大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

ズボラ百姓?!

2012-09-03 | 日記
 3年間米を作った田を今年は休ませるため 肥料用にひまわりを蒔いた。 
ひょろひょろと頼りなげに伸び はたして どんなふうになるのかと思っていたら
ある日突然 緑の田畑の真ん中に 大きな黄色の絨毯が敷かれた。 圧巻。
しばらくの間 目も心も 十二分に味わって 土曜の夕方夫が トラクターで砕いた。
それが 畑にすき込まれて土になり 作物の養分となって ひとのいのちに繋がる。
 国道のすぐ横の休ませているもう一枚の田には 去年そばを作った。
今年は そこに 大豆 じゃがいも かぼちゃ 人参 大根 かぶ・・・いろいろ蒔いた。
はっ・・と気がつくと草ぼーぼー。  あわてて取るが どうにも追いつかず。
そのうち 去年のそばが こぼれ種でそこらじゅうに生えてきて 白い花を咲かせた。
これで 草が目立たなくなり 隣近所を気にしてそわそわしなくても良くなった。 (ここはそば畑)と人目を欺く。
しかし、そばの花が落ちると同時に ヒエがぐんぐん勢いを増し 国道に向かって猫のシッポを風にゆらせて人目を引く。。。。
 ズボラ百姓お恥ずかし~~~~ 
母屋の穴掘りに追われていたが、日曜早朝 枝豆畑のヒエ取りにでかける。
畝と畝の間にうずくまって 豆を刈らないように ヒエを刈る。
7月の日照りの時には草も生えない。 そのあとのひと雨ひと雨が 豆にも草にも いのちを吹き込んだ。
畝の合間にもぐりこむと ヒエは上に長く長く伸びて目立つが 豆の株の周りはスギナに覆われ守られている様に見える。 
大雨の後 草も豆も 土に根を張り 共に育って来たことが胸に来る。 その土の中にも 無数のいのちが存在する。
豆に風が通るよう そこそこに刈る。 
 そうだ、 「草が絶えないように 実をつけてから刈る」 と赤峰さんは言っていた。
それくらい大事な草なのだ。人目を気にした自分を恥じる。

サトイモが生るでしょうか


今週(9月4~7日)は 配達時にひまわりをプレゼントします お声掛けください