おんせんたまごのお気楽日記

東北の山・温泉・お蕎麦を中心に、お気楽主婦の日常をつづったブログです。 私の備忘録でもあります。

藤七温泉

2005年06月05日 | 岩手県の温泉
八幡平にあるこの温泉は標高1700メートルの場所にある。

この旅館に泊まったことはない。
3回とも立ち寄りでのお風呂である。

その中でも一番の思い出は雪見の露天風呂だ。
10月の半ばすぎ、紅葉が見頃だというので八幡平ロイヤルに泊まっていた。
翌朝、ホテルの周りにはうっすらと雪が!!!
岩手山の初冠雪の日だった。
青空のいい天気に誘われ、樹海ラインを走り藤七温泉へ。

まさか雪になるなんて想像もしていないのでタイヤはノーマル。
一人が危険だからやめようと言い出す。
車の持ち主で運転手の彼女が四駆だから大丈夫と言う。
ナビの私はこれくらいの雪ならすぐに溶けてるよとGOサインを出す。

ところが、道路の雪は溶けてはいなかった。
道路沿いの紅葉した葉っぱは白く雪をかぶっていた。
まだ、死にたくないと言う彼女、
人の運命は決まっていて死ぬ時は死ぬのだとわけのわからぬ事を言う私。
間に入って、黙々と運転する彼女。
半分けんかしながら頂上へ着いた。
よくぞご無事で・・・という感じ。

宿の駐車場は10センチほどの積雪。
ヤッホー!!雪見の露天だー。
いちもくさんに露天風呂へ走る。
あたり一面の雪景色でさすがに寒い。

内風呂には数人いたが露天は誰もいなかった。
死にたくないと言ってた彼女は心臓に悪いからと内風呂に入った。

露天風呂はやや熱めのお湯で冷たい風が気持ちいい。
紅葉見物に来て、まさか雪見風呂に入れるなんて幸せ~♪♪♪
いつまでも入っていた。
内風呂の彼女もやって来た。
が、少し浸かっただけで上がっていった。
もたいないよね~、こんないいお湯なのに~ などと言いながら雪見風呂を堪能。

帰りのアスピーテラインはすっかり雪も溶け快適に雪と紅葉の混じった山々を見ながらホテルに戻った。

5年くらい前の、今でも語り草になっている雪の藤七温泉であった。

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2 コメント

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Unknown (ばび)
2008-10-24 12:46:04
いやぁ・・楽しく読ませて頂きました(笑)
それにしてもノーマルタイヤで雪道の樹海ラインを登って来るなんて地元の人間なら絶対やりませんね。事故ってニュースネタになるのがオチです。よくぞご無事で♪
雪見露天は何度も経験してますが11月に入って峠越えの温泉行脚の前には毎年多少早めでもタイヤ交換をしてます♪
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危なかったですね (おんせんたまご)
2008-10-24 22:30:45
ばびさん、今思うと無謀でしたよね。
忘れられない紅葉と雪の温泉です。
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