大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

究極の恋人

2014-06-15 | からだ
すごい雨だった。カラカラだった大地に余るほどの水が与えられ、植えたばかりのキャベツは何思うや?
与えられたものをどう使って伸びていくのか、それとも腐って行くのか。。。1株1株各々の分かれ道。
大丈夫。大丈夫。元気に育て。と祈るだけ。。。。
家の前のニセアカシアが国道沿いの木より何日か遅れてクリーム色の花を咲かせた。
咲いたとたんに大雨に2日間打たれた。 晴れて乾いたら今年もパスタにからめて食べよう。
外仕事が出来ず、摘んで乾し上がったヨモギやスギナをちぎったり、袋に詰めたりする。
65歳のヨネちゃんが、50年近く続けてきた看護師業を引退して、彼女念願の野草摘みに没頭してくれた。
早朝から大かぶ野草畑でスギナ、よもぎを摘んで、午前中の風と太陽でさっと裏表を乾し、そのあと陰干しにする。
家の周りをぐるりと紫色の花で楽しませてくれるコンフリーを、今年は気を入れて摘んで乾して、ストックした。
なぜかというと、手荒れや肌荒れに良いと本に載っているが、自分は必要としたことなく毎年ホッタラカシだったが、
帯広のお客さんが、カサカサになった顔に生葉を煮出した液で顔を洗ったり、化粧水代わりに使ったらすごくいい、
敏感肌の夫も髭剃り後に愛用している。と報告が来て、(あら、やっぱり)と今更ながら野草の力を確信する。
そして自分も、若い時にはちょっと気にしていたが、そのうちどうでもよくなっていた顔のシミにぺちゃぺちゃとたたきまくった。
皺にも美肌効果もある気がするとの報告を、今後の大きなかぶ生き残りをかけて主力商品となるのかならぬのか実験開始。
そういえば、このあいだ羊の毛刈りをした時、ダニが左目の下の皮膚にもそもそと入り込むところを、えりこさんが気づいてくれて、
すぐに家に帰って毛抜きで胴体を引っ張って取ったけれど頭は皮膚の中。がっちりつかまって離れない。
ビワの葉の焼酎付液をぴちゃぴちゃつけてから引っ張ったらポロンと離れた。酔っぱらって手を放したんだな?
翌朝起きたら、残っていた毒が目の周りにまわってモワーンとなっている。
夫がめずらしく「それ、病院に行った方がいいぞ」なんて大げさに言う。 死んだ人もいるらしい。
しかし、自分のからだは緊急事態を発令しては来ず、、犬たちも毎年この時期目の周辺ダニ飾り状態だが何ともないし。。。
家の前のヨモギの新芽を1つ2つ摘んで揉んで汁をだし、左目の全体に当てたら、皮膚の中で毒が中和していくのが分かった。
そうしてまた、自分で言うのもなんだが、まだそこそこ綺麗なうちに死ぬこともできず、相変わらずぴんぴん働く羽目になる。
つくづく、植物とひとは究極の恋人同士だと思う。。。