『いっしょに函館の花見に行こうか』 久しぶりに晴れ渡った土曜の朝、
これからまた函館の妹のお世話に行くという静さんが、突然提案してきた。
ようやく晴れた今日は、溜まった洗濯をして、置きっぱなしの花の苗を植えて・・・
やりたい事が山のようにある。しかし、私たちの時間に自分の都合を決して
押し付けることをしない静さんが、めずらしく積極的に「いこうよ」という。
「そうだね、静さんと函館の桜観に行くなど、あと10回もないね」と私。
「うん、まあ、来年は生きてるだろうけど、あんたも分からないからね・・」とニヤリ。
(う、逝く前の野生の勘が研ぎ澄まされてきたか・・・) 「よし、行こう」と決断。
駅に送るだけのつもりで、洗濯は途中、靴下もはかず、なにもかもほっぽらかして
駅までの運転を夫にたのむ。静さんは窓口で私の分の切符の交渉を、「年会費1500円で30%割引の方が得だよ」
と、50歳以上の悠々倶楽部の会員登録をてきぱき進め、さっさと支払を済ませ、ホームで駅弁を二つ買った。
姑の後を追って空いた席に着き、「遠足だね!!」と蟹飯弁当をほおばる。(今日は嫁の日か・・!)
母の日を忘れていて、数日後ユンニの湯で生ビールと枝豆でごまかした自分を恥じる。
函館駅の改札口に、目の不自由な妹のせつさんが嬉しそうに待っていた。
「せつは目が悪いから花見になんか行かないと思う」と静さんは言っていたが「私も行く」とせつさんの声が華やぐ。
常時お世話になっている個人タクシーの運転手さんが私たちを連れて函館の桜の名所を回ってくれた。
目の悪い妹には遠慮して、せめて嫁と共にと思いついたことが、思いがけず、妹を喜ばせることとなり、
静さんはそれが嬉しくてたまらない様で、今だからこその姉妹の時間を取り戻しているのか・・と思う。
(自分より妹の方が親に可愛がられていた・・)等のもやもやが実は妹も(自分より姉の方が・・・)と感じていた。
そんなことを言い合えて、「なーんだ」とお互い腹を抱えて笑い合う。そんな些細なことを80過ぎまで持ってきた。

初めての草の上ではしゃぐサトルスを親子が楽しむ

老眼鏡をかけ、キャベツの種まき!
これからまた函館の妹のお世話に行くという静さんが、突然提案してきた。
ようやく晴れた今日は、溜まった洗濯をして、置きっぱなしの花の苗を植えて・・・
やりたい事が山のようにある。しかし、私たちの時間に自分の都合を決して
押し付けることをしない静さんが、めずらしく積極的に「いこうよ」という。
「そうだね、静さんと函館の桜観に行くなど、あと10回もないね」と私。
「うん、まあ、来年は生きてるだろうけど、あんたも分からないからね・・」とニヤリ。
(う、逝く前の野生の勘が研ぎ澄まされてきたか・・・) 「よし、行こう」と決断。
駅に送るだけのつもりで、洗濯は途中、靴下もはかず、なにもかもほっぽらかして
駅までの運転を夫にたのむ。静さんは窓口で私の分の切符の交渉を、「年会費1500円で30%割引の方が得だよ」
と、50歳以上の悠々倶楽部の会員登録をてきぱき進め、さっさと支払を済ませ、ホームで駅弁を二つ買った。
姑の後を追って空いた席に着き、「遠足だね!!」と蟹飯弁当をほおばる。(今日は嫁の日か・・!)
母の日を忘れていて、数日後ユンニの湯で生ビールと枝豆でごまかした自分を恥じる。
函館駅の改札口に、目の不自由な妹のせつさんが嬉しそうに待っていた。
「せつは目が悪いから花見になんか行かないと思う」と静さんは言っていたが「私も行く」とせつさんの声が華やぐ。
常時お世話になっている個人タクシーの運転手さんが私たちを連れて函館の桜の名所を回ってくれた。
目の悪い妹には遠慮して、せめて嫁と共にと思いついたことが、思いがけず、妹を喜ばせることとなり、
静さんはそれが嬉しくてたまらない様で、今だからこその姉妹の時間を取り戻しているのか・・と思う。
(自分より妹の方が親に可愛がられていた・・)等のもやもやが実は妹も(自分より姉の方が・・・)と感じていた。
そんなことを言い合えて、「なーんだ」とお互い腹を抱えて笑い合う。そんな些細なことを80過ぎまで持ってきた。

初めての草の上ではしゃぐサトルスを親子が楽しむ

老眼鏡をかけ、キャベツの種まき!