市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

沼津高専からも公開質問状への回答到来…「雑賀専用シェルター」の本領発揮!

2019-08-05 22:50:00 | 群馬高専アカハラ問題
■凄惨な被害を出した群馬高専アカハラ事件の犯人である雑賀洋平氏が、今年度から「人事交流」名目で沼津高専に逃亡していることは既報のとおりです。調査の結果、雑賀氏がほとんど同校で講義を受け持っておらず、勤務実態が不明であり、年間1千万円に及ぶ人件費が完全にドブ捨てになっていること、しかも沼津高専現校長の藤本晶氏と雑賀氏には昔の職場でのコネクションがあり、私的な縁故で便宜を図ったようであることが明るみに出ました。更に、沼津高専内部関係者からの情報提供で、実際に藤本校長の強い意向とパワハラ紛いの手法で雑賀氏を同校にねじ込んだ経緯があったこともわかりました。

 そうした状況を受け、当会では8月5日を回答期限として藤本晶校長および同校教育後援会宛に公開質問状を提出していたところ、8月1日付で教育後援会から回答がありました。経緯は以下の記事をご覧ください。
○2019年4月11日:【群馬高専】アカハラ主犯の雑賀教授が沼津高専に「人事交流」異動
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2929.html
○2019年7月18日:【群馬高専】アカハラ犯雑賀氏の沼津逃亡はコネの賜物?…アカハラ隠蔽協力・血税濫費・学校私物化を糺す公開質問状!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2985.html
○2019年7月25日:【緊急報告】沼津高専によるアカハラ犯雑賀氏受入れの内幕が明らかに…同校に響き渡った藤本校長の怒声!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2988.html
○2019年8月2日:沼津高専教育後援会から公開質問状への回答到来…案の定の日和見回答
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2995.html

■そのままもう一方の提出先である沼津高専校長・藤本晶氏からの回答を待っていたところ、上記後援会回答に先立つ7月31日付で、当会事務局宛に遅れて沼津高専からの回答が届きました。


 注目の沼津高専からの回答内容は次のとおりです。

*****公開質問状について(回答)*****ZIP ⇒ 20190803z.zip
                         令和元年7月31日
市民オンブズマン群馬
 代表 小 川  賢 様

                独立行政法人国立高等専門学校機構
                 沼津工業高等専門学校長 藤 本  晶

         公開質問状について(回答)

 令和元年7月18日文書にて照会のありましたこのことについて、下記のとおり回答いたします。

              記

【質問1】
 貴殿(ないし貴学)として、雑賀氏がアカデミックハラスメント問題を起こしている経緯を承知した上で人事交流を受け入れたのでしょうか? このことについて、受け入れる自学の教職員・学生およびその保護者らに、あらかじめ知らせていますか?

【回答1】
 そのような経緯は連絡を受けていません。


【質問2】
 貴殿(ないし貴学)は雑賀氏を特定の学科に配属させておらず、さらに講義をほとんど受け持たせていませんが、これはなぜでしょうか。異なる高専からの知見を教育研究に反映するという高専間人事交流の目的を満たせないばかりか、一千万円近くに及ぶ人件費の無駄遣いであると評さざるを得ないのですが、どのような見解をお持ちでしょうか。

【回答2】学科に所属しない人員枠で受け入れました。人事交流の目的も果たせています。

【質問3】
 貴殿(ないし貴学)と雑賀氏の間には十数年にわたり和歌山高専電子情報工学科の同僚であり、個人的な関係があったことが伺われますが、このように私的な縁故のある人物を特別待遇で迎え入れるというのは、学校の私物化ではないでしょうか。

【回答3】先方の申し出により受入れました。特別待遇ではありません。

**********

■という訳で、当会からの質問に真っ向から噛みついて否定する形での回答でした。読者の皆様が一読してお分かりのとおり、理由付けもない無茶苦茶な強弁ですので、特に論ずるに値しない代物です。

が、あえて当会から、アカデミアの長である藤本先生にご執筆頂いた「論文」に、ひとつひとつフランクに「突っ込み」を入れてみましょう。

【回答1】そのような経緯は連絡を受けていません。
《突っ込み1》⇒受入れ検討段階で事の経緯を知った学科長らが拒否を伝え、それを怒鳴りつけておいてまで「知りませんでした」は通りませんよ、藤本先生!

【回答2】学科に所属しない人員枠で受け入れました。人事交流の目的も果たせています。
《突っ込み2》⇒元からそんな枠があったかのような口ぶりですが、あなたが専攻科長との密室談議で枠をでっち上げたんでしょう、藤本先生!
 ところで、藤本先生は何をもって「人事交流の目的も果たせています」と断言できるのでしょう? エビデンスも示せないのにアカデミアの長は務まりませんよ、藤本先生!


【回答3】先方の申し出により受入れました。特別待遇ではありません。
《突っ込み3》⇒部下を恫喝してまで受け入れさせようとし、ろくに職責も果たしていない雑賀氏に広域移動手当付きで税金から一千万をプレゼントすることが「特別待遇でない」のなら、ぜひ沼津高専の全教職員にも同様に今日から「働かずに一千万プレゼントキャンペーン」を始めてあげてくださいね、部下思いの藤本先生!

■ところで、藤本校長からの回答で、少なくともやはり形の上では「雑賀氏または群馬高専からの申し出」で高専間人事交流が行われたという経緯が判明しました。

 今回の雑賀氏の逃亡受け入れに関して、藤本氏が決定的な役割を果たしたことこそ判明してきていますが、裏に誰のどのような思惑があるのか、という問題の答えがなかなか見えてきません。高専関係者に聞いてみても、群馬高専の山崎現校長が雑賀氏に今回「異動」をけしかけたという説や、雑賀氏が山崎氏の頭を飛び越えて勝手に逃亡を計画したという説、高専機構が裏で動いているという説など様々で、肝心の動機や狙いを見極めることができません。

 当会では、この解明を重要課題のひとつと位置づけ、今後雑賀氏の異動の経緯や、「高専間人事交流」のシステム面について更なる調査を行う予定です。

■今回、藤本校長は恫喝と密室政治で雑賀氏を自校にねじ込むことに成功し、教職員や保護者らの反発も粉砕し、見事沼津高専を雑賀氏専用のあんしんシェルターに改装するという目的を完遂できたわけですから、回答2のように「人事交流の目的も果たしています」と藤本校長が断言したことは、確かに彼の目から見れば間違っていないのかもしれません。

 しかし、日本国民は「広く成果を社会に還元する学術機関としての沼津高専」に税金を払っているのであって、「あんしんシェルター沼津」に税金を払っているわけではありません。

 当会では、沼津への出張活動をさらに活発化させ、今回逃亡の一連の経緯や狙い、責任の所在について明らかにしていく方針です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報「雑賀氏の沼津着任挨拶」
*****沼津高専だより第115号*****
http://www.numazu-ct.ac.jp/wp-content/uploads/01college/6magazine/kousendayori115.pdf)、P12より
            未知との出会い
                          専攻科担当教員
                          (プロジェクト担当)
                            雑 賀 洋 平


 群馬県前橋市にある群馬高専から参りました雑賀洋平と申します。高専機構をはじめ、関係される皆様のお力添えにより、沼津高専で1年間、教育・研究に携わる機会を賜りましたことに心より御礼申し上げます。
 私の浅はかな見方をとおして、高専というシステムを眺めてみますと、高専という仕組みそのものは、すべての高専に共通する部分が多いと思っておりますが、それぞれの高専には異なる特色があり、その特色を活かした教育を行っているように感じております。今回の人事交流では沼津高専に特有な、私にとっては未知のことを体験し、新たな高専の魅力を見い出すことが最大の課題と受けとめております。吸収できることは吸収し、身に付けることは身に付け、成長していきたいと念じております。
 この原稿を書いているのはまだ6月の半ばですので、沼津高専のことをよくは知りませんが、担当する講義の学生の実直な態度や、クラブ活動中の学生の気持ちの良い対応に触れるとき、沼津高専は、とにかく、明朗で、活動的な学生が集っている学校であると、心からの感動を持って受けとめております。これから、どのようなことに出会うかわかりませんが、教育・研究を中心に、またこれらに関連する様々な仕事を通して、沼津高専に貢献できるよう力を尽くす所存です。この中で、私にとって目新しいものを見い出す目を養いながら、また、目新しいものが眼前に現れたときは、しっかりと受けとめられる準備をして参りたいと願っております。
 末尾になりますが、決して若いとは言えない私の、沼津高専での教育・研究に携わりたいという希望を叶えてくださいました、全ての皆様に、心より感謝の気持ちをあらわしたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

**********

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お盆を前に早朝6時から村の共同墓地の草刈り・コサ切りの共同作業で汗だくに・・・

2019-08-04 23:33:00 | 国内外からのトピックス
■今年のお盆は8月13日(火)から15日(木)ですが安中市岩野谷地区北野殿の北浦にある東邦亜鉛安中製錬所の敷地境界から僅か100mたらずのところにある小川“まけ”(一族の意)の墓地の草刈り・コサ切り共同作業が今年も8月第1日曜日の早朝6時から行われました。筆者も剪定ばさみを腰に、ガソリン駆動の刈払機を肩に、歩いて5、6分の距離にある墓地に通じる進入道路に着きました。

早朝の太陽を浴びて作業開始。

 6時5分前に着くとすでに10人ほどの地元のかたがたが作業を進めていました。遅れを取り戻そうと、つる草の生い茂る道路わきの未耕作農地にはいり、奮闘しましたが、捨ててあった紐が草の下に隠れていて、それが回転する刈刃に絡みつき、作業がはかどりませんでした。


進入道路わきにあるイーモバイル安中野殿局脇の周囲は石交じりで雑草が短く刈りにくい。

作業中の様子。

 その後、道路の反対側の笹薮に回転刃を押し入れて借り倒そうとしましたが、今度は枯れ木が笹藪に交じっており、回転刃がはじかれて、これまたなかなか時間がかかりました。



駐車し易くなるようになるべく笹薮や道路わきの雑草・灌木などを刈り拡げる。

小川“まけ”の北浦共同墓地の全景。すぐそばまで東邦亜鉛安中製錬所の境界が迫り、降下煤塵と土壌重金属汚染によりご先祖様も次第に安心して眠られないのではないか。合掌。

 わずか1時間たらずで、すっかり道路が広くなり、墓地の周辺の笹薮も借り倒されて、風通しがよくなり日当たりも向上しました。また車で墓地のそばまでアクセスできるようになりました。


すっかりきれいになった進入道路。

汗だくになりながらも、作業を終えて帰路に就く皆さん。なお、右側の塀の内側は東邦亜鉛安中製錬所の構内。

 早朝6時からの作業でしたが、雑草や笹薮などと40分ほど格闘すると全身汗びっしょりになりました。暑さで注意力も散漫になるため、とりわけ動力式刈払い機を大勢が集まった場所で使用する場合にはとくに注意が肝要です。幸い、誰も事故ることなく、安全に作業が済ませられたことはなによりも喜ばしい事でした。


安中公害から半世紀。未だにカドミウム土壌汚染に苦悩する地元の農地。手前の畑は不耕作。右奥はこんにゃく畑。向こうに見えるのが北野殿の峰組地区。

正面に見える北野殿峰組や西組地区の居住地は東邦亜鉛の煙突から300mしか離れていないない。

 ところがその晩、ニュースを検索してみると、猛暑で各地で熱中症が多発したことが報じられ、その中に、安中市内で熱中症の疑いで、農作業中に倒れている高齢男性が見つかり、急遽病院に搬送されましたが、死亡が確認されたとのニュースが報じられており、今朝早く行った共同作業で汗だくになり、気分が多少もうろうとしかけたことを思い出し、やはり真夏の屋外作業は暑さ対策を万全にしなければならないことを痛感した次第です。

 先日までは日照不足と低温傾向を心配していたのですが、いざ梅雨明けを迎えていきなり真夏の猛暑に見舞われると、7月の「冷夏」が恋しくなります。これから連日の猛暑と夕立ち、そして台風のシーズンで、雑草の生育もますますスピードアップします。週末の草刈り作業だけでは、次第に追いつかなくなりますが、熱中症にならないように気を付けて無理をしないようにしたいと思います。

【ひらく会情報部】

※参考情報「安中で熱中症の疑いで高齢者死亡のニュース」
**********NHK News Web 2019年8月4日 17時28分
80代男性 畑で農作業中に倒れ死亡 熱中症の疑い 群馬 安中

 4日昼ごろ、群馬県安中市の畑で農作業をしていた80代の男性が倒れているのが見つかり、意識のない状態で病院に搬送されましたが、熱中症の疑いで死亡が確認されました。
 4日午後0時半ごろ、群馬県安中市東上秋間の畑で農作業をしていた80代の男性が倒れていると消防に通報がありました。
 消防によりますと男性は意識がない状態で病院に搬送され、その後、熱中症の疑いで死亡が確認されたということです。
**********上毛新聞2019年08月04日
【速報】熱中症で安中の87歳男性が死亡 
 県は4日、安中市内の男性(87)が同日午後、自宅近くの畑で倒れているのが見つかり、病院に運ばれたが、死亡が確認されたと明らかにした。
 消防によると、死因は熱中症。農作業中だったとみられる。
**********産経新聞2019年8月4日22:00
列島、厳しい暑さ続く、5日も熱中症注意

厳しい暑さの中、大勢の海水浴客でにぎわう神奈川県の逗子海岸。砂浜には色とりどりのパラソルが並んだ=4日(共同通信社ヘリから)
 日本列島は4日も高気圧に覆われて晴れ、各地で厳しい暑さが続いた。最高気温は兵庫県豊岡市で37・9度など100地点超で35度以上の猛暑日となった。群馬県安中市では、畑で農作業中だったとみられる男性(87)が熱中症で死亡。熱中症での救急搬送も各地で相次いだ。
 気象庁によると、4日の最高気温が高かった主な地点は山梨県甲州市37・6度、京都市37・5度、福井県小浜市と福岡県久留米市で37・4度。札幌市も平年より5・6度高い32・6度を記録した。最高気温30度以上の真夏日は、926観測地点のうち700地点を超えた。
 5日の予想最高気温は、広島37度、大阪と長野、福岡で36度など。
**********
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鉛・ヒ素入りスラグ調査!…GW特別調査・他にもあった岡田ソーラー④岡田工務店関連施設に怪しい場所続々!

2019-08-04 22:12:00 | スラグ不法投棄問題

 現在、群馬県内の高崎市箕郷町などでは、隣の安中市にある東邦亜鉛安中製錬所由来の鉛・ヒ素など重金属を高濃度に含む「K砕」とよばれるスラグが、大同特殊鋼の鉄鋼スラグと同様に野放図に県内にばらまかれている現状がほとんど手つかずのままです。このため中核市の高崎市環境部と、群馬県の環境行政の元締めの環境森林部等に通報し、全面撤去の向けて迅速な対応を要請してきました。しかし不可思議なことに、両自治体とも依然として、「土壌汚染対策法の基準を超える鉛とヒ素が含まれる路盤材(敷砂利)」という表現しか行わず、K砕はおろか「スラグ」という用語が使われないまま、原因者として「東邦亜鉛」はおろか「岡田工務店」という名前も未だに公表されていません。
 そうした中、岡田工務店のソーラー発電施設の造成地の不法投棄された大量の鉛・ヒ素入りスラグを調査していたリットン調査団のメンバーが先日、高碕駅方面に車を走らせていた際に、またしても“(株)岡田工務店 資材置場”の看板を発見したので、急遽調査を行いました。

高崎駅方面に向かって車で走行中のリットン調査団のメンバーが「(株)岡田工務店 資材置場」の看板を発見!

 この問題が発覚したきっかけは、2017年3月にたまたまネット検索で岡田工務店のHPに、東邦亜鉛安中製錬所で亜鉛の製錬過程で副産物として生じる「K砕」の用語が使われていたことから、同年4月8日に東邦亜鉛安中製錬所の工場視察会の際に会社側に質問したところ、遅くとも2016年初頭までに毎年1万トンものK砕が少なくとも数年間にわたり、搬出されていたことが分かったことです。

 その後、当会の調査で、高渋バイパスの路盤材をはじめ、高崎市箕郷町の芝桜公園およびその周辺、梅公園の駐車場およびその周辺、さらに岡田工務店が所有するソーラー発電施設の造成地に大量のK砕(いわゆる非鉄スラグ)が不法投棄されていたことが判明しました。当時の経緯は次のブログ記事をご覧ください。
〇2017年4月18日:東邦亜鉛安中製錬所で4月8日に開催された第26回工場視察会で分かった驚くべき新事実
http://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2213.html
4〇2018年3月12日:安中カドミウム公害企業の面目躍如…県道に投棄された鉛含有スラグと東邦亜鉛の環境軽視の姿勢(その1)
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2587.html

 さて、今回の調査場所はこちらです。↓↓


 衛星写真はこちらです。↓↓


 岡田工務店ソーラー発電所の場所については以前のブログをご覧ください。↓↓
○2019年5月6日:鉛・ヒ素入りスラグ調査!…GW特別調査・他にもあった岡田ソーラー①
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2946.html
○2019年6月3日:鉛・ヒ素入りスラグ調査!…GW特別調査・他にもあった岡田ソーラー②
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2958.html
○2019年6月30日:鉛・ヒ素入りスラグ調査!…GW特別調査・他にもあった岡田ソーラー③

https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2973.html#readmore

*****リットン調査団・非鉄スラグレポート*****

 スラグ不法投棄特別調査チーム「リットン調査団」集合(^^)/。

団長Aの訓示:ゴールデンウイーク調査レポートものんびりやっていたら夏休みシーズンになってしまったね。

団員B:岡田興業資材置場の看板があった場所の違法盛り土製造現場レポートは強烈でしたね。

団員C:大同スラグを扱った悪質建設資材販売業者の(株)佐藤建設工業と同様にまだまだ他にも怪しい施設があるのでしょうね。

団長A:あれあれ~また岡田工務店の資材置場の看板があるじゃないか!早速調査開始じゃ!


岡田工務店グループの岡田興業の資材置場にあった違法盛り土の様子。土と東邦亜鉛の鉛ヒ素入りスラグを混ぜて違法に盛り土を製造している。今回の資材置場はどうだろうか?


あたりを見渡すと「開発事業計画についてのお知らせ」の看板があった。用途とは「残土置場」となっている。しかも計画は「(第一期)」なのだそうだ。東邦亜鉛の鉛ヒ素入りスラグを不法投棄するだけで多額のスラグマネーを入手することができたら、果たして置場においてあるのは残土なのだろうか?
*用語解説:残土とは、建設現場から掘削した土のことを指す「残ってしまった土」を意味する言葉らしい*


許可番号とかは書いてないが、「開発許可というからには、岡田工務店を優遇する?高崎市や東邦亜鉛を優遇する?群馬県の許可を得ているのだろう。


資材置場入り口には鉄板が敷かれ、谷に向かって残土が捨てられている。こんな急な谷に向かって土を大量に捨ててよいのだろうか?高崎市や群馬県の残土行政はどうせ業者の言いなりで、群馬県民の生活環境などどうでも良いと思っているおバカ役人様が何も考えず許可しているのだろうね・・・トホホ。


ロープの中に入るわけにはいかないので、“岡田工務店 資材置場”の看板付近を調査してみよう。土はいろんな色が混ざっているね。黒・白・抹茶?


いろんな色って。黒・白・抹茶?溶岩色!オイオイ溶岩色って怪しくないか!?


え~~い。伝家の宝刀指差しチェックじゃ。溶岩のような色・形といったら高崎渋川線バイパスの中央分離帯に不法投棄され、岡田工務店により撤去片づけられた“鉛ヒ素入りスラグ”に間違いなしじゃ!


この焦げ茶色や黒い色をしたのも、前回レポートした岡田興業の違法盛り土製造現場にあった土と同様真っ黒じゃないか!この残土置場にも大量の”鉛ヒ素入りスラグ“が不法投棄されていると考えるのは、我々徘徊老人だけだろうか?どうせ年寄りの言うことなど聞いてはくれないだろうが、子や孫の世代のためにも何とかしてほしいものじゃのう・・・トホホ。
*****GWレポート終わり*****

■令和元年7月25日の上毛新聞で、高崎市環境部環境政策課が、7月24日の市議会市民経済常任委員会で、高崎市箕郷町の岡田工務店が保有する2か所のソーラー発電施設の造成地に大量に投棄された“鉛ヒ素入り非鉄スラグ「K砕」の分析結果を報告しました。

 しかしどうしたことが、未だにだれが排出したスラグなのかは、調査中を繰り返しています。一刻も早く排出事業者を特定し、廃棄物認定を行い生活環境の支障の除去を行うべきですが、狂った廃棄物行政を続ける群馬県は不作為つまり何もしないを続けるつもりなのです。

 令和元年の夏は強い雨が連日降っています。佐藤建設工業が群馬県中にばら撒いた大同スラグからはフッ素や三価クロムが溶け出し、岡田工務店がばら撒いた東邦亜鉛のスラグからは鉛やヒ素が“きれいな群馬ちゃん”に溶けだしているのです。

 当会では“きれいな群馬ちゃん”を守るため微力ながら全力で活動を続けてまいります。

【市民オンブズマン群馬・県内有害スラグ特別調査チーム・この項続く】

※参考資料1「大同特殊鋼(株)渋川工場から排出された鉄鋼スラグに関する廃棄物処理法に基づく調査結果について」
**********
 平成27年9月11日廃棄物の監督官庁である群馬県廃棄物・リサイクル課は、有害スラグは“有価物”だとする大同の主張を全面否定し、廃棄物と認定しました。しかしその後の廃棄物・リサイクル課の担当者が「一概に廃棄物とは言えない」などの戯言を繰り返したり、「環境省が発出した行政処分の指針に必ずしも従わなくてもよい」と発言したりするなど、今日に至ってもスラグを適正に処理する対策を示していません。最近の担当者はどうやら、「スラグの適正処理はこれから・・・」などと嘘ぶく始末のようです。こんな輩が、群馬県民の生活環境を守る立場に居座っているのが実態なのです。
 スラグ廃棄物認定はこちら。↓↓
http://www.gunma-sanpai.jp/gp26/003.htm

※参考資料2「県による佐藤建設工業への行政処分」
**********
 (株)佐藤建設工業は、大同有害スラグを天然石と混合したことで群馬県より廃棄物の許可を取り消される行政処分を受けた悪質建設資材販売業者です。
 群馬県も遵守する環境省の“行政処分の指針”によれば、業者の許可を取り消した場合、撤去原状回復の措置命令で違法スラグ対策を実施すると読めますが、群馬県は佐藤建設工業を優遇するのか?有毒スラグはそのまま放置しているのが現状です。
 また(株)佐藤建設工業は豊富なスラグマネーを背景に建設業にも手を広げ、ソフトバンクソーラー造成工事(榛東村)、ビックカメラソーラー造成工事(安中市)、八ッ場ダム関連建設工事などを請け負い、その工事でスラグと知りながら積極的に有害物を使用しました。
 (株)佐藤建設工業は産業廃棄物の処理や運搬する許可を群馬県から受けていたので、廃棄物について熟知しており、スラグを取り扱うことが違法であることを知りながら、悪意で建設工事に有害スラグを使い続けていたのです。せめて自ら請け負った工事に使用したスラグは(株)佐藤建設工業に撤去片づけさせなければなりません。

 行政処分の内容はこちらです。↓↓
○2016年08月05日:【速報】佐藤建設工業に行政処分
http://blog.livedoor.jp/lytton_cyousadan/archives/5289331.html
**********

※参考資料3「環境省の行政処分の指針」
http://www.env.go.jp/hourei/add/k040.pdf

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沼津高専教育後援会から公開質問状への回答到来…案の定の日和見回答

2019-08-02 23:41:00 | 群馬高専アカハラ問題
■凄惨な被害を出した群馬高専アカハラ事件の犯人である雑賀洋平氏が、今年度から「人事交流」名目で沼津高専に逃亡していることは既報のとおりです。調査の結果、雑賀氏がほとんど同校で講義を受け持っておらず、勤務実態が不明であり、年間1千万円に及ぶ人件費が完全にドブ捨てになっていること、しかも沼津高専現校長の藤本晶氏と雑賀氏には昔の職場でのコネクションがあり、私的な縁故で便宜を図ったようであることが明るみに出ました。更に、沼津高専内部関係者からの情報提供で、実際に藤本校長の強い意向とパワハラ紛いの手法で雑賀氏を同校にねじ込んだ経緯があったこともわかりました。
 そうした状況を受け、当会では8月5日を回答期限として藤本晶校長および同校教育後援会宛に公開質問状を提出していました。経緯は以下の記事をご覧ください。
○2019年4月11日:【群馬高専】アカハラ主犯の雑賀教授が沼津高専に「人事交流」異動
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2929.html
○2019年7月18日:【群馬高専】アカハラ犯雑賀氏の沼津逃亡はコネの賜物?…アカハラ隠蔽協力・血税濫費・学校私物化を糺す公開質問状!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2985.html
○2019年7月25日:【緊急報告】沼津高専によるアカハラ犯雑賀氏受入れの内幕が明らかに…同校に響き渡った藤本校長の怒声!
https://pink.ap.teacup.com/ogawaken/2988.html

■すると、回答期限に先立つ8月1日付で、まずは沼津高専教育後援会から回答が届きました。


 注目の沼津高専教育後援会からの回答内容は次のとおりです。

*****公開質問状に対する回答の送付について*****ZIP ⇒ 20190801.zip
                         令和元年8月1日

市民オンブズマン群馬
代表  小川 賢 様

                       沼津工業高等専門学校 教育後援会
                              会長  井出 悟

            公開質問状に対する回答の送付について

 令和元年7月18日付当会に対する公開質問状につき、別紙のとおり回答申し上げます。
 教育後援会の役割のひとつでもあります、学生が安全安心に学生生活を送ることができるよう引き続き見守ってまいります。
 何卒宜しくお願いいたします。



一、 公開質問状(回答記入) 一通
                                     以上

*****回答内容(抜粋)*****ZIP ⇒ 20190801.zip
【質問1】
 群馬高専において重大なハラスメント事件をはたらいた上に処分を免れて反省もしておらず、今後もハラスメント事件を起こす可能性のある危険人物を、個人的な繋がりの深い藤本校長が教員として沼津高専に迎えいれた事実について、把握していましたか。また、このことについて、(特に学校の私物化や学生の安全の観点から)後援会としてどのように感じていますか。

☐ 知っていた ☐ 知らなかった
☐ 問題があると感じる ☐ 問題はないと感じる ☑ わからない

【質問2】
 藤本校長が、雑賀氏をわざわざ群馬から招聘しているにも関わらず、「人事交流」の本来の目的に反し、講義等も受け持たせずただ沼津高専に所属だけさせて年一千万円近くの人件費を無駄遣いしている現状について、どう感じますか。

☐ 問題があると感じる ☐ 問題はないと感じる ☑ わからない

【質問3】
 後援会において、沼津高専に雑賀教授が所属している現状について、どう感じますか。また、制度上彼の「人事交流」が延長される可能性もあることについて、どう感じますか。

☐ 沼津高専に所属させるのをやめてほしい
☐ 沼津高専に所属していてもいいが、来年度以降の延長はやめてほしい
☐ 沼津高専に所属していていいし、何年間いてくれても構わない
☑ わからない
                               以上
**********

■という訳で、当会が「逃げ」の為に用意していた「わからない」選択肢を三連続チェックしておしまい、という案の定の回答が寄せられてきました。学校を敵に回したくもない、かといってアカハラ擁護と取られる回答をするわけにもいかない、という苦渋の判断、悪く言えば保身に走ったさまが見て取れます。

 とはいえ、校長のあまりに身勝手な裁定によって、突然かつ一方的に一連の事件の関係先として巻き込まれた沼津高専やその学生・保護者の立場を慮って、当会としてそのような回答項目をあえて設けたわけですから、後援会としてのこうした態度をそれほど強く非難するつもりはありません。

 しかし、回答どうこうよりも、沼津高専の保護者の方々ひとりひとりにキチンと情報が与えられ、この問題についてしっかり考える機会が設けられていたのか、という点は重要です。会長個人や一部幹部のみで情報や決定権を掌握し、一般の保護者らには何も知らせず、好き勝手に校長におもねる方向で回答を作っていたとなれば、これは極めて問題です。

■本来であれば、「親としての責任」「後援会幹部としての責任」がある以上、このような日和見・保身回答は極めて無責任なものです。ですが、会長以下後援会の幹部らが、何の後ろ盾も権力ももたない一般人である以上は、現実的に絶対的な権力をもつ校長相手にやり合うことは難しいでしょうから、当会では「この問題について知ってもらい、自らの頭でしっかりと考えていただく」ことを主眼に置くことにし、多少の「無責任さ」には目をつぶることにしていました。

 しかし、調査してみるとひとつ気になることがありました。回答をよこした沼津高専教育後援会会長である「井出 悟」氏の名前を検索してみると、その名前で静岡県裾野市市議会議員のページがヒットしました。

◎参考サイト:裾野市議会議員・井出さとる オフィシャルサイト 常に現地現物
http://ide-satoru.net/

 ネット上にアップされている写真から、この市議会議員の「井出悟」氏と、後援会会長の「井出悟」氏の容貌を比較してみると、酷似しており、同一人物である可能性が高いものとみられます。

◎参考サイト:裾野市HP/議員紹介
http://www.city.susono.shizuoka.jp/shisei/2/1/3408.html
◎参考サイト:沼津高専HP 教育後援会 理事会を開催しました(2019.05.14)
http://www.numazu-ct.ac.jp/news/15195.html
・校長挨拶時の写真(井出氏:左から三番目)
http://www.numazu-ct.ac.jp/wp-content/uploads/2019/05/kouenkai_kouchouaisatu.jpg
・後援会会長挨拶時の写真
http://www.numazu-ct.ac.jp/wp-content/uploads/2019/05/kouenkai_kaichouaisatu.jpg

■そこから、市議会議員「井出悟」氏の素性を追ってみると、トヨタ自動車の技術畑の社員から、2014年10月に初当選して市議会議員に転身し、以後現職(現在二期目)にあることがわかります。しかも、労働組合の強力な支援を得て、18年10月の市議選ではトップ当選するなど、政治家としての資質に優れていることがわかります。

◎参考サイト:井出さとる 自己紹介
http://ide-satoru.net/2018/04/13/%e8%87%aa%e5%b7%b1%e7%b4%b9%e4%bb%8b/
◎参考サイト:静岡新聞「裾野市議 19人決まる(2018/10/8)」
https://www.at-s.com/news/article/politics/shizuoka/550707.html

このように、リーダーシップに優れている御仁だからこそ、沼津高専の教育後援会の会長として立候補したのも、さもありなんというわけです。

■井出氏のオフィシャルサイトや他報道を見ると、市政について、極めて精力的かつ責任感をもって活動しているのが見てとれます。市議選の際は、国民民主党の国会議員までもが激励に訪れるなど、リベラル派の強いバックアップがあることもわかります。

◎参考サイト:参議院議員はまぐち誠公式サイト 2018年9月30(日)の活動報告
https://www.hamaguchimakoto.com/activity/report/20181003-9885

 ですが、市政ではこのように「理想の政治」を力強く掲げ、時に権力者を舌鋒鋭く批判し、有権者から一身に浴びた期待に恥じぬ働きをする一方で、同じく自分自身の意思で立候補してなった後援会会長としての働きが、しかも自分の子供が青春を捧げる学校の事件に対しての態度が、こうも「知らぬ存ぜぬ」で無責任なものであるというのは、筋が通りません。

 自分の名前を正々堂々出して送る回答が、「ワタシ、ニホンゴワカリマセン」も同然の小学生の言い合いのような代物では、沼津高専の保護者らの見識や倫理観が疑われるのみでなく、井出氏個人がこれまで培ってきた市政への信頼や説得力も、「普段は美辞麗句を並べ立てておいて、いざ自分が矢面に立てば保身か」「偉そうなことを言って、結局、ただ口から出まかせのキレイゴトを並べただけだったのか」とばかりに失われかねません。当会としては、井出氏がそのあたりをキチンと自覚しているのかどうか、不安が拭えません。

 こうした事案に際し、後援会幹部の方々が難しい立場に置かれることは当会としても理解はしますが、せめて最低限、「学生・保護者・OB達を取りまとめる後援会幹部」そして「親」としての責任を自覚して、子供たちにこれが模範だと示せるような活動をしてほしいものです。

■さて、沼津高専教育後援会からの回答が来たことで、あとは校長・藤本氏からの回答を待つばかりとなりました。

 当会では、藤本氏の回答に引き続き注視するとともに、後援会の内情をしっかりと確かめつつ、沼津高専に対する更なるアクションを行っていく所存です。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】

※参考情報1 「沼津高専教育後援会会長の新年度挨拶」
沼津高専だより第115号http://www.numazu-ct.ac.jp/wp-content/uploads/01college/6magazine/kousendayori115.pdf)、P15より
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技術者育成と教育後援会の関わり
教育後援会会長 井 出   悟
 沼津高専は、「人柄のよい優秀な技術者となって世の期待にこたえよ」を教育理念とし、全人教育を軸とした、指導力ある実践的技術者の育成を目指しています。つまり寮生活や学生生活全般を通じ、知識・技能教育に偏ることなく人間性も伸ばすことが、次世代の技術開発を担う、実践的技術者には必要不可欠だと考えます。
 保護者アンケートの結果には、沼津高専の志望動機の1番は本人の強い希望(65%)、2番は教育内容(60%)と、沼津高専を強い意思で選択したお子様、および保護者が多い事が、沼津高専の強みだと考えます。これら強みを支えることが教育後援会の役割です。教育後援会は、保護者の我々がこれまでの義務教育で関わってきた「PTA」とは、活動に求められるものが異なっています。学生が存分に高専での活動が出来るよう支援していくことが、教育後援会の役割です。
 是非とも保護者の皆さま方には、高専の目指す、全人教育を軸とした実践的技術者を育成するための学生支援活動に対し、ご理解・ご協力を賜りたいと存じます。沼津高専の特徴的な教育に、特に中学校を卒業したばかりで、親元を離れ寮生活と学生生活という、これまでと全く異なる環境下にお子様を送り出した、会員の方々の不安はさぞかしかと存じます。その様な時には、各支部の経験豊富な理事の皆さま方が、優しく不安を解消して頂ければと存じます。
 中学卒業まで過ごしてきた自宅での生活に比べ、勝手良く過ごせない事は当たり前であり、寮生活や学生生活全般を通じ、知識・技能教育に偏ることなく、人間性を伸ばしていく過程が沼津高専の特色だと考えます。学生生活には学生会という組織があり、寮生活には寮生会という組織があります。また学校も様々な相談体制を強化していますが、次世代の技術開発を担う実践的技術者には、自ら「報告・連絡・相談」できることが大変重要だと考えます。
 是非とも保護者の皆さま方には、「少し不便で、少し窮屈な学生生活、寮生活は、優秀な技術者として成長する為の大切なプロセスである」ことを念頭に、学校や寮での困り事などは、「まずは学生会、寮生会の先輩や役員に積極的に相談してごらん。」と、お子様にご指南頂ければと存じます。
 元号が平成から令和に変わり、沼津高専が新しい時代に向け更なる飛躍ができる様、教育後援会としても最大限の学生支援をしていく必要があると考えます。会員の皆さま方の絶大なるご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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※参考情報2 レポート No0019-①「木を見て森を見ず」 → 「森を見てから木を見る」|裾野市議会議員 井出さとる
http://ide-satoru.net/2019/07/09/%e3%83%ac%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88-no0019-%e2%91%a0%e3%80%8c%e6%9c%a8%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%81%a6%e6%a3%ae%e3%82%92%e8%a6%8b%e3%81%9a%e3%80%8d%e3%80%80%e2%86%92%e3%80%80%e3%80%8c%e6%a3%ae%e3%82%92/
*****(抜粋)*****
真の要因は表から見えない所にある
 一般質問は時間が限られているので仕方ないのですが、積極的に問題を深掘りして議論するという状況にはなりませんでした。問題解決の初期の段階で起こりがちな、対策案に誘導するための現状把握、要因解析になっていないかと危惧します。

 モノづくりの現場は「都合の悪いデータにこそ本質があり、思い込みがちな視点を変えるきっかけを与えてくれる」と、わたしに気づきを与えてくれました。問題解決で「ナゼ」を5回繰り返す、という事を口酸っぱく徹底的に叩き込まれましたが、これは「真の要因(真因)は、問題を起こす原因の更に向こうに隠れているので、問題を起こしている現象からは見えない遠い所にある」という事を示唆していると思います。

 裾野市がいう「子育て世代の転出が超過しているのはナゼか?→住む場所(家を建てる土地)が無いからだ」では、子育て世代への訴求力を高める事は出来ません。都合の悪いデータから目を背けず、裾野市の政策全体を棚卸するところから始める必要があります。
【注:太字当会】
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コメント (5)
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