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穏やかな日々を

化粧で健康寿命伸ばそう 熊本市の歯科医ら活動 認知機能アップも

2018年10月26日 23時15分14秒 | 介護福祉高齢者
化粧で健康寿命伸ばそう 熊本市の歯科医ら活動 認知機能アップも
2018年10月16日 (火)配信熊本日日新聞

 化粧の力で高齢者の健康寿命を伸ばそうという取り組みを、熊本市の歯科医らが始めた。添島歯科クリニック(東区)の医師らが9月中旬、同区の介護事業所「あやの里」で化粧療法の講座を開催。利用者が自ら手を動かして化粧することで、筋力アップや意欲向上などの効果があると訴えた。
 「化粧を楽しんで、きれいになってほめ合いましょう」。化粧療法を行う資生堂認定の「化粧セラピスト」で、歯科医の添島絵美さん(44)が呼び掛けた。
 講座に参加したのは80~90代の女性利用者13人。まず化粧水を使って顔をマッサージ。次に化粧下地とファンデーションを塗り、眉を描く。
 「口紅はピンクでかわいらしくしますか? それとも赤でセクシーに?」。添島医師らが笑顔で語りかける。当初は緊張した様子の利用者たちは、次第に顔色が輝き始めた。
 添島医師の狙いは、地域の高齢者のオーラルフレイル(口の機能の衰え)を防ぎ、健康寿命を伸ばすこと。しかし、「健康を守る一歩はお口からと呼び掛けても、なかなか伝わらない。高齢者の生活に密着していて楽しく実践できる方法で訴えたい」と、化粧療法に着目した。
 健康寿命のこつは食事と運動、人との交流といわれる。化粧をすることで外出したい、人と話したいという意欲が向上。おしゃべりをすることで唾液も分泌される。肌を手入れすることでも、唾液がよく出るようになる。「唾液は高級な“美容液”」と添島医師。唾液が少ないと、歯周病や入れ歯が合わなくなるなど、口腔内のトラブルが発生する恐れがある。そうなると軟らかいものばかり食べるようになり、かむ力が弱まって、低栄養になってしまう。
 化粧療法は、人の手を借りずに自分で化粧することがポイントだ。化粧品のキャップを開ける、ファンデーションを塗るために腕を上げる…。これらの動作で筋力がアップ。眉を描くには集中力が必要なため、認知機能も上がるという。
 添島医師は、クリニック内でも患者向けに化粧療法の教室を開いている。女性限定ではなく、夫婦そろっての参加も。男性は化粧水をつけたり、眉を整えたりしたという。「90代の男性だったのですが、身なりを整えると表情が明るくなった。この年になって初めて経験できることがあると笑っていらっしゃった」と添島医師。
 化粧を終えた「あやの里」の利用者は、隣の人と顔を見合わせて、「きれいになって、誰だか分からなかった」と冗談を言い合った。
 土肥和子さん(82)は「普段は口紅をつけて終わりだが、これからはきれいにしておかなければならないと思った」と満足そう。添島医師は「今日はたくさん笑ったので、唾液もたくさん出ています。明日からぜひ化粧を生活に取り入れてください」と呼び掛けた。
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労災対象疾病に明記へ ぼうこうがん原因物質

2018年10月26日 23時01分06秒 | 行政
労災対象疾病に明記へ ぼうこうがん原因物質
2018年10月17日 (水)配信共同通信社

 厚生労働省の専門家検討会は16日、染料や顔料の原材料となる化学物質「オルト―トルイジン」と、ぼうこうがん発症との因果関係が確立していると認定し、扱う業務に従事して発症したケースを労災保険の対象疾病として明示するべきだとの見解で一致した。同省は年内にも報告書をまとめ、省令改正の手続きを進める方針。
 同省は既に「暴露開始から10年以上経過して発症した場合は業務が有力な原因となった蓋然(がいぜん)性が高い」とする報告書を公表。これまでも労災申請があれば個別に審査してきたが、対象疾病として明記されると、暴露期間などの目安も示されるため、発症者も申請しやすくなる。
 オルト―トルイジンは除草剤の製造などにも用いられる。福井労働基準監督署が2016年12月、三星化学工業(東京)の福井工場で働き、ぼうこうがんを発症した男性7人について原因物質と判断して労災を認定。今年8月には、新日本理化(大阪市)の徳島市の工場に勤務していた元従業員が同様に労災認定されていたことが判明した。
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原因の多く、保護者や患者 教員や看護師「心の病」調査

2018年10月26日 20時19分47秒 | 運動スポーツ
原因の多く、保護者や患者 教員や看護師「心の病」調査
2018年10月26日05時00分
「心の病」で労災・公務災害になった人の原因

 過労死や長時間労働が多いとされる教員と看護師が「心の病」に追い込まれる原因は、保護者や患者といった外からの圧力や暴力が最も多かったとする調査結果を、厚生労働省がまとめた。学校に無理な要求をする親「モンスターペアレント」などから受ける心理的な負担の大きさが、データで示された形だ。
 調査結果は近く閣議決定される2018年度版の「過労死等防止対策白書」に盛り込まれる。
 教職員と医療は、政府の「過労死防止大綱」で特別な調査対象とする7業種に含まれている。今回の調査は、10年1月~15年3月にうつ病などの「心の病」による精神疾患で公務災害や労災に認定されたケースの原因を分析した。
 教員は、公立の小中高と特別支援学校の23人が対象で、原因は1人に複数ある場合もあって全部で28件あった。このうち児童・生徒の保護者とのトラブルを含む「住民等との公務上での関係」が、13件と半分近くを占めた。
 看護師は52人で、患者から暴力や暴言を受けるなどの「暴力を体験」が23件で4割超を占めた。入院患者の自殺現場を見てしまったなどの「事件・事故・災害に遭遇」が17件で続いた。
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「たくさんの福原愛が必要だ」中国のファンが引退惜しむ

2018年10月26日 20時15分18秒 | 運動スポーツ
「たくさんの福原愛が必要だ」中国のファンが引退惜しむ
北京=平井良和
2018年10月24日21時22分
中国の動画サイトで、中国語で感謝のメッセージを届ける福原愛さん(動画サイト「梨視頻」提供)

 引退を表明した卓球の五輪メダリスト福原愛さん(29)が、中国のファンに中国語で感謝を伝えた。メッセージが23日、中国の動画サイトで公開された。リーグ戦への参加などを通じて縁が深い中国では、日中関係の未来のためには「たくさんの福原愛が必要だ」などとその貢献をたたえ、引退を惜しむ声が出ている。
福原愛さん「やっぱり泣き虫なんだな」 引退会見
卓球の福原愛、ブログで引退表明「使命は果たせたかな」
 「中国の卓球ファンに本当に感謝しています」。23日に配信された中国の動画サイト「梨視頻」のメッセージで、福原さんは流暢(りゅうちょう)な中国語で語りかけた。
 福原さんは幼いころから中国人コーチに指導を受け、2005年に東北部の遼寧省のチームと契約して、中国スーパーリーグに参戦。中国メディアにもたびたび取りあげられ、「小愛」などの愛称で大きな人気を得た。
 今回のメッセージでは、「中国の練習環境とコーチがいなければ、今の私は絶対にない」「試合の時には誰と対戦していても(みなさんは)ずっと私を応援してくれた。本当に感謝しています」と述べた。
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福原愛さん「やっぱり泣き虫なんだな」 引退会見

2018年10月26日 20時05分35秒 | 運動スポーツ
福原愛さん「やっぱり泣き虫なんだな」 引退会見
前田大輔
2018年10月23日18時33分
【動画】卓球の福原愛さんが引退会見=西畑志朗撮影
福原愛さんは引退会見の途中で目元に手を置く=2018年10月23日午後3時14分、東京都港区・ホテルオークラ東京、松本俊撮影

 五輪に4大会連続で出場し、二つのメダルを獲得した卓球女子の福原愛さん(29)が23日、ブログで現役引退を表明して以降初めて、取材に応じた。3歳9カ月からラケットを握って約26年。「自分の恩人」と競技人生を振り返った。
夢は「温泉卓球で長女にスマッシュ」福原愛さん一問一答
卓球の福原愛、ブログで引退表明「使命は果たせたかな」
 21日にブログで引退を公表した。「色々な方から『お疲れ様』と言って頂いたりとかして、すごく気持ちが軽くなった。やっと皆様にお伝えすることができたので、今はとても晴れやかな気持ち」と語った。
 団体で銅メダルを獲得した2016年のリオデジャネイロ五輪後、台湾代表の江宏傑と結婚。昨年10月に長女を出産した。20年東京五輪に向け、競技を続行するかどうかも悩んだ。「毎日のように、気持ちが変わったりとか。『やっと決まった』と思っても、1週間たったら、『あれ、やっぱ違うな』っていう風に思ってしまったりとかして、ずっと悩み続けてきた」
 だが「自分中心ではなく、一歩引いて卓球界のこととか、色々なことを考えた時に、(引退が)ストンと出てきた」。今年5月ごろに方向性が固まったが「誰かに伝えることに対して勇気が必要だった」。自身が理事になっている新リーグ「Tリーグ」が24日に開幕する前に、発表する決断に至ったという。
 幼い頃は「泣き虫愛ちゃん」と呼ばれ、お茶の間の人気者になった。「あの頃の自分に声をかけるとしたら」と問われると、笑って答えた。「あの時は『泣き虫じゃないもん』と思ったことが、何回も何回もあったんですが、振り返ってみると、最後のリオのオリンピックの時もすごい泣いていましたし、やっぱり泣き虫なんだって。なので『泣き虫愛ちゃんだよ』と言いたいです」
 将来は指導者への思いも口にした。「周りから必要とされる指導者にならなきゃいけないかなと思うので、しっかり勉強して、必要とされることがあれば、考えたい」と語った。(前田大輔)
伊藤選手「福原さんのおかげ」
〈伊藤美誠選手のコメント〉 「福原(愛)さんとは、リオ五輪に出場が決まってから、多くの時間を一緒に過ごさせていただきました。特に現地入りしてからは、ご自分の試合もあるのに、キャプテンとしていつもチームのことを気にかけ、声をかけて下さったことを思い出します。年下の私たちがプレーしやすいように気を配っていただき、おにぎりもたくさん作っていただきました。福原さんのおかげで私も100%の力を出すことができ、福原さん、石川(佳純)さんと3人で獲得した団体銅メダルは私の宝物のひとつです。
 今、日本で卓球がこんなに盛り上がっているのも、福原さんのおかげだと思います。そして、そんな卓球人気の中で私がプレーできているのも福原さんのおかげだと感謝しています。大先輩である福原さんからのエールを受け、私も卓球界に貢献できるよう頑張ります」
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夢は「温泉卓球で長女にスマッシュ」福原愛さん一問一答

2018年10月26日 19時56分51秒 | 運動スポーツ
夢は「温泉卓球で長女にスマッシュ」福原愛さん一問一答
構成・前田大輔
2018年10月23日21時48分
引退会見で笑顔を見せる福原愛さん=2018年10月23日午後3時27分、東京都港区・ホテルオークラ東京、松本俊撮影

 「泣き虫愛ちゃん」の愛称で多くの国民から親しまれ、出場した五輪4大会で二つのメダルを獲得した福原愛さん(29)が23日、ブログで引退を表明してから初めて、取材に応じた。
福原愛さん「やっぱり泣き虫なんだな」 引退会見
 競技の手ほどきを受けた母の千代さんや、長女への思いも口にした。「母と一度もダブルスを組んだことがないので、いつか組んでみたい」「娘には自分が卓球選手だったことを内緒にしたい。小学生くらいになった時、温泉卓球でいきなりスマッシュとかを打って『何でお母さんできるの』みたいなことをやりたい」などと笑った。
 主なやりとりは次の通り。
 ――いまの心境は。
 色々な方から「お疲れ様」と言って頂いて、すごく気持ちが軽くなりました。いまはとても晴れやかな気持ちです。
考え抜いて決断
 ――リオ五輪後、競技を続けるかについて、どう気持ちが揺れ動いたか。
 毎日のように気持ちが変わった。「やっと決まった」と思っても、1週間たった時に「あれ、やっぱり違うな」っていう風に思ってしまって。自分中心ではなく、一歩引いて卓球界のこととか、色々なことを考えた時に、今回のような答えがストンと出てきた。その答えが出てきてからは、考えが変わることはなかった。やっと、自分が考え抜いた決断ができたかなと思っています。
 ――ご家族やご主人(台湾代表の江宏傑選手)に相談したか。
 母には小さい頃から「やるのもやめるのも、あなた次第」という風に、ずっと指導してもらってきた。母には全て自分で決めた後に、報告という形で話をしました。主人には、毎日のように自宅で「練習しようかな、やめようかな、どうしようかな」と独り言のような感じで聞いてはもらってきたんですけど、最終的に答えを出したと言った時も「そうなんだ」と受け止めてくれました。
 ――この時期に発表したのは、Tリーグが開幕することも関係したか。
 Tリーグの開幕は、私の中ですごく大きい。やっぱり日本卓球界にとって新しい一歩となる、新しいリーグの前に、理事として、お仕事をさせて頂く中で、私1人、まだ悩んでいるとか、自分の考えを口に出す勇気もなくいるのは、卓球界に対してとても失礼だなと思った。私も気持ち新たに、理事としての一歩を踏み出そうと思ったので、このようなタイミングでの発表とさせて頂きました。
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日本人拘束、繰り返される「自己責任論」 背景に何が

2018年10月26日 10時48分33秒 | 事故事件訴訟
日本人拘束、繰り返される「自己責任論」 背景に何が
2018年10月25日20時49分
講演する安田純平さん=2004年、北海道

 シリアで武装勢力に捕らわれていたフリージャーナリストの安田純平さん(44)に対し、「自己責任論」に基づく批判がネット上などに出ている。かつてイラクで起きた日本人拘束事件でも苛烈(かれつ)なバッシングが吹き荒れた。こうした批判が噴き出す背景には何があるのか。
安田純平さん、拘束から解放までの経緯
 解放の可能性が伝えられた23日夜から、ツイッターの安田さんのアカウントには、「どれだけ国に迷惑をかけたのか」「何があっても自己責任の覚悟で行ってくれ」と突き放す書き込みが寄せられた。紛争地での取材にこだわってきた安田さんを「エセ戦場ジャーナリスト」と揶揄(やゆ)するものも。日本政府は身代金の支払いを否定しているが、「身代金、俺たちの税金」と決めつけるものもあった。
 こうした批判に、都内在住のシリア人ジャーナリスト、ナジーブ・エルカシュさん(44)は「紛争地での取材は危険を伴う勇気ある行為。現地の真実を伝えてくれるのはシリア人としてありがたい」という。
 「難民問題などの現場では、そこにいる人たちの様子や思いを伝えることにこそ意義がある」と安田さんの活動を評価し、「たとえ正当な取材活動でも、政府や組織の方針から外れて独立して動く人をすぐバッシングしてしまう。そうした現状を見つめ直してほしい」と訴える。
 自己責任を持ち出す批判は、2015年の過激派組織「イスラム国」(IS)による日本人殺害事件の際にも出た。04年にイラクで拘束された日本人3人に対しても投げかけられた。
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