ケーブル張り作業見物

2011-05-20 11:00:48 | タナカ君的日常
 散歩の途中で電線の工事なんかやっているのを見ると、つい見惚れてしまう。 それと言うのも、ケーブルTVの同軸ケーブルや光ファイバーを保持しているケーブルの束が隙間なくつまって張られている所に加入者が増えたら、「どうやってケーブルの追加工事をするのだろう?」と疑問に思っていたからです。  今年、散歩の途中でそのケーブル追加工事をしている現場を見ることが出来ました。 それで疑問も解消出来ました。

 螺旋状の針金で保持されて張り巡らされている同じ様に見えるケーブルですが、 大きく分けて2種類あります。 螺旋状の針金がケーブルの束に密着しているタイプと大きな螺旋状の空間内部に少数のケーブルが納まっているタイプの2つです。

1. 密着した螺旋状金具の場合



 螺旋状の針金は電柱と電柱の25mほどの間隔全体が1本で作られていません。 1本の幅は1m程度です。 それはTop写真に見られるリフトの上の作業員が容易に取り外して再度巻きつける事が可能な幅です。
 新たなケーブルを追加する場合、螺旋状の針金を外してはケーブルを沿わせ、再度螺旋状の針金を巻きつける。 そんな作業を作業リフトの位置をリモコンで移動させながら完成させるのでした。


2. ルーズな螺旋状金具の場合



 トップの写真で作業対象となっているケーブルの上部に張られているケーブルが、ここで言うルーズな螺旋状金具の状態です。 この内部に新しい同軸ケーブルを追加する作業は、別の日に、別の場所で行なっていたのを見物しました。 その作業では特別な道具を使っていました。 その道具ですが弾力性のある棒5・6本でラグビーボールを細長ーくした形、直径を螺旋状の金具の直径より少し大きめにした物です。 その片側に追加する同軸ケーブルを咥えさせ、それを螺旋状の針金の空間に押しこんで行くのです。 追加される同軸ケーブルは直径が8mm以上はありそうな規格のものです。それはフニャフニャ柔らかくありません。 だから送り出す側のケーブルを押す方向の力を加える事で、金具を先頭にしたケーブルが螺旋状空間を突き進んで行くと言う仕掛けです。 もちろん、金具の先端が螺旋状の針金の隙間から外部にはみ出してしまう場合もありました。 そんな場合は一旦少し引き戻してから再度前進させていました。


3. むさ苦しい光ファイバー接続箱周辺



 ついでにオマケの写真です。 光ファイバーの接続は普通の電線みたいな自由度が無いのは判るけれど... この写真の眺めはいただけませんね。 もうグチャグチャ。 NTTさん、もう少し美しく出来ませんか?
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トマライン・鳥の糞害防止

2011-05-19 17:23:30 | タナカ君的日常
 家の近所の道路脇の電力用の電線の直上に洗濯バサミみたいな物が取り付けられて、それに支持される形で細いワイヤーが張られている場所がある。 その細いワイヤーはどの電線にも電気的に接続されている様子が無い。 「一体あいつは何なのさ?」と前々から疑問に思っていたので、暇つぶしに東京電力立川支店の窓口に行って質問してみました。

 正面玄関を入ると受付があって、お姉さんが「料金のお支払いでございますか?」聞いてきた。 おもむろにポケットからスケッチした紙を取り出して「電線に付いているこんな奴の事を教えて貰いたくて来ました」と来意を告げると、その紙を持って事務所の中に入って暫く、男性を連れてきた。

 やって来た男性の手には僕が聞きたかった電線の様子そっくりの写真を2・3枚並べて印刷した資料がありました。

東電さん : 「お客様のお知りになりたいのは、これでしょうか?」

僕 : 「そうそう、これです」
僕 : 「一体なんの目的で、こんな仕掛けがしてあるのですか?」

東電さん : 「電線に鳥が留まるのを防止するためのものです」
東電さん : 「私有地上空を電線が横切っている箇所などで、
        お客様が鳥の糞害で困っていらっしゃる所に取り付けています」

僕 :  「用途はスッキリと判りました、 名前は」

東電さん : 「商品名ですから色々ありますが、トマラーズと呼んでいます」

 家に戻ってから「電線 鳥獣害対策用品」で検索した結果 ”トマラーズ”は別の形状の商品、 写真に載せたタイプの物は”トマライン”の商品名でした。

 東電さんの話では以前は電線に鳥が留まると、クルリと回転してしまう仕掛けの対策部品を取り付けた時代も有ったそうですが、今はこれが主流だそうです。

 そう言えば、これが取り付けられている電柱の近くの農家にはムクドリ等の大群がやって来る樹木があるんですが、 アイツらが大挙して電線に留まってウンコしたら... 確かに、電線の下にある家はタマランわな。
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宝探し?

2011-05-18 22:27:54 | 地震の周辺
 石巻市内で津波被害を受けた住宅改修のボランティアを終えてから、僕たちは南三陸町に向かう前に牡鹿半島にある谷川地区にも立ち寄りました。 4月の内にAさんから現地の写真は見せてもらっていたのですが、そこの浜では、ほんの一部のコンクリート建の構造物を除いて家の形をしたものがまったく残っていません。 そんな地区の山側周辺を幾組かの2・3人のグループが捜し物をするように歩きまわる姿がありました。 手にはスコップや棒切れを持っていました。 それは行方不明者の捜索であるかもしれないのですが...

 Aさんのお兄さんの住む家はこの津波で全てを流された谷川地区にありました。 先日の石巻市内でのボランティアもどき作業は、そのお兄さん達が暫く仮住まいすることになる家の改修工事であった訳です。 その時、お兄さんから直接、話を聞くチャンスがありました。 幾つも興味ある話題を聞いたのですが、今日はその中の一つについて記します。

 牡鹿半島の漁村・谷川地区の周辺には郵便局等の金融機関がまったく無い地域で、各家庭はそれぞれ日常必要な現金を箪笥預金の形で保持していたそうだ。 10万、50万、中には1千万円の現金を保持していた家もあったそうな。 津波の時には身一つで逃げるのが精一杯で、其の様なお金を持ち出す暇も無く全てが流されてしまったと言う。 ところが、 袋にいれてあった1千万の包が捜索隊によって回収され、袋には名前が書いてあったために所有者の手元に戻る、そんな幸運な出来事もあったのだそうです。



 そんな話を聞いていたから、何かを探している地区住民の姿を見て、「自分の家の箪笥預金も運良く何処か竹やぶあたりに引っかかって残っていないか?」 と探しまわっている、宝探しの様な姿に見えてしまいました。
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石巻の様子

2011-05-17 23:24:57 | タナカ君的日常

 友人から次の様なメールがあった。

 石巻でのボランティアどうもお疲れ様でした。
概況については、「田中君的」で概略わかりますが、酷い状態ですね。本当に被災地と他の地域では、天国と地獄の差があるようです。  ところでボランティアに行くに際しての、必要装備・マイカーで行った場合の道路状況・飲食の要領等・寝場所等判る範囲で教えてもらえればありがたいです。


   **** そこで以下の内容の返事を書きました。****

現地の様子は以下の様です。 参考になれば幸いです。

1. 高速道路 : 普通に走れます。 福島以北は補修済みだが段差がやや多目。
2. 一般道路 : 石巻市内の目標周辺の走行に特別問題無。 一方通行道路には注意。
         地図を再送しました。
    石巻市内の交通は結構混雑している時間帯があります。
3. 駐車場所 : 目標位置の道路反対側に空き地有り。
          運転席に名前を大書した紙を置いた。
4. ガソリン価格 : 石巻 & 高速SA 約152~155円/リッター
5. 装 備 : 就寝に必要な山道具一式、 毛布や枕もあれば快適
6. 就寝場所 : 屋内、 床上に雑魚寝、
      敷き布団と毛布はありましたが、僕達は持参の毛布と寝袋を使用。
7.食 事 :
   朝・晩は米飯(自分たちで電気釜炊く)、昼はラーメンでした。
   おかずは買い置きのふりかけ、生卵、納豆、漬物、それから夕飯時には
   親戚の人からの差し入れのおかずがありました。
   一度だけ庭先で焼肉パーティがありました。 毎晩ビールを飲みました。
       ****   以上, 食わせて貰ったって事です。 ****

  僕達は一度だけ全員分の食材をスーパーで買出しして、すき焼きを作りました。

  水道 : 普通に水が出ます。   ガス : 卓上コンロを使用。
  お湯沸かし : 電気ポットを使用。
  食器類 : 全て揃っている。   箸  : 割り箸を使用。
8. 風 呂 : 親戚宅にて入浴。 僕は入りに行きませんでした。
9.労働・休憩時間   08:00~18:00労働 10時と3時頃休憩。
10. 大工さん : ひろ君 Aさんの従兄弟。
11. ボランティア作業 : 予想される作業内容はAさんに聞いて下さい。

 僕の感じでは次回、Aさんの親戚の家での作業は大工さん主体の細かなプロ仕事。
前回採寸して発注手配して出来上がってくる襖の建て込み、 畳の敷き込み、等々。
だから、そこでの僕達が手伝える作業は前回よりも少ないかもです。
 手伝いはほんの少し、メインは津波被災地体験のつもりで出かけるくらいで
丁度良いと想います。

トンネルを越えた石巻漁港の更に東の地域では瓦礫の撤去はこれからが本番、その地区にあったスーパーの駐車場スペースの汚泥の撤去に大勢のボランティアが取り組んでいる姿も見えました。Topの写真がそれです。
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山菜の放射線量測定

2011-05-16 18:54:41 | タナカ君的日常
 採って来た「蕗のとう」は蕗味噌に仕立て、「こごみ」はそのまま、家で食べる分を残して近所の山菜好きの人達に配ってしまいました。 まあ貰って呉れた人は「放射能? 気にしませんよ」と言ってくれた人もいたけれど、福島原発から遠く離れて関係ないと思うものの、福島県只見町地域で採った山菜だから放射線の数値はやはり興味があります。

 そこで、放射線の計測が出来る計器のある元職場に出かけて、内緒で測ってもらいました。 「蕗のとう」は泥汚れが付着ているので除去した外側の葉っぱ部分、「こごみ」は家で食べるために残して置いた分、 それぞれを小さなビニール袋に入れて持参しました。

 計測対象の分量(重量)が少ないためか? 放射能汚染されていないためか? いずれにせよ計測の為に山菜を置いたテーブル付近の自然カウント数に較べて有意の差は出ませんでした。 配った分量を全部一度に食べてしまっても、全く問題ないでしょう。

 「仕事が忙しいのに、こんな遊びみたいな事させないで下さいよ! タナカさん」と言いつつ、 計測して呉れたK君、どうもありがとう m(_ _)m

 それから東京多摩地域のとある会社構内で放射線量を計測した結果に興味の有る方は「ちょっと気をつけたほうが・・・」のブログ記事も御覧になって見て下さい。
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あまりのギャップに戸惑う

2011-05-15 21:33:53 | タナカ君的日常
 昨夜は山菜採りを楽しんだ後、新潟県の湯沢温泉の宿に泊り、今日は1週間ぶりに帰宅しました。 津波に襲われた石巻の町角の風景と広々とした山菜採りのフィールド、この2つの風景の間を短時間で移動してきた訳ですが、あまりのギャップに戸惑いを覚えている所です。
 



        石巻の町角




        山菜採りのフィールド
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山菜・偵察

2011-05-14 19:13:06 | 国内旅行と山歩き
 磐梯山SAで一夜を明かし、土曜日の朝を迎えました。 磐越道をほんの少し新潟方向に車を走らせて、会津坂下ICにて1000円ポッキリで高速を降りました。

 今日の目的は福島と新潟の山菜、特にワラビの偵察。 只見町を経由して開通している国道R252の六十里越を越えて新潟県・入広瀬付近をブラブラしてみる予定です。 その間、車のブレーキ周りの問題が大きくならない様に、山道でのブレーキ操作を少なくするために、スピードを控え、 従来以上にエンジンブレーキを多用して乗り切る積もりです。

 ところで山菜、 只見町では樹林で日陰になっている場所に、もう遅いだろうと思っていたコゴミが食べごろサイズで残っていました。 ふきのとうもまだ開いていないものが見つかったので、適量採取。 「福島でとれた山菜の草蘇鉄(通称:コゴミ)は食べない様に」なんて報道もありましたけれど、サッと茹でてマヨネーズ・醤油でビールの摘みにして食べましょう。 蕗のとうは味噌に切り刻んだ奴を入れてかき混ぜれば香りの良い「蕗味噌」が出来上がります。 竹輪と蕗のとうの天麩羅もビールの摘みに合いますね。 採ったものの全重量なんて1kgもありゃしないのだから、それを少し食べたって放射能の影響なんて軽微なもんでしょうよ。

 目的のワラビの偵察ですが、 いつも沢山出る地域には枯葉が倒れているだけで、ワラビはまだ全く頭を出していませんでした。 六十里越の山道から見える周辺の山々に残る雪の量も例年より多い様に見えます。 桜は満開、 田植えもまだ田起こしまでは進んでいますが、始まっていません。 季節の移ろいが1週間以上遅い様に感じます。

 

     只見町の国道沿いの広場で行われていたR252開通祝い式典の様子 
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石巻ボランティア終了

2011-05-13 22:27:10 | タナカ君的日常
 午後3時頃までを目標に最後の仕上げに取り組む大工のヒロ君達3人を残して、朝食後の後片付けだけ済ませて、僕と妻は石巻での短いボランティアを切り上げました。 そして「物見遊山の旅」へとモードチェンジです。 女川を経て南三陸町の津波被災地の様子をこの目で見よう! そんなつもりで石巻を後にして、谷川浜を経由して女川まで走ったのです。 ところが、牡鹿半島の山道を走行中に車体の下部から回転するグラインダーに軽く金属片を触れている様な異音が聞こえて来ました。 この症状は石巻に到着する日に初めて発生しましたのですけれど、 その後の石巻市内を買い物などで短距離走っていた間は、異常音の発生はありませんでした。 だから車の問題は忘れていたのです。 しかし、今日の牡鹿半島の山道走行では、その異常な音の状態が更に悪化した様に大きく聞こえます。 助手席の妻に窓から顔を出してどこら辺から聞こえてくるか確認してもらうと、 どうも前輪あたりから聞こえる様です。 これでは南三陸町まで被災地ツアーをするどころの話ではありません。 自動車のトラブルで惨めな状態になる予感がします、だから車の修理も期待できない被災地への旅は中止するしかありません。


      女川町付近の海岸に流れ着いていた、津波による流出家屋


 すぐに石巻市に取って返し、ダイハツの営業所を捜して走りました。 ダイハツの店が見つかる前にJAFの事務所が目に付いたので立ち寄って状況を話したところ、丁度昼休み時で5人ほど居たJAFの救援隊員の方(他県からの応援要員もいました)が気軽に事務所から出てきて車を前後に動かして、様子を見てくれました。 「多分前輪のブレーキ回りに問題あると思われるので、やはりダイハツ店に行った方が良い」との結論です。 店舗の場所を教えてもらい、 ダイハツ店に行き、「これこれしかじか」と異音の発生状況やJAFの見立てを話して点検をお願いしましたところ、サービス担当の方が直ぐにタイヤを外して点検してくれました。 結果はやはり前輪のディスクブレーキのパッドが減っていて警告音?が出ているから、その交換が必要だとか。 でも店には交換に必要な部品の在庫は無いそうです。 しかし「このまま東京まで走行しても大丈夫」 とのお墨付きの言葉を貰いましたので。 内心大丈夫かな? と思いながら東京へ戻る事にします。

 といっても、 ボランティア作業期間中は入浴を我慢していたので風呂には是非入りたい。 そこで仙台近郊の秋保温泉あたりの宿に泊れたら泊まるつもりで観光案内所に立ち寄って手ごろな宿をお願いしてみたのだが、 1万円以下の宿は空きが無いそうだ。 しかたがないから秋保温泉は日帰り入浴にして、 高速を東京方面に走り、郡山から磐越道へ入りの磐梯山SAで車中泊しています。

 秋保温泉の宿ですが、 どうも宿の駐車場などをうろついている人の様子を見るに、各地から派遣された警察や、復旧工事の仕事に来ている人達で手頃な価格の宿はずべて満員になっているらしかった。 入浴後、福島駅近くの安めのビジネスホテル何軒かに宿泊可能か? 電話で問い合わせたところ、いずれの宿も空室無しとの返事です。 福島でも仙台周辺と同様な状況で満室になっているのではないかと推察されます。 
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石巻でボランティア 2

2011-05-12 22:04:07 | タナカ君的日常
 ボランティアに行くなら、寝る場所や食事は自分たちで完結出来る体制で出かけなさいと言われている。 今回の僕たちの場合、 知人の親戚が被災した住宅の復旧手伝いが目的地であり、屋根のある場所で眠れることと、自炊になるかも知れないけれど、食材まで用意して出かけなくても良い事は解っていた。 だから、就寝用に寝袋、山用のマット、それと車中泊でも快適になるように毛布と枕を車に積んで出かけました。

 僕たちが手伝っている、床上浸水(押入れの中段から更に20cm程の所に水に浸かった痕跡の残る住宅は床上も汚泥、床下にも汚泥が堆積して、床下の汚泥除去のために、床板は全て剥がされていた。 写真はそんな床板が剥がされた状態と、その脇のスペースに大工さんが寝るために使った、寝袋などが置かれた様子です。 僕たちの眠るスペースは床も張り終え、畳を仮置きした部屋を割り当てて貰えたので、寝袋で寝たとは言え随分良い条件で眠れました。 

 今回、大工さんの手伝をして見てわかったのですが、新築の時よりも同じ作業に対して随分と余分な手間が掛かります。 例えば汚れのこびりついた押入れの中段の板なんか幾ら雑巾で拭いたって木目に食い込んだ汚泥は残ったまま。 最初からそんな汚れた部分の無い新築の場合なら新しい板を取り付けるだけなのに、復旧工事では余分な手間が掛かります。 それより何より、復旧を必要とする家の数がとんでもなく沢山の数がある。 だから大工さんの仕事量は膨大にあり、 復旧工事を頼んでも、直ぐには来て貰えない。 地震から2ケ月経過した今でも、 こんな工事の真っ最中の家がゴロゴロしているのも納得です。

 食事ですが、電気釜で炊いたご飯を朝夕に食べて、昼食はインスタントラーメンのような食事を続けています。 この家の持ち主さんは近くの親戚の家に身を寄せていているのですが、 ご飯のおかずを届けてくれたりしています。
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石巻でボランティア

2011-05-11 18:03:17 | タナカ君的日常
 僕たちは石巻の床上浸水1mほどの被害を受けた地区にあるAさんの親戚の家に来ています。 目的は部屋の復旧工事をやっている大工さんの手伝仕事です。 大工仕事で出てくる木っ端の片付け、 風呂場の仕切りドアの動きの確認、 浸水で汚れた襖の木枠の泥汚れの掃除、 故障した水洗便所のロータンクの操作レバーの交換作業、 近所にある取り壊し予定の建物の2階部分にある畳の貰い受け、 大工さんの指示を受けて、細々した作業をこなしています。 一緒に来た妻も、工事が終った部屋の清掃や、 食事後の後片付け、 2人掛かりでの畳の運搬など一日中良く働いています。 

 ところで、今日5月11日は震災発生以来2ヶ月が経過した訳ですけれど、 石巻の街中ではゴミの撤去作業が継続中です。 優先順序の高い道路脇などではすっかりゴミは撤去された様に見えますが、路地や私有地に積まれたゴミはまだまだ沢山残されています。 写真は畳を貰いに行った家の2階から、隣のお宅の庭に出されたままになっているゴミの様子を撮影したものです。



 そのゴミの山の隣では庭木が津波の流れで傾いたままになっていました。
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