大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

ヒワッチ!

2014-06-09 | 日記
6月に入り、いつの間にか家の前が草の海と化した。
気温が上がり、雨が一回降っただけで植物の背丈がみるみる伸びて行く。
道端のイタドリは防風林の様にそびえ立つ。我が家の門番の様なその姿は勇敢だ。
大きな体に、小さな紫色の可憐な花を咲かせたコンフリーが、恥ずかしそうにしている。
マーガレットと呼んでいる白い花は道端にも庭にも毎年毎年祭りの様に賑やかに咲く。
今年は枯れたのかと思っていた楡の木の一番下の枝が芽吹いた。眠りこけていたか。。。。
腰のあたりまで伸び放題になった草の海にしゃがんだら、その下でスズランが咲いていた。
すみれも、ドクダミも、カンゾウも涼しい顔をして、そこにひっそりと暮らしていた。
草の頭を30センチほど刈って、下まで太陽の光が届くようにした。びっくりしたかな、海底の彼女たち。
のっしのっしと草の海に分け入って動き回る自分の姿をすみれの目線で想像したら怪獣だった。
可笑しくって可笑しくって、あははは、あははは笑いながら歩けばますます怪獣になって、
ウルトラマンがあははは怪獣を倒しに来るんじゃないかと思うと、また可笑しくなった。
ヒワッチッ!とウルトラマンが片膝立て、自分の目の前でスぺシウム光線を投げようとしたら、こちょこちょっと鼻の穴に
草の先を突っ込んでスタコラサッサ♪らんらららん♪のっしのっし、らんらららん♪
ウルトラマンの大きなくしゃみで地球の外まで飛ばされてみたい。 交通費タダだ。弁当も背中に背負っておこう。。。。
空想は果てしなく広がって、本当にそうなりそうな気がしてきた。。。。
大気圏突破の体力強化を思いつき、なんとなくスギナ茶を飲む。