女夫淵温泉から先は許可車しか入れない。
歩くと1時間半かかるらしい。女夫淵温泉公営駐車場に車を止めて宿の送迎バスを利用する。
宿に電話をすると
「折り返しのバスが出ているのでお待ち下さい。20分とかかりません」
その割には30分待ってもバスは来ない。
加仁湯と書かれたバスが到着したのはそのずーっと後だ。
「いらっしゃいませ」「お待たせしました」
当たり前と思われるその言葉すらない。
お願いします、と乗り込む私に
「お名前は?」と、それだけ。
最初に出会う加仁湯の印象は良くない。
決して新しくないそのバスは我々4人を乗せていざ出発。
未舗装の林道を走るバスはガタガタ揺れる。
細い道をどんどん上へと登っていく.
途中、眼下を紅葉の一番美しい場所だとバスを止めて教えてくれた。
もしかしたらこの運転手さんはシャイなのかもしれない。
が、しかしだ接客業という事を忘れないでほしい。
さて、一泊して帰りのバス。
チェックアウトは10時。
送迎バスの出発は9時と11時20分の2本。
ほとんどのお客さんは9時のバスで帰って行った。
私達はのんびりと9時半頃にチェックアウトし、荷物を預けて八丁の湯へと出かけた。
外来入浴を終えて宿へ11時に帰り、ロビーでコーヒーを飲みながらバスの出発を待った。
他の宿のお風呂へ行く者にとって11時20分という時間はありがたい配慮だと感謝。
帰りの運転手さんは愛想よくガイドさんよろしく随所で説明をしてくれた。
温泉も色々、運転手さんも色々ってことでチャンチャン。
私の周りで加仁湯に行った人はいないんですよ。
また、知らない人も多いです。