

かつては「高嶺(値)の花」であった大輪のカトレアも、最近は激安の値段で売られていることが多くなった。
この4鉢のカトレア。
値札が写っていないが、「1200円」です。
ミニカトレアだってこれより高く売られるものはいくらでもあるというのに。
2年前であれば間違いなく買ったであろうが、今はじっと我慢の子です。
正直、似たような花をすでに持っていて、もう置き場所の確保も難しい。
「アルギロデルマ】たちです。
こちらは「リトープス」です。
どちらも、10年前なら間違いなく手を出したと思うが・・・・。
が、最近はじっと我慢です。
というのも、10年くらい前までは我が家でもこの手のメセン類を栽培できたが、今はダメなのです。
昔は良かったのに、今はダメ。
変化が出始めたのは、東京の湾岸地帯に高層ビル群ができ始めたころからです。
それまでは夕方になればそこそこ気温も下がり、熱帯夜になることも今より少なかったが・・・・。
今は夕方になってもあまり気温が下がらず、ほとんど連日のように熱帯夜が続く。
ここに住むようになって48年になるが、初めのころは「チョット軽井沢に似ている」という人もいるほど、夕方になると涼しくなっていた。
なので、そのころはクーラーなしでも問題なく眠れていて、朝方に肌寒さで目が覚めることだってあったのです。
それが今では、クーラーなしでは寝られない日がほとんど。
25度以上で熱帯夜というが、25度などまだ序の口なのです。
正直、25度ならクーラーがなくても寝られるのだから。
私がクーラーをつけるのは26度から27度くらいになってからで、設定温度は「28度」です。
が、夜中の12時過ぎでも「30度越え」もあるほどで、こうなるとメセン類はほとんどダメ。
かつてはあまり問題もなく育ってくれたメセン類も、10年くらい前から少しずつ消えています。
アルギロデルマは4年くらい前に消滅。
オフタルモフィラムは2年前に消滅。
リトープスも今年の夏に消滅しました。
コノフィツムはまだ残っているが、これも風前の灯火状態です。
あと何年残っているか。
相変わらず、葉の巻き方がバラバラです。
「紫外線(日興)によって葉が丸まる」と言われているが、必ずしもそうではないようです。
このアルブカたち。
夏場休眠するものもいれば、休眠しないものもいる。
休眠するものは9月以降に新しい葉を伸ばすが、休眠しないものは8月に新しい葉を伸ばすことが多い。
で、この中で葉の丸まりが良くないものは、どれも8月に新しい葉を伸ばした者たち。
反対に、よく丸まっているには9月下旬以降に新しい葉を伸ばした者たち。
そう、8月に新しい葉を伸ばすと、初めは丸まらないで真っ直ぐに伸びるのです。
で、その葉が丸まりだすのは9月に入ってから。
そのため、9月下旬に伸び始めた新しい葉はすぐに丸まるのです。
去年も同じだったので、これはな違いないと思うが。
ところが・・・・。
この球根だけは今もって芽を出しません。
6月には花を咲かせていて、球根が腐っているわけでもないようです。
何故成長を始めないのか。
まだまだ分からないことだらけです。