<うずら屋>
戸隠といえばなんといっても蕎麦である。
戸隠は寒暖の温度差が激しい高地である。寒暖の差があるからこそ旨い蕎麦が
できるのだ。蕎麦の生育のころに、昼間暖まった地面に夜急速に冷気がおりる
ため、霧に覆われることが多い。そのためその香り高く風味豊かな美味しい蕎麦は
「霧下蕎麦」と呼ばれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/2b/c23c4d5abc1374d108640fd475b49aef.jpg)
戸隠神社の中社である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ab/5d573f3cbbb8d85f84c41ec2cf644b25.jpg)
その門前にある、うずら屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/03/75b29e3f0fc0f7c5068f81ccf5312e36.jpg)
いつもながら混んでいる。
名前を書いて、脇に備えられた灰皿のへんで煙草を吸って待つ。
店の表に戸隠蕎麦の由来が書かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/0c/e1e4e6c22d123d430d96102064f7b8e8.jpg)
戸隠の蕎麦屋では、須坂でわたしが贔屓にしている「戸隠手打ち蕎麦処 たけの
春」が修行していた「よつかど」に行くことが多い。うずら屋も好きな店のひとつ
だ。その他にも何軒かの蕎麦屋にはいったことがあるが、まずハズレのない地域が
戸隠である。
やがて名前を呼ばれて、
「これからご案内するお席でよろしければ・・・」
とひたすら恐縮するご主人に案内され、「はい、ここで結構です」といいながら
腰をおろす。この店は、ギチギチに客を詰め込むようなことはないので、なあに
心配はいらない。
「盛り、を一枚」
注文し、野沢菜をつまみながらそば茶を啜る。
続いて蕎麦つゆ、薬味、山葵と山葵卸が運ばれてくる。
蕎麦猪口につゆを少量いれて口に含み吟味し、山葵を適量摩り下ろして、店内の
あちこちに眼を配っているうちに蕎麦が到着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/86/feed8004681d775151e2cbb2b6df5a84.jpg)
きれいにぼっち盛になった蕎麦を少量、そのまま味わう。次につゆを少量だけ
つけていただく。
あとは、山葵と薬味を加えて一気に貪るように勢いよく啜りこみ、あっという間
に食べきる。ふぅ、おいしかった。満足、満足である。
タイミングよく届いている湯桶から熱い蕎麦湯を注ぎ、残りの蕎麦つゆも足して
飲みきる。
量的には、大盛りがいいのだが実はこのあとに楽しみがある。戸隠から白馬に
抜ける道の途中の鬼無里(きなさ)にある、「いろは堂」のおやきを食べるつもり
なのだ。だから盛り一枚が適量なのである。
「遠いところをわざわざお越しいただきありがとうございました」
レジで支払いをすませるわたしに、ご主人が丁寧なお礼をいう。
この言葉、口先だけでなく心から言っているのがわかるのだ。
わたしが初めて戸隠へ行くひとに、蕎麦屋でまず一番にここを薦めるのは、もち
ろん蕎麦の味もあるが、グループ客だろうがひとり客だろうが常連だろうが初めて
だろうが、均等に迎えてくれるこの接客にあるのだ。
→須坂の「戸隠手打ち蕎麦処 たけの春」の記事はこちら
→鬼無里の「いろは堂のおやき」の記事はこちら
戸隠といえばなんといっても蕎麦である。
戸隠は寒暖の温度差が激しい高地である。寒暖の差があるからこそ旨い蕎麦が
できるのだ。蕎麦の生育のころに、昼間暖まった地面に夜急速に冷気がおりる
ため、霧に覆われることが多い。そのためその香り高く風味豊かな美味しい蕎麦は
「霧下蕎麦」と呼ばれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/2b/c23c4d5abc1374d108640fd475b49aef.jpg)
戸隠神社の中社である。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4c/ab/5d573f3cbbb8d85f84c41ec2cf644b25.jpg)
その門前にある、うずら屋。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/03/75b29e3f0fc0f7c5068f81ccf5312e36.jpg)
いつもながら混んでいる。
名前を書いて、脇に備えられた灰皿のへんで煙草を吸って待つ。
店の表に戸隠蕎麦の由来が書かれている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/01/0c/e1e4e6c22d123d430d96102064f7b8e8.jpg)
戸隠の蕎麦屋では、須坂でわたしが贔屓にしている「戸隠手打ち蕎麦処 たけの
春」が修行していた「よつかど」に行くことが多い。うずら屋も好きな店のひとつ
だ。その他にも何軒かの蕎麦屋にはいったことがあるが、まずハズレのない地域が
戸隠である。
やがて名前を呼ばれて、
「これからご案内するお席でよろしければ・・・」
とひたすら恐縮するご主人に案内され、「はい、ここで結構です」といいながら
腰をおろす。この店は、ギチギチに客を詰め込むようなことはないので、なあに
心配はいらない。
「盛り、を一枚」
注文し、野沢菜をつまみながらそば茶を啜る。
続いて蕎麦つゆ、薬味、山葵と山葵卸が運ばれてくる。
蕎麦猪口につゆを少量いれて口に含み吟味し、山葵を適量摩り下ろして、店内の
あちこちに眼を配っているうちに蕎麦が到着する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/86/feed8004681d775151e2cbb2b6df5a84.jpg)
きれいにぼっち盛になった蕎麦を少量、そのまま味わう。次につゆを少量だけ
つけていただく。
あとは、山葵と薬味を加えて一気に貪るように勢いよく啜りこみ、あっという間
に食べきる。ふぅ、おいしかった。満足、満足である。
タイミングよく届いている湯桶から熱い蕎麦湯を注ぎ、残りの蕎麦つゆも足して
飲みきる。
量的には、大盛りがいいのだが実はこのあとに楽しみがある。戸隠から白馬に
抜ける道の途中の鬼無里(きなさ)にある、「いろは堂」のおやきを食べるつもり
なのだ。だから盛り一枚が適量なのである。
「遠いところをわざわざお越しいただきありがとうございました」
レジで支払いをすませるわたしに、ご主人が丁寧なお礼をいう。
この言葉、口先だけでなく心から言っているのがわかるのだ。
わたしが初めて戸隠へ行くひとに、蕎麦屋でまず一番にここを薦めるのは、もち
ろん蕎麦の味もあるが、グループ客だろうがひとり客だろうが常連だろうが初めて
だろうが、均等に迎えてくれるこの接客にあるのだ。
→須坂の「戸隠手打ち蕎麦処 たけの春」の記事はこちら
→鬼無里の「いろは堂のおやき」の記事はこちら
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