衆院「3密」回避解除へ コロナ5類、本来の議場に
2023年4月17日 (月)配信共同通信社
衆院は新型コロナウイルスの5類移行に合わせ、本会議の出席者を減らす「3密」回避を解除する方向で検討に入った。感染防止策として2020年4月以来、採決時を除いて議場の議員数を半数ほどに抑えてきた。与野党で合意できれば、5月の大型連休明けから全議員出席という本来の形に戻す。複数の関係者が14日、明らかにした。
政府は新型コロナの感染症法上の位置付けを来月8日に「新型インフルエンザ等感染症」から「5類」へ引き下げる。与野党は近く衆院議院運営委員会で調整を始める。
衆院は定数465。コロナ禍を受け、自民党や立憲民主党などが所属議員を2班に分けて交互に出席する形を取ってきた。憲法が議事成立に必要と定める「総議員の3分の1以上の出席」を保ちつつ、密集・密接回避を図った。
議場に入らないときは議員会館で審議中継を視聴することも申し合わせている。ただ最近は、同時刻の会合に出たり、選挙応援に出向いたりするケースが指摘されていた。
一方の参院は、定数248に対し本会議場に460席あるため、全議員が間隔を空けて着席している。5類移行後も継続する見通しだ。
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