大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

福岡産生糸づくり、養蚕に挑戦10年

2021年06月23日 05時19分49秒 | 日記
 「日本の代表的なの絹織物【博多織】の産地でありながら、素材の絹糸をつくる養蚕農家が途絶えてしまった福岡県。いまは外国産などに大半を頼っているが、『地元の糸を復活させたい』と奮闘している女性がいる」と新聞で紹介されています。「糸島市で10年前から養蚕に挑戦してきた大内田明子さん(50)」さんです。「染織の世界に憧れ、2008年から2年間、福岡市で博多織を学んだ。だが、地元産の絹糸がないと知って、『おどろき悲しみ』を感じ、『自分で作ろう』と決意。周囲は猛反対したが、絹の主要産地の群馬県で養蚕を修業した後、帰福して農地を借り、カイコの餌の桑づくりから始め」られそうです。「日中のパート勤務で生計をたて、夕方からカイコを世話する」生活で、「この春に初めて、タマゴを孵化(ふか)させる〈掃き立て〉から取り組み」を進められ、「苦労つつぎだが『日本の文化を守り育てたい』という情熱が支えている」とのことです。〜カイコを育てるのは大変そうです。
 「世界最多のカイコ遺伝子系統を保存する九州大の伴野豊教授も、飼育方法を助言するなど支えて来」られたそうです。伴野教授は、「『特に日本の古来種に近いカイコは消失の危機にある。大内田さんの取り組みは貴重でありがたい』と話」されています。〜そういえば、九州大ではカイコからワクチンを作る研究も進んでいましたね!
(下:2021年6月15日 朝日新聞-伊藤隆太郎「福岡産生糸 復活させる 糸島で大内田さん養蚕 経験ゼロから10年 生産を本格化」より)