大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

「病気を治すな、体を治せ」

2012-04-05 | 食生活
   

 現代の生命
  体には先祖から受け継いだものに加え、個人として誕生以来の体験や感情が全て記憶されているものです。

  体にとって強い衝撃となる薬物、農薬等の化学物質、病気、怪我、精神的なストレスなどは全て、体内に
  物質となって残ります。

  硬結と呼ばれるこの物質は、体の特定の部位で塊りとなり、その個体の生命の質を低下させ続けることに
  なります。

  日本鍼術の歴史は、硬結との格闘の歴史と言ってもよいものです。

  硬結は古代から近代まで極柔らかいものでしたが、高度成長期を境に農薬や添加物、治療薬などの
  化学物質と結合し、鉱物状の塊りとなり体内に潜んでいます。

  現代人の体内に入った化学物質の集積物である硬結が、人体に与える影響は計り知れないものが
  あり、生命の質を高めるには硬結の排出が不可欠です。

  いのちの階段
  体のレベルには階段のように、いくつもの団塊があるものです。
  そのレベルが変化する際、体は一時に不安定な状態になることがあり、その時に全体のバランスを
  取るために現れる調整作用が病気でありその症状です。

  したがってこの調整作用を、体にダメージを与える薬物などで止めた場合、体のレベルは下の段階に
  落ちることになります。

  望まれるのは体のレベルが上がり、結果として病気も治る治療です。 

  古来より「病気治すな体を治せ」と言われる由縁です。

  治療が進み体の段階が高まるにつれ、空洞と硬結は縮小し、良性のものに変化していきます。

  その過程で硬結内の化学物質が排出される時には、一時的に症状の悪化や思いもよらぬ症状が
  現れることがありますが、いずれも体の段階が上がるときの調整作用ですから、体が良くなっていく
  指針として歓迎される現象です。

  この調整作用は反応と呼ばれ、体の段階が上がるためには不可欠であり、鍼では特に重視するものです。

                                          日本鍼術より

今年も冬よ さようなら








「高次機能障害」?

2012-04-05 | 食生活

息子の脳は『高次機能障害』という障害を負っているとカルテには記載されている。
事故から2週間経った頃からすぐにリハビリが始まった。
7階の病室から13階の晴れた日は富士山が見えるリハビリルームに行く。
「名前は?生年月日は?ここはどこですか?」毎日まず同じことを聞かれるが
墨東病院の名前はちっとも覚えられず「すごくいい病院です」と毎回言っていた。
日常会話の中では「スケボーで転んで頭打ってボクトー病院に運ばれたんだよ」
と繰り返し話しをするが「あ、そっかー。ふーん。覚えてないな・・・」大真面目に他人事。
けいこさんと私は、自分たちのことを思い出しただけで充分なので「病院の名前分からなくてもいいよね」と楽観視。
また、リハビリで簡単な数の暗算や文章を作るという問題には毎回ほとんど滅茶苦茶だったが
傍で見ているけいこさんも私もけっこう分からないことが多く、「こんなの分からなくても今まで生きて来れた」と楽観視。
だが自分のことは棚に上げ「ここまでアホか?この際もう少し何とかならないものか・・」と爪の灯ほどの希望を託す。
しかし、ここ半年一緒にすごす時間が多かったけいこさんが「すっかり元に戻った!もう退院できる」
と太鼓判を押すので「ま、あんたがよければ、、、」ということで、あとは野となれ山となれ。
さらに、「自分の質問の仕方がおかしいのか?」と反省までしてくれたリハビリの先生も、
「このひと、こういうひとなんです、このまんまのひとなんです、これでふつーなんです」とけいこさんの必死のフォローに
かしげていた首を起こし「ま、今後会社に就職するっていうのならもう少しって思いますが・・・」と自分自身を納得させる。
ちなみに、「畑、田んぼ」という言葉で何を連想しますか?」 の質問に
「まいにち声をかけると稲や野菜が大きく育ちます」と答えた。  先生の目は点だった。 母は「ハッハッハー!!」