
このようなものを見たことがある人はほとんどいないと思うが。
知らない人にとっては「ただのごみ」としか思えないと思うが・・・・。
実はこれ、かの有名な「マリモ」の赤ちゃんです。
マリモは有名なので知っている人は多いと思うが、実際に栽培したこともある人は少ないだろう。
マリモ、
国の天然記念物なので、採取も販売も禁じられている。
なのに、時折売られている。
採取も販売も禁じられているのに、何故販売されるのか。
それは、国産のマリモではないからです。
聞くところによると、北欧の一部の地域でもマリモがあり、そこから輸入されているらしい。
で・・・・。

これが今我が家にいるマリモたちです。
いつ買ったのか正確な記憶がないが、多分20年くらい前だと思う。
初めのうちは真面目に栽培管理をしていたが、今ではほとんどほったらかしで、年に2回くらい水を交換するだけ。
置いてある場所も、浴室のあまり日の当たらないところ。

これが最も大きな奴で、およそ9センチある。
正直、ほとんど何も世話をしていないため、マリモらしさがなくなってしまった。
中心部は腐ってしまったようで、シュークリームのような状態です。

これは別の個体で、外側が破れている。
で、これを細かくバラバラにすると・・・・。

これは数年前にバラバラにしたもの。
バラバラにしても枯れることはなく、それぞれがまた1個のマリモとして再生します。
で、最初の画像のマリモは、その時に出た細かな砕片をペットボトルに入れておいたものです。
細い髪の毛のような1本の細片からでも再生します。
が・・・・。
水槽内だとなかなかきれいな球形にはなりません。
きれいな球形にするには、ある程度以上の水の動きが必要で、その動きの再現が難しい。
後、水温が低いと他の藻類の発生の少ないが、水温が高いと他の藻類が発生しやすく、日に当てるととんでもないことに。
これまでのどれだけのマリモを里子に出したことか。
多分、今残っているものの倍くらいは里子に出しているだろう。