おんせんたまごのお気楽日記

東北の山・温泉・お蕎麦を中心に、お気楽主婦の日常をつづったブログです。 私の備忘録でもあります。

乳頭温泉郷 孫六温泉

2014年10月03日 | 秋田県の温泉
乳頭温泉郷でいちばん鄙びて秘湯情緒たっぷりの孫六温泉。
宿の前まで車で行けないという奥まった所に建つ。
黒湯温泉駐車場から坂道を下りると数台だけ止めるスペースがあった。
その駐車場から坂を下り橋をわたって孫六温泉に着く。



帳場で日帰り入浴料510円を支払う。
素朴な優しいおじさんがお風呂を説明してくれる。
宿の建物の一向かいにある湯小屋が2棟。



混浴の石湯をのぞくと誰もいない。
チャンス!!!



左右に分かれて男女別の脱衣室がある。
石が顔を出している脱衣室。



入り口からさらに階段を4、5段下りて湯船に到着。
石湯というだけあって大きな石が鎮座し、石をくりぬいたような浴槽。
石造りではあるが底は板敷でブロックや漬物石が置いてある。
5、6人が入れるやや深めの浴槽。



湯の花を濾すための湯の花キャッチャー?
確かに湯の花は見られない澄んだ透明のお湯。
43度くらいありそうなスッキリシャッキリの気持ちがいいお湯。



戸を開けて露天風呂へ。
そこにある露天は10人くらい入れる浅めの池みたいなお風呂。
温度は内湯よりぬるく特徴のないお湯だ。



川沿いにもう1つ、小さな露天がある。
こちらも同じようなお湯。
2つとも内湯のポイポイ湯ではないだろうか?



混浴のお風呂は落ち着かないので一通り入ったら女性露天へ。
脱衣室より一段下の川沿いにある。
混浴露天より風情がある深めの湯船。
5、6人は入れそうだ。



お湯の投入口は2つ。
少し深緑色がかった透明のお湯に茶色の大きな湯の花。
うっすら香る硫黄臭。
42度くらいの良いお湯だ。



目の前を先達川が流れ、紅葉の始まった木々が見える。



次はすぐ隣の湯小屋「唐子の湯」
こちらは男女別の内湯で4、5人規模のコンクリート製。
底は板が敷いてある。
カランやシャワーなど一切ない超シンプルなお風呂。


お湯の投入口を探すが見つからない。
男女の境が湯船の中でつながっているのを発見。
男風呂にいる夫に聞くと湯口は向こうにあった。
ウッスラ硫黄臭を感じる良いお湯だ。

孫六温泉は3、4本の源泉があるとか。
加水・加温なしの源泉掛け流し。
お湯は日によって色がかわるそうだが全てが無色透明だった。

湯小屋の雰囲気がよくて落ち着く孫六温泉だ。
こんな秘湯でも冬季営業していると聞きビックリ。
雪が降り積もる時に泊まってみたいものだ。


石湯
単純泉  46℃  PH7・1

                 (10月1日)


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