そこを見せて頂けるのか?ただ、図面を見ないで本同意すると言うんじゃちょっと。私もちょっと・・あの、同意、まあ、同意したいとは思いますけども、それをぜひ見せて頂きたいと思うんですよね。その辺はどうなっているんですか?
区長:今、そのような意見が出たんですけどもそれに対して。
県職員B:まあ、あのう、図面は多分、別に隠すものでもないでしょうから、それ、皆さんに前に見せたものがありますので、当然市のほうに行けば、それば見られるんじゃないかと思いますよね。あとまあ、あのう、土壌改良の、その、厚さの関係ですけども、これはあのう、一応今の予定ではですね。これ、当然あのう、うーんと、会社に近い方は、ま、あのう、まあ、カドミウムの濃度も高いということで一応、あのう、30cm剥いで、剥いだ分だけの土を入れると。
住民G:30センチですか?
県職員B:いや近いほうですね、だんだん遠い方になるに連れて、それが20センチになる地域もありますし、15センチになる地域もあると、いうことです。だから、それは、あのう、一概に、あのう、全部がそういう意味なんですね。ちょっと土壌中の濃度によって、その、厚さは変わって来るということですね。
県職員E:あと、本同意の方の、資料の公表の話ですけども、やはり、あのう、本同意になりますと、最終的に、判断をもらうわけですから、どこの土地が事業に参加するのか、で、あとは全体の事業費がいくらになるのか。で、あとはそれぞれの公共機関、あるいは農家の人の、費用の割合はどうするのか。それら、あとは道路の計画、排水の計画ですね。それらを決めて、報告して持って行きますので、その時には図面がないだとか、あのう、参加者が分からないっていうことは無いと思うんです。そのような資料を作って、こういうところへ持ってくるつもりです。
住民B:いいですか?そうすると、あのう、汚染地域があらいね。客土する地域。地域は大体確決定しているわけですか?
県職員B;そうですね。それはその、先ほど言った・・。
住民B:さっき、ほら、1ppmと言ったいね?
県職員B:はい。
住民B:そうすると0.4でしょ?違ってくるんだいね。0.4に合わせて、どうなるのか?
県職員B:そうですね。あのう、基本的にはですね。あの、今の、あの、まあその、出来てある図面というのは、なんというんですか、野殿というか、ここの地域を、こう囲むような形で、ま、水路とかそういうもので区分けしてあるんですけども、当然あのう、当時はそのう、まあ、我々、指定地って言っているんですけども、要するにオカボを植えて、玄米中の濃度が1を超えたところは、その、要するに指定地という言い方しているわけですね。で、それ以外に、ま、ここの場合は、その、当時、オカボを作っていないところ、桑園だったところは指定地じゃないわけなんですよ。一応。で、結局、その指定地にするということは、あのう、玄米中の・・・ま、畑ですから、水田・・・ま、あの、なんというんか、おコメというか、水稲ということは無いと思うのですけど、結局、陸稲しかないんですけど、陸稲中の、陸稲を植えてですね、これから農業をやって行く上で、陸稲を私は植えますよと、土地改良をしたあとで植えますよ、っていうような。で、あと、今でも陸稲をもう植えたいんだと。そういうような意向があれば、今、ここ、くくっている範囲・・・範囲よりも、当然0.4になったわけですから、そういう意向があれば、そこは指定地という扱いにもできるかなと思うんですけど。その辺のですね。意向・・意向の調査というんですか。そういうのも、皆さんに聞いてがないと、その範囲も決まらないと。ただまあ、今のあれから言えば、多分・・やると言うことになると思いますが。
場内参加者:(ガヤガヤ)
県職員B:あのう、今の範囲で、あのう、やるということになると思います。
住民H:ちょっとすいません。それじゃあ、東邦亜鉛の横の土地でオカボを作る人?これは居っこないですよ。
県職員B:東邦亜鉛のところはもう、範囲に指定に入っちゃっていますから、それは大丈夫だと思いますよね。
住民F:今話がでたようにオカボを作る人はいないですよね。で、ここは公害地と言われているんです。公害地というのは土の中に0.1から、また、0.4と数値があがりましたけど、うカドミウムが含まれているというところは、公害地じゃないんですか?
県職員B:あのう、先程も言っていますように、あくまでも玄米中の濃度での判断ということになっているんです。
場内:(いろいろどよめく)
住民F:他にも、そういうところで争い、イザコザについて、そういうものについては、我々は阿賀野川とか神通川とかではないけども、そのように危険な場所というような感じで、我々も居るわけですよ。で、ここのところを売買する場合に、公害地というんだよということで話しが止まってしまう問題もある。その公害の土地に、陸稲を作るだとか、桑畑なんか、そんなんで分けるというのは、やっぱし住民の気持ちと、乖離している感じだよね。それから、さきほど野口さんの話で、これを特別な事業だから、負担金は無いですよね?東邦亜鉛と国と市とで。
住民I:改良方式でいけば地元負担金はでてくるんじゃないかね。
地元の負担はいらない?
ないかい?
ないんだよ。
今の・・。
その辺だっても若い人たちは分からないから・・
住民F:だから、その時の話。あのう、話、(6)の計画というのは現在、つながってくるのかどうか?
県職員B:あくまでも先ほど言ったように公害の事業でやる場合には、あのう、地元の負担は無いんです。
住民F:この前、土壌改良と区画整理方式でやるのも、特別な土壌汚染法とか、そういう問題で負担は地元にはないということ?
県職員B:ええ、だから、公害の事業でやる分にはあの地元の負担は無いと。
住民F:じゃあ、ないわけですね。それはっきりしてもらわないと。
県職員B:公害事業ということですよね?違う事業でやる場合はそれはまた、話は違ってきます。
司会:それとあと、あの、話の中で、勘違いすると思うんですけどね。オカボを作るということは、まあ、土地改良のこの全域を全部オカボじゃないんです。いわゆる、たとえば北野殿だら北野殿の中に、4、5点の土地を設けて、それも、1反分のうち、まあ、すこし、1畝ぐれえとか、それ以下の面積を試験的に作るということと、合わせて、他の事業が進行していると思うんでうよね、全員が陸稲を作って、公害があったら、とか、そいうことじゃないんです。なかなかその辺がね。純粋に考えるとね。全員が作るような錯覚もおこすけど、そういうことじゃありませんから。
住民D:それで、あの、オカボを(安中製錬所から)100m以内で作っているんですけど。今年も作るんですけど、それは作っちゃいけないんですか?
住民:そんあこたぁねぇよ。
場内:それで測ってもらってるだらね。
司会:いや、作って、もし、あの、ppmが高くっても、国で言うのは、自分で食うのは構わねえんだね。
住民D:ああ、じゃあ大丈夫だね。(場内苦笑)
司会:販売は禁じられているかもしれねえやの。または赤札を付けて・・えー・・集荷場所・・
住民B:まあ、売れねえやの。
住民D:それから、あと、東邦亜鉛から降下煤塵でカドミウムが出ているんですよ。今でも。出ているんです。
住民J:出てるっつうの?
住民I:出るっつうことはねえやな・・・。
県職員B:あの、ちょっと降下煤塵の方は、ちょっと私もよく詳しく分からないんですけども、まあ、あのう、当然、そのう、県の環境・・・我われのほうじゃなくて、環境部局のほうでちゃんとモニタリングをしたりしていると思うんですけど・・。
住民D:環境の方のモニタリングでホームページに出てでているんですけど、非常に分かりにくい。
県職員:ああそうですか。
住民D:単位が。0.145トン。それが100・・・1キロ平方メートルあたりとか。じゃあ1反分に幾ら降り注いでいるのか、というのが分からないので。実際には、その1カ月の量で計ってますから、もう、土地改良やるって言ってから40年経つっていうんですよ。もうみんなが1反分あたり、あれですよ。カド・・あのう、石灰を、農協から買ってきて撒いたくらいの量が、もう40年間にわたって。こう続いているんですからね。その辺の、県の横のつながりというか、今、おっしゃったのは、あの、そういったものもあるんだから、公害に関してはいろいろあると思うんですね。その辺はどうなっているんですか?もう農政は農政だけなんですか?
県職員B:いや、そんなことはないんですけども。いやちょっと、さきほど、言ったように測定はしているが。
住民D:そこのところで、いま行政指導をしてもらえないんですか?
県職員B:ひとつはその辺は・・・
住民E:それで、その前に指導というのはできないんですか?農政の方からは。環境しかできないんですか?
県職員B:まあその・・・
住民D:立入調査とか。
県職員E:うちのほうはね。ちょっとできないですね。それはあの、環境サイドの考えれば、ということになると思うんですけど。
住民D:今でも(降下煤塵が)降っているんで、土地改良したってまたダメじゃないですか?客土したってまた、客土やらなくちゃ、(県で)横のつながりをもっと指導監督をもっと強化してやってもらわない限り、いつになってもまた同じこと繰り返しだと思うんですよ。ぜひ県の方は指導する立場であるんですから、ぜひやっていただきたいんですよ。か
県職員E:環境の方からの観点からやっていただいて。
区長:確かにあのう、今、その、出ましたこと。そうだと思うんですよね。いちおうやっても、出てれば、また蓄積されて、同じことを繰り返さなければ、問題になるんで、
場内:そうそう。
区長:そこのところはやはり、環境関係の方もあれを調べて・・
場内:(東邦亜鉛が)運営している限りはダメなんだいね。
住民E:ちなみに1反分あたり今、県のホームページでいくと、1反分あたり2キロ近く(カドミウムが)降っているんですよ、年間。
区長:それじゃあ同じになっちゃう。
住民D:同じですよ。それで水には溶けないんですよね、カドミは。残るんですよ。溶けて岩井の方に行っちゃうわけではないんですよ。野殿に残るんですよ。そのまま降ってきて。野菜なかんか、例えばコメを作るとあるが、そこにみんな入っていくんですよ。それで、みんな口に入るんですよ、我々の。あのソニーのプレイステーションは、あのう、ヨーロッパでカドミウムが少し入っているだけで、もう、全部あれ、売れなくなっちゃったのに、それくらい向こうは厳しいのに、なぜここはこんないやさしいのかが、よく分からない。県の方、国の方、もう少し真剣になって我々のことを考えてほしいんですよね。
住民B:カドミウムは、あの、3000年・・・降ってから3000年以上たたないと消滅していかないという、よく言われているんですけど。
区長:そうですよね。
住民B:3000年。
市議:それだけ降っていれば、害がないかどうか、害があるということであれば市議会で対応しなければね。
県議:降下煤塵という問題はまた別の問題になりまるけど・・。
住民D:やらねえことには。でも、やっても且つこんな状態では・・。だって、今の県のホームページにも出ていますから。降下煤塵が。
司会:あの、先言って。あのう、煤塵の中にカドミがあると思うんですよ。で、じゃあ改良しても、ダメだとか、同じじゃあなくって、改良して何年か、何十年かは、いいと思うんですよね。で、また、そのその後同じになる分でも、時にレッテル剥ぐためだけの問題としても、改良はすべきだと思います。それでいつまた、今と同じような状態が起こるかは、それは分からないけど。やっぱり、じゃあ、いずれまた、それ(カドミウムを含む降下煤塵)が降るからって、なにもしねえで、腕を組んでいたんじゃ、レッテルが剥げるわけではないし、いわゆるここで生きている為にも困るし、土地の価値もマイナスだしね。そういう面からどうしてもやるべきだと思って、前向きな方向で進んでいかないと、そうでなくても40年も貧乏してて、なお心まで萎縮していぐんで、事業はどうしても、かじりついてもやるんだという熱意で、やって、頑張って頂きたいと思います。
市議:いいですか。よろしいですか?
区長:はい。
市議:私もまあ、今までこの問題で係っていて、で、雲をつかむような話で。市に言えば住民の意思があのう、固まらないからであるとか、そういうことで逃げるし、でまた、あのう、県に行けば地元の問題ですからとか、と、いうことでお互いがやる気があるんだろうけども、結局なんか、すっと消えていっちゃうみたいな、なんか変な状況で。で、また、あのう、コーデックス委員会の話が出てきたりして、当面無理ですだとか。それで延びて来たと思うんです。その間にあのう、突然、あのう市民墓地の問題が出てきたりだとか、まあ、昨年あたりですと、太陽光発電の、ソーラー発電ですか、その問題が出てきたりとか。なんかこう、話を分かりずらく、分かりずらく、こうして行っちゃっているような。そういう、こう、ことも感じたものですから。やはり、こう、ここで、この皆さんのご意見聞いていて、やはり本当に皆さんご苦労していて、こういう40年なり、戦ってきているわけですから、やはり今ここで、皆さんの意思を、お聞きしていると、やはりこれ、やるべきだっていう意見で固まっていると思うんで、やはり具体的にもう、そんなことは構わず、もう、とにかく、3年計画なり5年計画で、きちっとそれを追ってって、それを、問題を、・・・があるなら、ハードルがあるならハードルを皆さんで越えていくようなことで、具体的にこう話しを進めていかないといけないんじゃないかな、っていうふうに私は思います。誰かのせいにしちゃって、じゃあそれだから、もうちょっと置いとくべ、ということで今まで来ちゃったわけですから。やはり、その辺をきちっと整理して、で、問題があるなら問題があると言うことで、それをどう解決すべきかということでの、具体的な話にしていかなければいけないんじゃないかと思います。で、また市のほうも、あのう、やはり、そういう積極的な姿勢というのは、なかなか、私も、あのう、関わってて、見受けられない面がありますので、ケツをひっぱたいて、あのう、積極的に、皆さんと一緒にこう、出来るような形にしていかなくちゃいけないなという課題が一つあると思うんです。はい、以上です。
司会:それと、ちょっと、いいですか?
区長:はい。
司会:あの、ときどきコマ切れで喋って申し訳ねぇんだけど。いぜんね、ここのところの書類でも53年ごろかな。地元の事情で事業云々ってあるけれど、会社側は、あの、負担する予定の金額が出せねえとか、赤字で大変だったっていうことの経過が今までにあるんですよ。だけど今ここにきて、数年前から、円高で、今事業をやってくれりゃあ、会社はこの時期だらホクホクだっつってて。去年あたりも電気が足りないから云々と言っているけども、日本の精製する事業の中の、・・・品度、まあ例えば95%程度のやつを、それを再生して99点いくつの数字にするだけで、電気もあんまり要らないし、会社は今年苦しきゃあ、まあ、事業、去年あたりもそうだけど、あの時に事業を休んで協力してて、ボロ儲けしているんだいね。この時にカネ出すんだらいくらでも出せるんならいくらでも出せるような表現をしているんですよ、会社は。だから、これを逃したらダメで、まああの、県との話し合いの時にも、去年の8月にも、ちょっと私はその発言したと思うんですけども、市側の方にも課長や係長にその話をしているんでね。なんとか話が円高で、東邦亜鉛がボロ儲けしているうちに始まってくれりゃあ有りがたいなあ、と思っているんですけど。以前とは会社はまるで違って、前は、カネが足んなけりゃあ、国に借りてもらうような話で突っかかってきたことも、いるんですよ。それをまた支援していた地元住民もおりまして、なかなかその辺だと思うね。事業が、ちょっと地元の関係が進まなかったっつうのは。今、とんでもないんです。会社の方が「早くしてくれ」って、言っている現状ですから。あのう、会社の負担分は楽々出せると思うんですよね。あとは、市にしっかりしてもらやぁ、事業はどんどん他の、役構成で、事業が動き出せるんじゃないかと思われるくらい、急いでもいますけど、気持ちが焦っていますけど、進んで行って、その件でのろけりゃあ、市と県に、まっと急いで下さいとお願いしてもいいんですよね。まるで会社の状況は違いますから、またそれを支援していた人が、あの、前は居たようでしたけどね。最近は引っ込んでいますけども。
市議:私も関連で、東邦亜鉛の方に確認してありますけども、あのう、積極的に進めますと言うことで、それは言われておりますので、それは大丈夫だと思います。
区長:じゃあ、今そういうまあ、お話の中でですね。要するに、会社側は前向きな姿勢っていうか、実行する方向に居るんで、何かの壁が一つあるっていうような感じもするんですね。その壁をやっぱりぶっこわさなければだめだ。地域において皆さんがそういう気持ちになっている中、ある壁があって、それができないんなら、その壁を皆でぶち壊してやっていかなければダメだと思う。それには、ここから北の53人には土壌汚染対策計画というのから、平成4年にですね。区画整理方式っていうふうに変わって来たわけですよね?そうすると、やはり区画整理が中心になって、今後もそれに向かって進めて行くっというような方向になるんですかね?
県職員:一応あのう、先ほどもお話ししたように、あの、去年7月のそのう、推進委員会ですかね。そこの推進委員会の中では要するにその、もう区画整理の計画がある程度、今、出来ていますので、それを基本に、あのう、やって下さいと、そういう要望がありました。
区長:はい。今、あのう、県の方からそういう説明がございましたけれども、その方式でまず、全部が全部一緒になってやっていくというと、ごっちゃになっちゃって、一つも一つも解決しないで、一つずつ、あの、やはり、実現に向かってですね。実行してがないと、ただ、あの、言っているだけで前へ進まないという形になりますので、まずはここから先にやっていこうということを決めてですね。これからやっていきたいと思うんですけども。ただ、今回ですね。まあ、あのう、私もはっきりと言いたくは無いんですけども、市がどうして出て来ないかということも、皆さん言わなくても分かっていると思います。まずこれを解決していかないと、これは進めていくことはできないと思うんですよね。だから、やはりここの地域に住む一区民としても、みな、この地区の人たちの真剣になっている姿をですね、(安中市にも)見てほしかったということは、まあ、私の今回、こう、さしていただいて、また出席させてもらってですね、一緒につきあいました。まあ今日は本当に、長い時間ですね、県の講師の方々にいろいろと話して頂きまして、まず一つ、明らかになったということは、会社側もやはり、地域の方から言ってくれば、やるんだ、という気持ちが、あるっていうことをですね。まずひとつですね、分かりました。であるならば、会社を、ま、一番の問題だと言うのが、お金を出すところだと思うんですよね。そこがOKならば、別に問題ないわけですよ。あとは、皆さん方がどういうふうにしてったら、いいかっていうことを考えていけば、一歩一歩進んでいくと思うんですよね。じゃあ一応ですね・・。
県議:じゃあいいですか?
区長:はい。
県議:今、あのう、区長さんがだいぶまとめて頂きましたけども、えー、あれですかね、、このう、区画整理による、この、公害防除の土地改良事業というのを、今あのう、しばらく停滞しましたけども、あの、進み出しているというか、進んでいくという方向ではあるということで、まず1点。室長の方は、いかがですか?そういう、進んでいく方向で今いる、ということでよいのですか?県も市も。
県職員B:まあ、当然、ま、去年から、そういう形で、ええ、やらせて頂いて。はい。
県議:昨年からですね。あのう、推進委員会の皆さんの協力もあって、進んでいくという方向で今、いるということでございますんで。そうすると、ここ、たとえば、あのう、いろいろな質問がありましたけど、まずどんなことがやられているのか。この地域にとって、私たちがどういう心構えで、あのう、何を、こう、されるということ、こう、考えればよいのか。心構えでいればいいのか、ということ。そういうことは?。
県職員B:あのう、ま、先程も申し上げましたように、大体の、その、今、計画図というのは、平成6,7年位に作った計画がありますので、それは基本にはなるか、とはと思うんですよね。ただそれはあのう、ただ、あのう、区画整理でありますから、あのう、一部売りたいと言う人のを集めて公園を作ったり、という経過があるので、計画があるので、ただ、その公園が、市が買うのか、どこがどうするのか。そういった話もありますし、で、当然、そのう、公園にするということは、あのう、土地を売りたいっていう人もいるかと思うんですよね。だから、そういった土地利用計画っていうのを、まず、こう、しっかり、この地域は、こういう、ここは公園にしますよと。ここはこういう農地にしますよと。そういう計画をまず作んないと、あの、いけないものですから、それであの、まあ、対策計画と言っているんですけれども、その中にそれを盛り込んで、県の環境審議会にも掛けなければいけませんし、当然国にも提示しなければいけないし。そこがまず、だから、ここにも書いてありますように、土地利用計画というんですかね。あとは事業、これは事業計画ですけども。その辺のやつをこう、これから皆さんの意見を聞きながらですね。まずは作っていくのが、あの、最初かなと。あくまでも、その、土地・・・あの、区画整理でやりますから、当然皆さんの同意も必要ですし、あの、皆さんの土地を動かすわけですから、その辺の、あの、こういう形ならいいよと、いうのを作っていくのが一番初めじゃないかなと思います。まあ、それちょっと、市の方が中心となってやって行くんだと思いますが。
県議:そうですね。はい。今の話ですと、当初平成7、8年頃に出来た大まかな図面がありますね。それに基づいて、あのう、基準にして、そのう、この土地利用計画ですか。じゃあ、このように公園にするところに、売りたい人の土地を集めて、とか、あと、道はここに、こうしようとか、そういう土地の利用計画を、それは市の農林課があるんですけど。農林課ですよね?
市議:そうですね。
県議:市の農林課が中心になって、この地元の皆さんと協議をして作るということなんですね?
県職員:まあ、そういういうことですね。皆さんのアンケートを聞くなりして、当然、あの、売りたいと言う意向が少なければ、その、公園のね、場所とか、位置なんかも、変わって来るかもしれませんし、逆に多っていうことになれば、はあ、公園を幾つかにこう、というような話にもなりますが、その辺の土地の利用のですね、あのう・・・計画で、あの、対策計画っていうのは、あの、ま、県で作るわけですけども、当然そういう面積をですね。例えば、事業した後に農地という必要、利用というするのは何ヘクタールであるとか、農地で、例えば公園にするとか宅地にするよ、と、そういう計画を入れなくちゃいけないんですよね、その辺のまず計画を作るのが、あのう、一番。なんていうんですかね、かなと思うんですよね。後は、当然ここにも書いてありますように、あのう、当然先ほど言ったように、あのう、客土で土持ってきますので、あの、どこから土を持ってくるかという場所もですね。あの、選定しなくちゃならない。これも大きな問題なんです。
県議:で、そのう、2つあります。土地利用を作る為に、それは県が作るんだけど、市が中心になって地元の皆さんのところに入って、意向だとかそういうものを確認しながら、そのう、計画に、を、つくる、もとのデータを、こう、地元の住民から、こう、吸い上げて行くということでいいんですかね?そうすると、私たちは、いろいろなアンケートを取られたりとか、あるいは意見を聞かれたリするとか、こういう場でいろいろな話し合いがあったり、ということが行なわれたりすると、いうことでいいですかね。それを市が中心になって。
県職員B:そうですね。あくまでも、地元の話ですから、市が中心になって、ここの地域はこういう形にしますよという計画はですね。それは地元対策なんで、市がやって頂くと。まあ最終的にはね。
県議B:最終的にそれを国なりに出すのは、県が作るけども、その元のいろいろな住民の意向は市が吸い上げていくということでいいんですね?
県職員B:はい。
県職員E:えーと、最終的にですね。この事業が県のですね。群馬県営事業として実施するということになるとすれば、最終的な取りまとめは県がします。で、事業計画の取りまとめは、県の方ですけども、その、そこまでに至る地元ととですね。ええ、地元の要望を吸い上げたり、あるいは、非農用地等については、公園とか、その辺の計画があって、市が最終的には指定とかして、というような計画の扱いになると思う。地元では市がやる。まああの、県は協力しないということじゃなくて、勿論市と県と協力してということ。
住民B:ちょっと話がおかしくなっちゃっているんで、ちょっと聞きたいんです。私がこの役員をしたときに、この事業の目的は何かということを説明されたんですよ。で、その時に、もう、この、あの、客土の問題は、あの、優良農地をつくる、優良農地を回復するんだという目的なんですよ、と俺は再三言われたんですよ。それが全然違ってきちゃった。理由というものの一貫性というのが無いんじゃないか?
場内:(ガヤガヤ)
住民B:やかましいやい。・・・やかましいやい。
県職員:いやいやあのう、農地は、それは皆さんの希望でですね。
住民B:そう聞いたこと、ないんですよ!まだ。
県職員:それは農地にやってくれって言えば、当然公園なんかいらないから、全部農地としてやってくれっていえば、そういうことはそれで、そういう計画ができるわけですよね。だからそれは・・・
区長:今あのう、今ですね。私もまあ、いろいろなことで頭の方が、あっちいったりこっちいったりしているんですけども、まず一番最初に分かった事は、まず地域、市が中心になってまず第一歩を踏み出すこと。それから始まって行くんだということは、分かりました。ですからそれに対する、今度は実行委員会じゃないですけども、そういう組織を作って、本当に専門的にっていうか、それに向かってのですね。あの、やはり、組織を作っていかなきゃならないということです。ただ、ここで、わーわーわーわー言ってたって、それで出来ることじゃなくて。
住民B:勿論、組織はね。これ、推進するっつう組織はあるんですよ。推進委員会が。
区長:そしたら、そこがですね、中心になって・・・。
住民B:それがまた、違う・・・ゼロからやり直すと言うことになるんですか?
区長:いや、そうではなくって。
市議:意味が違う。
住民B:それなら、やめますよ。
区長:そういうことでなくて、そういう組織があるならば、そこが中心になって、進めていく段階。要するに、これは、その、過去のことが大切なんですけども、それを言っていたら前に進めないんで、今ここの時点からですね。やはりやっていくという、実行していくという組織を作っていかないと、それは、もう、今ある、組織でもいいんですよ。それがもう、新規に、その、続けて来たことをですね。踏まえて、やっていけばいいことだと思うんですよ。そうでないと、いつになっても、繰り返しというか、どんでん返しじゃないけども、前へ進まないんですよね。だから、まず、ここへ、なぜここへ集まって頂いたかというと、前に進むことを前提として、集まって頂いたわけですから。
住民B:だから今までのことをある程度確認をしてから進まないとね。確認を。だから、例えば県なんかに、前に最初に俺が聞いた時と違うことを言っているわけ。ね?そうじゃなくて、一貫してね。あのう、ずーっと引き継ぎして、しているんだろうから。そういうふうにしてもらわなけりゃあ、違うとこにいっちゃう。
市議:違わないんだよ。
司会:あんね。ちょっと今Bさんの言ったことが、要件がちょっと違っているかもしれないが、前はね。あのう、いわゆる東邦亜鉛公害に対する干渉地帯というような表現だったんですよ。公園ということでなく。それは、んだから、あのう、私がさっき言ったように、磯貝県議を中心に、あのう、県の方に陳情に行った時から、あのう、緩衝地帯ということは、あったんです。で、当時私は、農地がもってぇねぇから、乾燥地帯は作らねぇと言ったんだけでも、今こうに会話をしてきたり、長年経ってみると、売りたい人の為にも、その緩衝地帯なり、公園を設けて、協力を頂くという事については、致し方ないのではないかと思っているんですよ。当時の農地のもってぇなさから言って、県議と相当ケンカしたんですけど。
住民B:それはさ、話をさ、みんなしてさ。そういう確認をした上でさ。それじゃあ、それは、あれだと、現実的じゃないからと。
司会:それがだから公園という表現で。
住民B:ブンちゃん、言ったようなことで、行きましょうと、言うなら私はいいが。そうじゃねえ。
司会:だから、あのいろいろの説明と状態が、なかったかしんねえけど。あのう、公園ということは、緩衝地帯の意味で、意味だと思います。
住民B:公園というのは今初めて聞いた。
司会:その辺については、同じ会社側の土地の方へ作ることの問題としては、緩衝地帯っていう表現がスタートには使われていました。で、私はそのころね。緩衝地帯をもったいないから一番向こう側に市道を設ろと。そうすれば売買で、会社めったがこっちに出て来ないぞという案も出してやったり、土地がもったいないから道路の真ん中に堀を作って、中央センターラインのような形で水路を設ければ、それだけ面積が減らないということも智恵を絞ったりしてね。やったんですけども、やっぱりそれはだから、今公園というのは、いわゆる公園地帯というのは、いわゆる緩衝地帯というふうに解釈して頂いて、前向きな進行に、ぜひ協力をお願いします。
住民A:公園というのは、防波堤っていう感じだいね?(場内笑い)
場内から:そういうあれかも。
住民A:だから、東邦亜鉛の塀際から南にくれば来るほど、公害がないんだから、防波堤をつくって、その防波堤が緑地公園で。
司会:そうですね。
区長:今、Aさんがいいことを言った。すごいあれですよね、そういうことですよね。簡単に言えば。
住民A:農地はなくなりますよ。
場内から:それなら地震だって大丈夫だ。
区長:確かに分かりやすい説明で。
司会:地震だって大丈夫だよ。東邦亜鉛から向こうが崩れても。その堤防からこっちは助かるよ。
住民E:内容は違うよ。公害防止だよ。公害防止の防波堤だよ。地震じゃあないよ。
司会:いや、地震の話がでたから。地震でも大丈夫だっていうの。まああの、まあ、そういうゆるい気持での、ゆるい気持ちで、あのう、協力し合うべえ。
区長:そういうことだよ。
住民B:いい方向にいってもらえりゃぁいいんだよ。
区長:前の状況とは、今の状況っていうのは、変わってきていると思いますんで、今の状況に合わせた対策をしていうか、していかなきゃあいけないと思うんですよね。じゃああの、時間の方も来て、県の方たちももう時間が過ぎているんですけども、本当にこれで。すいません!それでですね、えーと、あの、まだ不十分だとか思いますが、第一歩といたしまして、このような皆さんの真剣さというか、いろいろな質問が出まして、本当にありがとうございます。ま、やる姿勢というか、皆さんの気持ちが伝わってきます。県の皆さんがたも本当にありがとうございました。
場内:(拍手)
司会:で、出来たら、あのう、事業が始まる時に必要な役職とか、そういう、ま、例えば、幹事委員だとか、いろいろあると思うんでね。そういうような話を、あの、前向きな姿勢で、やりてぇと思うんで、いろいろ教えて頂いたり、あのう、そういう形を推進委員会に中心に、部落でも体制を作ろうと思うんですけど。ぜひそういうご指導もよろしくお願いします。
場内から:よろしくお延害します。
司会:では最後に締めを。それでは、えー、閉会の挨拶、宮澤さん、お願いいたします
区長代理:えー、どうもきょうはいろいろとご苦労さんでした。いろいろ質問の中に、いろいろと出ましたけれども、これから百姓をやる人も、やらない人も、やはり、土地改良ということが、スタートラインに就くことだと思います。ぜひ、やってもらいたいと思います。県の方は。要するに具体化して、よろしくそのように進めて頂きたいと思います。今日はこれで終わりたいと思います。
場内:(拍手)
場内から:ああ、今ね。参考までだけど、市長はそこの畑で除草剤を撒いています。(場内笑い)
場内から:詳しい情報、ありがとうございました。
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【ひらく会情報部・この項おわり】