放射線腫瘍センター 10月始動 久留米大病院北館 最先端機器、技師ら倍増
2018年10月5日 (金)配信西日本新聞
久留米大病院は28日、北館内に整備した「放射線腫瘍センター」を報道関係者に公開した。1967年完成の「放射線治療センター」の老朽化に伴い、創立90周年記念事業の一環として今春完成した北館に移転。併せて最先端の放射線治療機器を導入したほか医師や放射線技師なども増員し、名称変更した。「病院の各診療科と連携し、時間短縮など患者の負担軽減につながる治療を提供する」としている。10月1日から診療を始める。
放射線腫瘍センターは5階建ての北館の1階に開設。医療機器の充実や待合室の拡充などで広さは旧センターの約2倍の1423平方メートル。診療態勢も放射線専門医5人を含む医師や放射線技師、看護師など計20人と倍増させた。
新たに導入した治療機器は3台。このうち、コンピューター断層撮影装置(CT)とエックス線照射装置が一体となった「トモセラピー」と呼ばれる機器の最新型は九州初導入。CTでがん細胞の位置を確認しながら、正常細胞の損傷を防ぐために強弱を付けたエックス線をピンポイントで照射する。前立腺がんや耳鼻咽喉科系がんの治療に採用するという。また「トゥルービーム」の最新型は3台の特殊カメラを取り付けて使用。例えば乳がんや肺がんの治療の際、呼吸で胸が上下してもがん細胞に照準を合わせてエックス線を正確に照射できるという。
いずれも保険適用の治療法。淡河(おごう)恵津世センター長は「患者に寄り添い、早期から進行まで全てのがん治療に対応していきたい」と話した。
2018年10月5日 (金)配信西日本新聞
久留米大病院は28日、北館内に整備した「放射線腫瘍センター」を報道関係者に公開した。1967年完成の「放射線治療センター」の老朽化に伴い、創立90周年記念事業の一環として今春完成した北館に移転。併せて最先端の放射線治療機器を導入したほか医師や放射線技師なども増員し、名称変更した。「病院の各診療科と連携し、時間短縮など患者の負担軽減につながる治療を提供する」としている。10月1日から診療を始める。
放射線腫瘍センターは5階建ての北館の1階に開設。医療機器の充実や待合室の拡充などで広さは旧センターの約2倍の1423平方メートル。診療態勢も放射線専門医5人を含む医師や放射線技師、看護師など計20人と倍増させた。
新たに導入した治療機器は3台。このうち、コンピューター断層撮影装置(CT)とエックス線照射装置が一体となった「トモセラピー」と呼ばれる機器の最新型は九州初導入。CTでがん細胞の位置を確認しながら、正常細胞の損傷を防ぐために強弱を付けたエックス線をピンポイントで照射する。前立腺がんや耳鼻咽喉科系がんの治療に採用するという。また「トゥルービーム」の最新型は3台の特殊カメラを取り付けて使用。例えば乳がんや肺がんの治療の際、呼吸で胸が上下してもがん細胞に照準を合わせてエックス線を正確に照射できるという。
いずれも保険適用の治療法。淡河(おごう)恵津世センター長は「患者に寄り添い、早期から進行まで全てのがん治療に対応していきたい」と話した。