松川温泉 松楓荘

松川温泉の３軒の宿でいちばん秘湯感のある宿。
ここも「日本秘湯を守る会」の宿で一度だけ宿泊した事がある。
今回は峡雲荘をチェックアウトした足で立ち寄り。
広い駐車場は一面の雪。



まだ９時半だから他にお客さんはなく夫と２人。
先ずは昨年夏に新しく出来た内湯へ。
ここは以前、客室だった場所に男女別内湯ができていた。

木の色も新しいきれいな脱衣室。
ウオシュレットトイレも完備。





ワオー！と言いたくなるようなステキなお風呂。



洗い場に水道はなく、湯溜めのお湯を汲んで使うシステム。
ぬるいお湯が絶えず流れている。




「ねるめ」「ふつう」の浴槽。
ねるめと言っても決してぬるくはない、きっと４２度くらい。
ふつうが４５度くらいありそう。



「石段は三段あります」と書かれている。
三段目に座るとお湯がちょうど首辺りまで来る。
青みがかった半透明のお湯に白い湯花がいっぱい。
大好きな硫化水素臭がする新鮮で気持ちの良いお湯だ。



女性風呂から混浴露天への出入り口がある。
この造りなら女性も入りやすいかも。
誰もいないので堂々と行こうと一歩！
アッチッチィ！！！とんでもなく熱い。



しかし、この露天はいつも男性がいて入った事がない。
せっかくのチャンスを逃すわけにはいかない。
が、熱い湯の好きな私でも入っていられない。
かろうじて一枚撮った写真。


きっと５０度はあるのではないか。
後から一人で混浴に入った夫は湯かき棒でかき混ぜてどうにか入ったらしい。
それでも長くはいられずすぐに上がったと言う。

真っ赤になった足を拭き、簡単に洋服を着てから以前からあるお風呂へ。
昔ながらの脱衣室。


洗い場は左右に計４箇所。



湯気でほとんど視界がきかない内湯。
大きな石がせりだす懐かしいお風呂。
ここも熱くて入れない、混浴露天と同じくらいの熱さであきらめる。
ここから行ける女性露天のドアは開かず、退散。



さんざんだ・・・
脱衣室に掲げてあるお湯の温度を見てビックリ！
前日の記録だが、内湯も露天も５０度。
入るなという意味か！


もう一度、先ほどのお風呂に入ってまったり。
帰る時に受付で、混浴熱いですねと言うと「はい、熱いです！」
１個５０円の温泉卵を買って出る。

対岸には洞窟風呂があった。
土砂崩れで現在は閉鎖中の洞窟風呂を早く復活して欲しい。


これが、その洞窟風呂（２０１１年７月）



単純硫黄泉（硫化水素型）
６４度　pH５・７