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私の好きな高湯温泉にある、もちろん白い濁り湯の硫黄泉だ。
日帰りも宿泊もあわせたら10回ぐらい行っているお気に入りの温泉だ。
宿泊料も13,000円~15,000円のお値打ちな宿である。
我が家の年末恒例のお泊りはこの玉子湯なのだ。
いつも冬に泊まるので、テカテカに凍った道路での恐怖体験もある。
その分、雪見露天が楽しめるということだ。
ある大雪の年、
宿から露天風呂までの道は、人が通れる巾だけきれいに除雪され、その周りの雪は1メートルくらい積もっていた。
備え付けの番傘をさして露天へと向かう。
寝る前に吹雪きの中露天に入った。
雪が入らぬよう裏返しにした脱衣カゴに雪が積もっていた。
着物が濡れないようにとしっかりバスタオルで覆っておく。
冷たい!!
足が冷たい!!
こんな雪の中、露天に入る物好きは私達だけだった。
雪がまともに当らないよう岩にへばりつくように湯に浸かった。
いいお湯だ。
その内に風も収まり月が顔をだした。
幻想的な光景に出会って感動した。
ここは、翌朝に男女が入れ替わる。
どちらの露天も岩を背に配し、前には山というロケーションだ。
女性には専用の露天風呂があるので一つ得をする。
大浴場は3年ほど前にリニューアル、そして、もう一箇所内湯があるので全部入るには泊まらなければ無利である。
食事は朝、夕とも部屋食である。
ごく、一般的な旅館の料理ではあるが美味しくいただける。
及第点を進呈。
ある年、チェックインの時間より30分くらい早く着いてしまった。
「部屋はご用意できてますから」と快く案内された。
こういう何でもないような事だがうれしい。
この温泉は雪の時期が一番である。
部屋から見る雪景色もいい。
この時期 たまご湯の上の沢には
カジカ蛙がコロコロとひっそり鳴いていますよ。
砂防ダムの上です
足音を立てないでそっと探索してみて下さい。
声も聞いたことがありません。
>足音たてないで・・・
うるさい私達には難しいかもね。
今度玉子湯に行ったら一人でそっと、コロコロという声を聞いてみたいものです。