大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

羊の毛刈り

2013-06-02 | 
ようやく少し気温が上がりだしたが外仕事の時には風が強くて薄着でいると寒い。
しかし、二頭の羊は着ている分厚いウールが暑くてたまらない時期となり、
畑ではやることが山のようにあるが、とにかく刈ろう。と 土曜の午後毛刈り決行。
メスのメリーは男の人が苦手、 夫が首輪をもって抑えていると嫌がる。
集まった3-4家族のこどもたちと”めりーさんのひつじ”を歌いながらご機嫌を取る。
「めりーさん、かわいいねー。すてきだねー。ありがとねー」と声かけながら刈る。
立っているメリーの周りによってたかって背中や首の周りをはさみでチヨキチョキ。
お互いに慣れてきたあたりで、夫が力を振り絞ってメリーを横に寝かせた。
嫌がって立ち上がろうとするメリーのお腹やお尻の周りを、みんなでせっせと刈る。
「あ、メリー、目つぶって寝てるぞ。気持ちいいんだ」夫が笑ってる。みんなもうれしくて楽しくてどんどん刈る。
はじめは遠慮がちだった街から来てくれたお父さんお母さん子ども達も、夢中でチョキチョキチョキチョキ。
はい、一丁上がりーーー  次はオスのシュンだ。
去年嫌がって刈り残したお尻にフンが鍾乳洞のように垂れ下がっている。
「そこが一番気になるわーーー」 Tさんが積極的にシュンのお尻に近づき、毛に団子状に絡まって
ぶら下がったフンをたちまち取り除いてくれた。
  Tさんすごーーーーい 
「ふんの塊だと思ったら こーがんだった!!!」
毎年刈ってる私だって羊のこーがんに触ったことない!!
  爆笑爆笑大爆笑
新緑萌える丘の上、子どもの笑い声が響く。犬も羊もヤギもひとも草と溶け合っていのちを燃やす。



羊の毛刈り