広島、長崎の英知結集を 福島医大の新副学長会見
2011年7月19日 提供:共同通信社
放射線被ばくの専門家である長崎大の山下俊一(やました・しゅんいち)教授(59)と広島大の神谷研二(かみや・けんじ)教授(60)が15日、福島県立医大副学長に就任し、福島県庁で記者会見した。
長崎大を休職して常勤となる山下氏は「広島、長崎の英知を結集して、福島が日本一の長寿県になれるように頑張る」とあいさつ。神谷氏は「(福島第1原発事故で)ヒバクシャを二度と生まないという広島、長崎の思いが踏みにじられた。放射線研究に携わる者として、事故に正面から取り組む」と述べ、若手人材の育成にも意欲を示した。
会見では、被ばくに対する不安が県民に広がっているとの質問に、山下氏は「心のケアが必要だと思う。将来的に専門外来や相談窓口について、県立医大で検討したい」と述べた。
県立医大は福島県が実施する全県民約200万人を対象とした健康管理調査の中核を担う。体制強化のため両氏が副学長に就任した。2人は福島県放射線健康リスク管理アドバイザーも務めている。
2011年7月19日 提供:共同通信社
放射線被ばくの専門家である長崎大の山下俊一(やました・しゅんいち)教授(59)と広島大の神谷研二(かみや・けんじ)教授(60)が15日、福島県立医大副学長に就任し、福島県庁で記者会見した。
長崎大を休職して常勤となる山下氏は「広島、長崎の英知を結集して、福島が日本一の長寿県になれるように頑張る」とあいさつ。神谷氏は「(福島第1原発事故で)ヒバクシャを二度と生まないという広島、長崎の思いが踏みにじられた。放射線研究に携わる者として、事故に正面から取り組む」と述べ、若手人材の育成にも意欲を示した。
会見では、被ばくに対する不安が県民に広がっているとの質問に、山下氏は「心のケアが必要だと思う。将来的に専門外来や相談窓口について、県立医大で検討したい」と述べた。
県立医大は福島県が実施する全県民約200万人を対象とした健康管理調査の中核を担う。体制強化のため両氏が副学長に就任した。2人は福島県放射線健康リスク管理アドバイザーも務めている。