大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

大牟田で、名刀《鬼塚吉国》復活プロジェクト始動

2018年06月06日 05時22分01秒 | 日記
 大牟田市や大牟田商工会議所などで作られた「大牟田たーんとよかとこ協議会」が日本刀の「《鬼塚吉国》復活プロジェクト」を立ち上げ募金活動を始めたました。「日本刀は戦後、連合軍総司令部(GHQ)に武装解除の一環として接収」されたものです。「大牟田市によると接収された刀は後に元の持ち主に返還されたほか、全国の自治体や博物館に無償譲渡された」のですが、「大牟田市はその際、徳川家康最後の愛刀を生み出したとされる三池典太の刀の譲渡を希望したが実現せず、代わりに柳川藩の支藩三池藩があった縁で、鬼塚吉国を含む6振りが2000年に譲渡され」ました。「6振りはその後、修復されないまま市の倉庫に保管されて」いましたが、「今回地元の刀匠に確認してもらったところ、3振りが鬼塚吉国と確認でき」ました。「そのうち、江戸初期の吉国作と見られ、価値が最も高い一振りを修復し、公開を目指す」とのことです。「7月末までに50万円を目標に寄付を募る」そうです。「3千円以上の寄付者の名前は公開時にサポーターとして掲示するほか、1万円で鬼塚吉国の刀型おまもり、3万円で刀型ペーパーナイフ、5万円で刀鍛冶(かじ)三池派の伝統を受け継ぐ三池住四郎圀光(くにみつ)の包丁などを贈呈する」とのことで、贈呈品も魅力的です。地元に刀匠がいらっしゃることも大いにアッピールできる取り組みです。「目標額が集まれば、8月から半年間かけて地元の刀匠が修復作業を行い、来春に公開する予定」だそうです。「ほかの2振りも同じ募金方式で修復・公開をめざす」そうです。問い合わせは(大牟田)市観光課おもてなし課☎0944・41・2750です。
(下:2018年5月30日朝日新聞・森川愛彦「名刀《鬼塚吉国》再び輝け 大牟田市など、修復めざし寄付募る 柳川藩に仕えた刀匠の一振り」より)