大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

イエバイに目をつけるってすごい!

2021年06月01日 05時21分55秒 | 日記
 「宮崎県で家畜のふん尿をイエバエに分解させた肥料と飼料の製造に東京のベンチャー企業が取り組んでいる」と注目されています。〜ハエから肥料と飼料ができるなんて本当?!ハエはバイキン並みに汚いのじゃなかった?!
 「農林水産省によると、家畜のふん尿は国内で年間8千万トン発生。東京ドームの容積の約75倍に匹敵する」そうです。その「家畜のふん尿が堆肥になるには数カ月かかり、温室効果ガスや臭いが発生するのが課題だった」のですが、「ベンチャー企業ムスカ・串間允崇さん(44)」が「着目したのが世界に広く生息するイエバエだった。旧ソ連は火星探査計画のため、宇宙飛行士の排せつ物処理にイエバエを活用する研究を進めていた。この研究を引き継ぎ」始められたそうです。〜宇宙開発計画にイエバイの活躍も盛り込まれていたとは驚き!!
 その仕組みは「イエバイの幼虫がふん尿を食べ、1週間程度で有機肥料に分解され、幼虫はゆでて乾燥させて、飼料にする。肥料は農作物、飼料は家畜や養殖魚の成長を促す効果がそれぞれ確認されて」いるそうです。「昆虫が持つ抗菌性タンパク質の効果とみられ」、「この先端技術を採り入れる企業が増えている」そうです。
 「今後の課題は、体制の整備とコストの低減」。「串間さんは『持続可能な農業に貢献する技術として広めてゆきたい』と」話されています。〜なるほど!農業にも地球温暖化対策としても大きい効果が望めます。科学研究をいろんな分野に活かすことが大事ですね。
(下:2021年5月9日 西日本新聞-石田剛「ハエの力で肥料と飼料 東京のベンチャー 宮崎で開発・製造 ふん尿分解時に温室ガス抑制」より)