ヤナバ生活お別れ会@2018 そして帰宅

2018-09-07 21:30:31 | ヤナバ生活
 9月6日、 前日に引き続き好天だったこの日、 2018年夏のヤナバ生活の締めくくりにお別れパーティーを開くことになった。 場所は囲碁の師匠の暮らす四季山荘の木陰に置いたテーブル席。 出席者は師匠、リョウセ氏、ショージ君、僕の四人。

 飲み物はノンアルコール・ビール。 つま味は桜の燻煙剤を用いた魚貝類の燻製(タナカ担当)、 炭火での焼き肉や焼きそば(ショージ君担当)。

 なんだか安倍首相を肴にして談論風発。 なかなか良い面白いお別れパーティーとなりました。

 7月中旬には鹿島槍ヶ岳の北峰付け根付近には大きかった残雪も融けて随分小さくなりました。 季節はこれから夏から秋への変化が強まる事でしょう。



9月6日、買い出しに出かけた商業施設フレスポ大町の展望台から撮影
鹿島槍ヶ岳山頂付近の小さくなった残雪の様子


 そして、 雨降りの天気になった9月7日(本日)部屋の掃除等を済ませて東京に戻って来ました。

 09:20 ヤナバを出発。 14:20 帰宅。
 滞在期間の全走行距離 およそ3500kmでした。


 いつもの事ながら、 長期の滞在を許してくれたショージ君に感謝です。 また来年の夏もよろしくお願いします。 その前に雪のシーズンには雪の結晶撮影に行くかもしれません、 その際にはまたお願いします。
 
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越前打刃物の見物@福井県武生

2018-09-06 20:25:47 | 国内旅行と山歩き
各種用途の包丁@刃物の里
他にも鎌・剪定鋏などでも各種用途毎に少しづつ形の異なる製品の
展示があり、 興味深く眺めて来ました。

 今年の何時だったか? 「鶴瓶の家族に乾杯」の番組で刃物の産地として有名らしい福井県武生を巡ってみせた。 それに影響されて打刃物の展示館である「刃物の里」と越前名物だと言う「おろし蕎麦」を武生駅近くの御清水庵を訪ねて食して来た。 まあTV番組に影響されたある種「ミーハー旅行」なのでした。

 越前市のJR武生駅周辺には軟鉄に鋼を挟み込んで鍛造して「折れにくく、しかも切れる」そんな日本刀を作る技を受け継ぐつ集団が居た影響で、 今も包丁・ハサミ・鉈・鎌など刃物全般を作る小さな専門企業が密集した地域を構成している様だ。


刃物を研ぐための大型グラインダー@刃物の里


鍛造機@刃物の里


 日程は風の盆見物を終えた9月2日朝の8時過ぎ、 富山県・八尾から福井県越前市まで車を飛ばし、 午前中に越前打刃物振興施設「刃物の里」をさらっと見物、 近くの越前打刃物会館で土産に爪切りやキノコ狩りの時に使う刃の部分は小さいが長い柄の付いた鎌を購入。

 昼には武生駅近くの「御清水庵」で辛味の強い大根おろしが特徴の「おろし蕎麦」を味わった。 刃物の里の職員さんに御清水庵の場所を聞いたら店の情報が記載された「越前おろしそば」のパンフレットを手渡して呉れました。 カーナビに住所を打ち込んで目的の蕎麦屋にはものの10分ほどで到着出来ました。


御清水庵店内風景
今は空席が見えますが
正午を廻ったら満席になりました。


由緒正しき おろし蕎麦
注文する時には「辛いですが 大丈夫ですか?」と問いかけられた。
ツユは皿に盛られた蕎麦にぶっかけるのが正しい食し方の様でした。


店内ディスプレイ@御清水庵



 昼食後は越前海岸の突端付近まで車を走らせ、 最終的には新潟県境に近い朝日町泊の海岸公園の道路脇で車中泊したのですが。 深夜12時少し前に白黒の車に乗った二人連れの訪問を受けました(来訪の目的は職務質問でした)。

 翌3日の早めの時間にはヤナバの山荘に戻りましたが、 旅の疲れが出てしまい。 たっぷり昼寝の時間が必要でした。
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風の盆見物 その3 朝の町並み@諏訪町通り

2018-09-05 11:12:59 | 国内旅行と山歩き
朝の諏訪町通り

 八尾の諏訪町の通りは「日本の道百選」に選ばれているが、 それは通りの両側に並ぶ家並みの景観が面白い事が理由かと想う。
 夜祭の時間帯は町並みよりも立ち並んだ雪洞の明かりや人混みの印象が強くて、 歴史的景観とも言うべき建物群の様子は詳細に見るには明るさ不足だ。 そこで朝の早い時間なら交通規制なしに車で街中の道に入れる事を確認した上で、 スポーツアリーナの駐車場を7時前に出発して、8時ちょいと過ぎた時間まで人通りの少ない町中をぶらついた。


 ところで八尾(ローマ字表記:YATSUO)の町は富山平野にのどちんこの様に飛び出した呉羽丘陵の山裾の緩い傾斜地にこじんまりした古い町並みが立ち並んでいるのであって、 決して深い山の中では無い。


 おわら風の盆 行事運営委員会が設けたWebページにあったMap



町中を貫通する国道472号沿いの家並み


東町から諏訪町にかけての鍵の手道路の様子と
そこに接した建物・奥行きの長さが見て取れる。


諏訪町通りに立ち並ぶ間口2~3間の密着した家並み


諏訪神社・鳥居には緑色、 社殿には橙色した
しめ縄が飾られていた。


 ところで、 富山の山寄りの地域は積雪がそれなりに有る地域だろうとのイメージがあったのだが、 八尾の町並みを見ると、 新潟県魚沼辺りで見られる、 建物や雪に備えた周辺環境(雪捨て用水や屋根に上る梯子など)が全く感じられなかった。 冬季間の屋根の雪下ろしや道路の除雪はほとんど必要無いのだろうか? それと隣家とは壁が密着していると感じるほどの隙間しか無いのだが、 火災の発生を極めて少なくなる出来る生活上の工夫や習慣があるのだろうか? 四国のある地域では建物にウダツを設けて延焼防止に努めているのにさ。


 9月2日には八尾の町並み見物を終えた後、 呉羽丘陵を乗り越えて砺波ICまで下道を走り、 そこから北陸道を福井県・武生ICまで急ぎ車を走らせ、 「越前打刃物」の見物と「おろし蕎麦」を昼飯に食べた。 これは「鶴瓶の家族に乾杯」の番組の影響を受けての事だが、 それは明日の記事としてUpする。

 
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風の盆見物 その2、 祭り見物ノウハウ

2018-09-04 18:31:40 | 国内旅行と山歩き

 「風の盆」祭り見物を大手旅行会社が催行するツアーバスを利用するなら、 何も事細かに事前の調査も必要なく、 のほほんと参加すれば良い。 しかし、 自分で車を運転して祭り見物するとなると・・・ 利用出来る駐車場の場所、 そこから祭りが行われる地点までのアクセス。 そんな事に気を配らなければならない。

 今回僕は祭りの主催者が開設したWebサイトのpdfファイルを印刷して持参したのだが、 一般車が利用できる駐車場が何箇所か設置されて居ること。 そこからはシャトルバスが利用できること等は理解出来たが、 「駐車場から徒歩で行くことが可能な距離か?」そこら辺に対しては漠然としたMapしか見られなかった。 

 それでJR高山本線の越中八尾駅を目指して行けば駐車場の案内にも出会いるだろうし、 「駐車場からはシャトルバスを利用すればなんとかなるだろう」と出かけたのでした。

 そしてたどり着いたのが「A駐車場・スポーツアリーナ」でした。 そこから会場中心部迄は直線距離およそ3kmほどでした。

 僕が車を置いた場所はたまたま一台分の空スペースだったのですが、 毎年この祭り見物に訪れる熱狂者達が集う場所であったようです。 9月1日の夜の祭り見物の後は車中泊しましたが、 翌早朝の事、 車のドライバー席から手を上げて僕に挨拶する人が居ました。 まるで僕が知り合いででも有るように。 キョトンとしている僕に近づいて来て「あれ? XXさんじゃ無いのか・・・」と呟きました。 どうやら僕は彼の(湘南ナンバーの車だったから:湘南さんとします)知り合いと間違えるほど顔立ちが似ていたそうです。 メガネのフレームもそっくりだとか・・・

 その湘南さん、ここ5年ほどは毎年見物に来て居るそうで、 祭り見物のノウハウを色々と語って呉れました。 それを今日は書いて置きます。

1. 午後3時に到着しないと、この場所には入れない。
   スポーツアリーナ建物の西側(川に面した道路沿い)スペース
   僕は午後6時に到着し、 当初雨でぬかるんだ
   河川敷の空きスペースに駐車したが、
   一台分の空きスペースが在るのを確認して移動出来た。

2. 踊りの見物は町流しよりも有料席の設けられた
   小学校グラウンド(2100円)での見物を好む(お勧めする)

   見物手法に拘る人達からは邪道だと貶されるが、
   自分はそれで良いと想っている。

   最初は後部の座席で間近に見られなくても、
   20分もすると見物客が飽きて立ち去り空席が出てくる。
   そこに適時移動すれば良い席で見られる。

   聞名寺での踊り見物も良い。
   曳山会館の有料席は値段は安いが、たった20分でお終い。

3. トイレ

   町内各所に設置される、「ふらっと館」のトイレが綺麗。

4. 雨天の祭り
   有料の場所では雨でも踊りが見られる。
   客席は濡れるのでカッパが必要。 
   町流しは中止される。


風の盆 催行主要区域
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風の盆見物 その1

2018-09-03 20:49:57 | 国内旅行と山歩き
 富山市八尾の「おわら風の盆」を見物して来た。 見物旅行の中で何人かの人との出会があり、 有料駐車場で出会い、 何年も連続して見物しに来ている人からは見物ののノウハウ聞きました。 昼間の見物を終えて帰る時にシャトルバスを乗り間違えてしまった人とはバスで同席になり、踊り連の中で「諏訪町の町流しを是非見なさい」と勧められました。 車中泊した今朝の朝日町の海岸公園では地元の人から「富山の地元の人間が言うのはなんだが・・・ 八尾の祭りは一度見れば沢山、 あんな混雑は一度で沢山」なんて話を「聞いた」のです。

 それらは日を改めて書いてみることにして、 今日はとにかく「行った」・「見た」の記録と証拠写真みたいなのを並べた記事のUpです。

行動記録

9月1日 大町から八尾まで車で移動 夜に祭り見物、 車中泊。

 午後13:00 大町を出発、 国道148で糸魚川、 国道8号を黒部市まで走る。

 富山市域の国道の混雑を嫌って黒部ICから富山IC迄の区間は高速に乗った。 高速を降りた後はカーナビの目的地を八尾駅にして走行した。 概ね国道41号を南下し、 西に方向を変えて神通川を越えて八尾の町に近づくルートだった。 八尾の町に近くなると「一般駐車場」の案内が張り出されていたので、 それが示す方向に車を走らせ、 まだ充分明るさの残る午後6時頃に「スポーツアリーナ:(A駐車場)」に到着。  

 到着後すぐにシャトルバスを利用(駐車料金の1000円の支払でバス料金は無料)してシャトルバスの終点は「東町」に近い場所だった。 バスの中ではB駐車場に戻るべきところをA駐車場に来てしまったと言う女性と同席、 昼間の祭りの様子をスマホ映像で見せて貰ったり、 「諏訪町の町流しを是非見て下さい」そんな話を聞かせて貰った。
 
 その彼女、新湊だったかの自宅までこれから帰るそうだが、 僕を東町を通過して諏訪町まで案内してくれる親切な方でした。 また途中では「このお店の甘酒は美味しいですよ」と教えてくれたので、 二人して冷えて飲み心地の良い甘酒で乾杯なぞしましたっけ。


祭りの様子

 踊りの町流しが行われる時間帯、 一言で言えば町中の道路は見物客で大混雑、諏訪町の連が町流しをスタートするのが8時頃の予定(実際には20:30からでした)なのに一般客は7時頃には場所取りのために道端に座り込んだり、立ち尽くしたりしてました。


一時間以上前から町流しが通るのを道端で待つ人々
未だ道路は空いてます



 正統派見物客ないしは通りの家が親戚、そんな人々は2階の窓を見物席にして、 踊りをゆっくり眺める状況がありました。

 踊りの連の様子ですが(諏訪町の例)、 先頭には世話役さんが立ち、 女踊りのメンバー、 子どもたち、また女性、その後ろに男踊りの連中、 三味線・二胡などの音曲や歌うメンバーが連なり、 最後尾には見物客が前方に通り抜けしない様にロープで規制する役目の世話役連中が居る。 そんな大勢の隊列でした。


女性の踊り手


男踊り


二胡と三味線


楽器の事
 「二胡」と聞いた時には円形の筒型をした中国の二胡をイメージしていましたが、 三味線の箱を小型化したような四角っぽい物でした。 しかし三味線とは違って弦楽器らしく弓で弾いていました。

また、楽器の抱え方も写真で見るように三味線が肩から吊るして居るのと異なる保持の仕方をしていました。

率直な感想
 僕も一度見れば沢山、 混雑が酷すぎる。

ただし、祭りの時故に家の通りに面した戸障子が開け放たれていて、 間口2~3間ほどで奥行きの長い京都の町家の如き細長い建物の内部の様子を垣間見る事が出来る良さはあったかも知れません。
   
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おわら風の盆見物

2018-09-02 19:58:17 | 国内旅行と山歩き
 昨日の午後は大町市内の囲碁の対局会場まで足を運んだのだが、急遽参加を取り止めて、 天候回復の兆しに賭けて、 富山市八尾の「おわら風の盆」見物を早める事にして車を富山へ走らせた。 そして祭り見物を済ませた今日は福井県武生市まで足を延ばして越前打刃物の見学と購入等して富山県朝日町まで戻り、海外端の道端で2番目の車中泊の準備を完了した所です。

 戻り梅雨状の前線は予想以上に南下して、 この2日間、北陸方面は好天に恵まれました。

 書きたい事や写真も載せたいけれど、 ヤナバの山荘に戻ってから、改めてUpします。

風の盆見物 その1

風の盆見物 その2



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気圧配置は戻り梅雨@2018

2018-09-01 09:15:00 | ヤナバ生活
 8月30日夜の8時過ぎには後立山の富山側から夜の闇を破る雷光が夜の闇を破り、 遠い小さな雷鳴も聞こえていた。 そして夜半過ぎると雨域は北アの峰を乗り越えて大町側にも押し寄せて来た。 そして8月31日早朝の天気図を見ると、朝鮮半島・日本海・東北地方そして太平洋まで、延々と東西に横たわる閉塞前線が描かれていた。

 どうやら完璧な戻り梅雨的な気圧配置です。 例年なら9月中旬以降にそんな状態になる事が多いと記憶していますが、 梅雨入りの早かった2018年は戻り梅雨も早まるのでしょうか?

 9月に入ってから帰宅までの日程、 富山県は「越中八尾 おわら風の盆」の見物や、 木崎湖を望むベランダでの燻製・ビヤーパーティーにしても、「雨は困るぞ!!」の想いは強いのだが、 南北に振れる前線の動きの予測は難しい。 だから数日先の天気予報は精度が落ちるのは間違いない。 すでにそれぞれのイベントを消化するために日程を割り当てているのだけれど、思惑通りに事を進められるか? 残る一週間ほどの期間は天気頼みの日々となりそうです。

 まあでも40日を越えたヤナバでの避暑生活、 ウルシにカブれて辛い思いをする事も無く、体調不良で病院通いする事も無く。 長期間の独り暮らしを無事に過ごす事が出来ました。

 全て思惑通りに事が運ばなくても感謝して、 「貴方が居ない方が気楽に暮らせますから、 出来るだけ長くヤナバに居て下さい!」 そう言って僕を放出してくれた、妻の暮らす東京に戻ろうと思います。
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