大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

人生の出来事!

2011-03-26 | 日記
10年も20年も前から危惧し、その日をどう迎えるか。。と常に意識はしてきたつもりだった。
電気が無くても、お金が無くても、特に困らずしゃらしゃらと生きていく。。。そんなことを
いつも、仲間と寄ればさわれば、面白おかしく語り合いワクワクするのだった。
米と野菜を作って、薪を焚き、太陽と共に寝起きし、独占に耐えられないお互いに
成り合ってゆきさえすれば、何とかなる・・・と 10年前 いまの暮らしを始めたのだった。
この倉庫暮らしで最初に引き落とされた電気料金は3000円だった。
「おお!!」と感動したのもつかの間、10年の間に冷蔵庫、冷凍庫、FAX3台
テレビ、パソコンetc・・・と「その日」に対する危機感は持ちながらも、気持ちはゆるみ、
夜更かし大好き。ここ数年の電気料金は10000円を下回ることが無い実態が情けない。
ガソリンの高騰騒ぎがあるたびに少し気を引き締めたりはするが、商売をしている以上は諸々の矛盾にも
まあまあと、やりすごしながらも、この暮らしを体得しておけば大丈夫。と10年間に培った感覚に確信を深めてはいた。
13日東京の父の一周忌に参列するために、二人で7日間JR乗り放題99900円のフルムーン切符を買った。
日本海周りのトワイライトエキスプレスが大阪に着く9日昼12時前に「地震大丈夫!?」と長沼のえりちゃんからメール。
(長沼地震来たんだ)と思いながら、その後の相次ぐ地震情報横目に岡山、松山、広島を「感謝」で物見遊山。
鉄道の仕事に就いている弟郁夫さんから法事は延期と連絡が入る。
こんなときに不謹慎だが、せっかく蝦夷地から本州、四国と来たんだから九州に渡って来るべ、と12日開通の
九州新幹線「さくら」で博多に、そして大分別府の湯治場で赤峰百姓塾の同期生あゆみちゃんと合流する。
偶然そこで赤峰農場の生産物別府店を切り盛りする赤峰さんの実の妹大西さんと引き合わされた。
リュウマチで長いこと苦しんだが食を正したら、自分よがりな心が正され、身体が救われた。
という話を聴いて、ここに来た意味を知る。
あゆみちゃんが炊いて持ち込んでくれた玄米ご飯と、大西さん手作りのお惣菜が テーブルにところ狭しと並んで、こんなときにこんな豊な食卓が用意されていることにただただ感謝が湧き上がる。
JRもいつどうなるか分からないから一刻も早く札幌に帰ろう・・とおもいつつ、「東京に行こう」と夫が言った。
13日夜、東京駅周辺で娘と食事をしたが、店は急遽8時に閉めるということで、やはり空気はシンとした感じだった。
その時点で町田までの電車は通常に運転していた。周りの人も冷静にこの事態を受け止めている空気感だった。
9時過ぎに町田の家に着くとテレビが明日からの計画停電の時間帯を延々と流していた。
「風呂桶に水溜めておけばいざの時は飲めばいいし、電気来てる間にご飯炊いておにぎりつくったらいいよね」
車庫のシャッターリモコンだから今から開けっ放したほうがいいか、それとも車使わないと決めるか・・・・
車庫で七輪える。カセットコンロも便利だ。。。暖房切れたらアキラみたいに布団で寝てればいいね。
近くの店に乾電池、食品を買いに行ったがもうなかったという。
14日朝、町の広報マイクが「全学校休校」を繰り返し告げた。
このまま、来週に延びた法事までここに潜伏しているほうが得策か。。とも思ったが、あんまり天気が良いので
「ホッカイドーチーム、アタック開始しまーす」と駅まで行くが駅は閉鎖。デパートも閉鎖。
そこで意識がシャキっとなる。
本当に運よく、バスで羽田空港まで行けた。夫は最後までフルムーン切符を使いきる意気込みで、空港から東京駅に出て間引き運転の上越新幹線で長岡からトワイライトに乗る算段をしている。が、そのときすでにトワイライトは運休。
空港の土産物店はほとんどシャッターを閉めて節電対策を実践していたが、思いのほか空港は落ち着いていた。
運よく乗れた千歳行きのエアドウの翼の横の席で、(ありがとう、ありがとう、ありがとう、、、)と翼に言い続けた。
 10年も前から、「その日」を想定しながら、「その日」を迎えたのは、準備の整ったこの長沼ではなく東京だった。
          2011年3月14日 55歳の誕生日を迎える前夜の出来事だ。





放射線に負けない食生活の知恵 2

2011-03-26 | 食生活
マクロビオティック・ライフ入門 岡部賢二

放射線に負けない食生活の知恵


放射線の害が問題化していますが、どのような対策によってその害から身を守ることができるのでしょうか。

放射線の問題点は、それを過剰に浴びると甲状腺ガンや白血病を招いたりすることです。まだ、成長段階にある細胞が放射線を受けると、遺伝子が損傷し、プログラムミスによりガンや奇形といった成長・発育障害が引き起こされます。ですから、大人よりも子供にその害が出やすいということになります。また、放射線により大量の活性酸素が発生することで、血液や細胞、血管の油に過酸化脂質というサビがとりついて、それらの機能の低下を招き、生活習慣病などの老化現象が起こりやすくなることです。

陰性の性質は「冷やす」、「ゆるめる」、「溶かす」働きなどで代表されます。言葉を換えれば、広がって行こうとする拡散性や遠心性と見ることができます。それに対して陽性の性質とは「温める」、「しめる」、「固める」働きに象徴されます。言い換えると縮こまって行こうとする収縮性や求心性ととらえることができます。この陰陽の尺度をつかって放射線を見ていくとその対策を講じることができます。

放射線の性質は、物を透過して遠くに広がろうとする強力な拡散性です。ですから原爆症は、爪や皮膚が溶けてケロイド化し、毛穴が開いて髪の毛が抜けたり、原爆の場合は熱線によって一瞬で体が溶けて揮発してしまうという点です。放射線治療などで被曝した場合は、赤血球や免疫細胞が溶けて貧血の傾向や白血病が起きたり、腸がゆるんで便秘をしたり、体が冷えてだるくなったり、髪の毛が抜けたりといった陰性化した症状が現れます。

この時に、陰性の強い砂糖を含む食べ物や、果物、アルコールなどを摂取すると、非常に危険であるということです。反対に塩は砂糖と比べると陽性で収縮性が強く、きゅうりやナスを塩でもんだり、塩漬けしておくと縮んでいきます。ですからこの塩を上手に使うことで、放射線から身を守ることができるのです。30cmの塩の壁を造ると放射線は透過できないといわれています。人間の場合も同様で、海水を煮詰めて作ったよい塩気をしっかり補給して体内に循環させておけば、放射線の害からかなり身を守ることができます。

また、アミノ酸やクエン酸などの酸には放射線を排泄する力があるといわれています。ですから塩気で放射線をブロックし、酸で排泄すればよいわけです。そこで注目されているのが伝統製法の味噌や梅干し、醤油、漬物といった発酵食品です。それらの食品には塩気とアミノ酸、クエン酸などの酸の両方が含まれるので、放射線対策にぴったりの食品です。実際、味噌のジコピリン酸に放射性物質を排泄する働きが強いことが報告されています。チェルノブイリ原発で事故が発生した当時、ヨーロッパの自然食愛好家の間で味噌を食べようという運動がおこり、日本から大量の味噌が援助物資として送られたそうです。

さらに、海藻のヨードにも放射線の害から身を守る働きがあることが知られており、

原子力発電所でもヨード剤が配備されているそうです。ですから昆布でダシをとり、ワカメやフノリを入れた味噌汁であれば、放射線対策に抜群の威力を発揮できるはずです。昆布の黒焼きもよいでしょう。放射線治療やレントゲン検査を受ける前は味噌汁や梅醤番茶、鉄火味噌、梅干し、ごま塩等を、飲んだり食べたりしておくとその害から身体を守ることができます。

玄米を火で焼きしめて陽性化した黒炒り玄米に少しの塩か梅干しを入れて煮だした黒炒り玄米スープにも、陰性な放射線を吸着する働きがあります。コバルトを照射して芽が出ないように加工された玉ねぎやじゃがいもなどの照射食品に対抗するためには、時々、このようなスープを飲んで身体を浄化しておくとよいでしょう。また梅干しを焼きしめて作った梅干しの黒焼きも常備しておくと、放射能漏れ事故が起きた時などに役に立つと思います。

このような伝統食品を活用して放射線に負けない身体づくりをしていきましょう。

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かつて長崎原爆投下の際、秋月辰一郎先生の玄米菜食の病院では塩気の強い玄米ごはんと塩気の強いみそ汁の食事で、原爆症が出ない、または軽いといったことになりました。それで、チェルノブイリの際は、その経験からオーサワジャパンのみそが日本にほとんどなくなったのです。

食に関しては、それぞれのこだわりがあると思いますが、響くところがある方は、ぜひ食をととのえてください

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野口整体コミュより・放射線被爆の心配がある方は、 盲腸のあるあたり(右下腹部)の上から愉気を行ってください。 放射能の身体への影響を軽減できます。 盲腸を切除してしまった方には、残念ながら効果がありません。




ブログ友のじゅんさんのところにも写真があります。
チェルノブイリにお味噌を送った事が八丁味噌資料館に書いてあったそうですよ。