大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

北見へ行っといで~

2013-04-15 | 食生活
大嵐が北海道に上陸するという時に、「いまだ・・」と旅に出る。
豆がひと段落して、これからいよいよ忙しくなる。気分転換するなら今だ。
夫が配達がてら札幌駅まで送るという。北広駅でいいんだけど、まいいか。
「駅弁何にしようかなーーーっ!」 と、運転席の夫にむかって大声でつぶやく。
呆れた顔で夫無言。ひひひひ・・・お互いしばし自由の身。
出がけにしっかり食べたせいで、並んだ駅弁を前に欲求が湧かず選べず。
(車内販売がある)とおやつにサンドイッチっを予定して旅心弾ませる。
北見行き、1時発に乗れば旭川乗り換えで5時間。3時半発に乗れば4時間。 
迷った挙句1時発に飛び乗る。
札幌で3時間つぶすより知らない町の景色ゆっくり見てすごす方を選んだ。
車内は大嵐遭遇を見越して長靴履いているのは自分だけ。
一時間ほどで旭川に到着し、旭川発の北見行きは一両編成。車内販売無し。コーヒー一杯飲めず。
3時間半窓の景色見てさほど退屈もせず旅情満喫。
それにしても、旅の欲求は久しぶりだ。 それも、今回は夫の理不尽な言動の引き金にあらず。
せいせいどーどー、見送ってもらって旅立つすがすがしさはお互いの成長の証しか。。。くっくっく
今回、もうひとつの大きな変化は”毛糸と編み棒”を家に置いてきたことだ。
正月に腕の骨折で入院した時、手術の翌日から退院するまでベッドの上で編んでいた。
そのあと家に帰ってからも毎日編んだ。
で、豆を落として選別はじめたあたりから編むのに気がいかなくなり、豆選りに夢中になる。
朝、ぱちっと目覚めたらすぐ編み棒持ちたくなったのが豆に変わった。
ビンでたたいて落とした豆の袋の中は、一見食べられる豆はないんじゃないかと思うような状況だ。
それを、殻とカビやカラカラになっている堆肥用、虫食いや傷みの度合いで犬用、
そしてふっくらまあるい美味しそうな人間用と3段階に選り分けていく。
一時間もすると、そこそこの量が、きちんと分類されて、自分の気持ちも整理分類。こーこつ(恍惚)タイム
結局、自分のからだって、指先動かしていることが生きてることそのものなんだ。。。。。。
毛糸編みのスペシャリストに成りたい訳じゃなかったんだ・・・・


美味しさ光る 「わら納豆」

2013-04-15 | 食生活
 わら納豆の美味しさの秘密
  納豆をお買いもとめいただきありがとうございます。食べていいただいたあなた様に
 美味しさの秘密の一端をお知らせします。
  第一に大豆です。納豆は、大豆と納豆菌、容器から出来ています。大豆は農家さんと
 勉強会開いたり栽培の施肥設計について学びあいます。大雑把に無農薬とか、減農薬
 とかではなく、なんと言う肥料を一反当たり何キロ撒くというところまでつめていきます。
 そのあとの天候による生育状況を見て、それぞれ対処していきます。だから違うんです。
 当社の大豆は生で食べてエグミがないんです。
  二つ目に。このわらは国産の藁を使っています。それも背丈の低いあきたこまち等の
 藁を使い直接大豆を包んでも乾かないようしっかりしたものを使います。この藁を確保するのが大変なのです。
 藁屋さんに聞きましたら、米の刈入は殆どコンバイン収穫で10㎝に切られているので、契約してとっておいて
 もらわなければならないからです。この藁の中に青い藁が2~3本入っていたかとおもいますが、これは福岡県
 の土作りからこだわったイグサです。このイグサを入れることにより、わら全体のバランスを整え、空気の流通
 を良くし仲間で発酵を促しています。納豆に香る、藁独特の香りをお楽しみください。
  三つ目に環境です。環境には発酵室を始め工場全体を生き生きとしたものにします。発酵室を始め工場全体をに
 小鳥のCD流しています。自然から生まれた納豆だから、より自然に近い環境で生育させたいので。
  それに水。活性水使って本来の納豆の働きをさしているのです。又、納豆菌はわらに生息していた、自然にいる
 菌です。藁を蒸気で殺菌しそこに純粋培養した納豆菌だけを接種します。なぜ元々いるのに一回殺菌するのかと
 いうと、悪玉菌を殺さないと食品として安心して提供できないからです。
  一番大事なのが製造者つまり私の姿勢。これに気付くのに何年もかかりました。未熟者なので。姿勢を正すと、
 つまりお客様の健康のことだけ考えて製造すると違うんです。納豆菌の動き。驚きますよ、単に要素の組み合わせ
 だけではないのですね。食品は。
  好き勝手なことを書きましたが、日本の大豆の95%は輸入です。遺伝子組み換え大豆の問題も現実的に迫って
 きています。
 北海道の農業の活性化のためにも、納豆作りを通して、お客様と農業者とのより良い関係を築きたいと考えています
                                           道南平塚食品株式会社