大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

近代化産業遺産の公民館学習始まる

2013年09月13日 13時39分26秒 | 日記
有明新報を見ますと、石炭の町大牟田の歴史講座が
大牟田市三川地区公民館で始まっていました。
石炭産業遺産は私たちになにを伝えているのでしょうか。
先人達の思いの中に未来へのヒントが語られているようです。
近代化産業遺産群を世界文化遺産にしょうという市民学習でもあります。
大牟田の炭鉱関連産業遺産が
世界文化遺産の価値があるという知識は
まだまだ普及していないのではないでしょうか。
世界遺産候補が間もなく決定されます。
こうした講座や学習が各地域区で始まって欲しいです。

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<先人の思い伝えよう
 大牟田市三川地区館 石炭と大牟田の歴史学ぶ>

 大牟田市三川地区公民館のふるさと大牟田講座「遺産が語る先人の思いを未来へ」が七日、同地区館で始まった。第一回では石炭産業の発展と大牟田の歴史の関わりを学習。受講者は近代化産業遺産への理解を深めた。
 大牟田に残る近代化産業遺産についての知識を身につけ、郷土への愛着を深めてもらう事が目的。二十五人が受講していて、全八回の講座では旧三川鉱や旧長崎税関三池税関支署なども見学する。
 初回は開講式の後、講師の「大牟田・荒尾炭鉱のまちファンクラブ」理事長の中野浩志さんが「大牟田の近代化産業遺産の魅力を感じよう」をテーマに講話。昔の大牟田地図などを使い「百二十年ほど前の地図では三川地区はただの漁村でまちもなかった。しかし、大正十五年ごろには市内に大きな工場群が立ち並び、港には万田坑や宮原坑から石炭を運ぶために線路が入り組んで敷設されている」と説明。「いかに炭鉱とまちの変化が結びついていたのかが分かる」と話した。受講者は大正時代などの地図と現在の町の様子を比べて、炭鉱と共に発展した大牟田の歴史を振り返った。
    ( 有明新報 矢野大輔 2013/09/10号より )

大牟田のイベント案内 「ひゅうたんまわし・ぜんでこ」

2013年09月13日 13時08分03秒 | 日記
 九月二十五日、大牟田・上内の岡天満宮で祭礼行事が行われます。
「ひゅうたんまわし・ぜんでこ」といわれる祭礼芸能が奉納されます。
「話には聞いてたが、一遍も見たことない」とか
「小さい時一回見たきりでもう忘れた」などでまして、
「皆で見に行こうか」と話題になっています。
この機会に大牟田の農耕伝統文化にふれ、
自然への祈りの気持ち、農作業や豊作感謝の思いを共にしましょう。
行かれましたら是非、写真を送ってください。
以下、参考までに、
大牟田市役所商工課からの案内状を転載し、
岡天満宮祭礼行事の紹介とします。
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岡天満宮祭礼行事(福岡県大牟田市、9月)

〔期間〕 9月25日
〔見所の日時〕 午後7時~午後9時
〔場所〕 大字上内、岡天満宮
〔交通〕 西鉄バス大牟田駅より南関行上内宮前バス停下車、徒歩5分
〔文化的価値〕 昭和50年市無形民俗文化財に指定
〔観客動員数〕 約千人
〔問い合せ先〕 大牟田市役所商工課(電話 0944―53―4221)



〔案内文〕 本行事は、現在、氏神の御日と称して9月25日の小祭に岡・坂
井の両の氏子によって行われるが、以前は旧8月25日に行った。

行事は隊列をつくり境内に繰り込むが、その着順は両者が毎年交互に行う。所作や
楽などで特に両者に相違するものはない。また参加人員は必ずしも一定していない。

瓢箪廻し(ひゅうたんまわし)

右手にうちわ、左手にひょうたんを持ち、法被姿の腰にしめ縄をはり、頭にはしゅ
ろの皮で作った冠り物を鉢巻でしめ、顔に墨を塗る。裸足か草覆ばきである。小楽に
合わせて腰をつかい、ひょうたんを股間で動かし、うちわであおぐようにして変妙な
足どりで踊り進む。

銭太鼓(ぜんでこ)

花飾りの編笠、赤だすき、手甲、脚絆の早乙女姿で、ぜんでこ(長さ20cm余の
竹筒の中に銭5~6枚を糸で吊したもの)を右手に持ち、鈴を鳴らすように打ち振り
ながら楽に合せ、腕・胴・脚などを叩き体をくねらせるように踊り進む。

この行事についての記録は未見であるが、行事の様態からして、この風習が生活共
同体としての農耕民の氏神を中心とした祈りと感謝の中から生み出されたものと思わ
れる。

ひゅうたん廻しが雨乞いに行われたという伝えには、水の神信仰の始源をうかがう
ことができる。

ぜんでこが予祝としての田植行事を模したとすれば、諸国に多くみる正月頃の行事
とは時期的に一致しないが、豊年踊りとして考えれば、豊作の見通しもついた時期に
雨乞いの時の感謝と田植えの時の祈りを再現することは、他地方に見られるところで
ある。

〔一口メモ〕 技能の継承の困難さ、後継者不足、地域における連帯意識の稀薄
化等のため、過去には消滅の危機もあったが、地元の熱意により、昭和49年、ぜん
でこ踊り保存会が結成され、以来既に10年余経過、技能保持者の育成等、その成果
をあげている。

〔期間〕 9月25日
〔見所の日時〕 午後7時~午後9時
〔場所〕 大字上内、岡天満宮
〔交通〕 西鉄バス大牟田駅より南関行上内宮前バス停下車、徒歩5分
〔文化的価値〕 昭和50年市無形民俗文化財に指定
〔観客動員数〕 約千人
〔問い合せ先〕 大牟田市役所商工課(電話 0944―53―4221)