横浜田舎物語

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秘蔵のお話

2010-12-03 | ひとりごと
関東地方は大雨洪水警報が出ていますね
でも、間もなくこの雨も上がり、お昼ころにはなんと23℃になるって

12月ですよ~

もっとも夜には一気に10℃以上、下がるそうなので皆さん体調にはご注意くださいね

さてさて今日は、ブログを始めてからいつ出そう、ってずっとため込んであったお話を
『秘蔵話』なんて大げさなものでもないのですが、要するにこのての話はたいがい
恥さらしの話なんですね

なぜ今、この話をと思いついたかと言えば



先日、高島屋の靴売り場で買ってきたローファー
こういう靴はふだん履きにひとつ持っているととても便利です。

皮も柔らかいし、なんといっても履き心地のよさです。

そしてこれもくせになってしまったんですけど、買ってきてすぐクローゼットの奥に隠してしまいました。
別に出しておいたっていいんですけど、なぜなのでしょう
つい、自分のものばかり買っているという負い目が、後ろめたさがあるのでしょうか

って、また前置きが長くなりましたが

思い起こせばあれは今から14年半前、1996年の桜が満開の頃のことです

前年からイギリスに留学中だった次女が間もなく帰国するというのでそれまで1度も海外旅行など
したことのなかった私が、たった一人で成田からはるばるイギリスへ
12時間後ヒースロー空港に降り立ちました。

2週間の予定で娘と二人、気ままな旅が続きました。

日本より若干気温が低く、寒いと感じた日もありましたが、ネス湖の入り口にある
インヴァネスという町では暑くなり半そでで過ごしたことも

そのくらい気温の差が大きい旅行になったわけですが

そこで履いていった靴のお話です

とにかく楽で歩きやすい、だからと言ってスニーカーではカジュアル過ぎるからと
皮のショートブーツ(写真の靴より深めの)を履いて出国しました。

思った通り、歩くことが多かったからこのショートブーツは大正解
どんな服にも合うし、履いているのを忘れるくらい楽で本当に助かりました。

旅も10日目くらい、スコットランドからリバプール、湖水地方、オックスフォード等々を
経て、ロンドンを経由、娘が最初にお世話になった学校と家を訪ねて

海辺の小さな町”ワージング”へ ブライトンのすぐ近くです。

ロンドンから電車で1時間ほど、これを田舎と言っていいものかどうかですが
娘に言わせると、治安もよく、昼間はお年寄りがのんびりベンチに座っている姿が印象的だったとか

そんなワージングのB&Bに泊まった時のこと・・小さな宿でしたけど、なかなかきれいな
気持ちのいいお部屋・・・なのに・・・なにか  におう っていうよりはっきり  くさい

賢い皆さんはもうお分かりですね

ここは日本ではないのです。

シャワーを浴びたり、ベッドに横になる意外、靴はず~~~っと履きっぱなし

日本にいたら真冬に履くようなショートブーツ、当然通気性は悪く、
天候も寒くなったり汗ばむほど暑くなったり・・この気温の変化と長時間履いているという
マイナス要素の結果なのでしょうか

今までの人生で経験したことのなかった、怖ろしいことが

その怖ろしいことの原因はそう私の靴だったのです。

さあ困った 実はこちらに来てから買おうと思って替えを一足も持ってません。

翌日、町のドラッグストアに行って消臭スプレーを買ってきました。
思いっきりシューシューかけました、が、そんなものほんの少しの効果しかなく

もちろん新しい靴を買おうと靴屋さんにも行きましたが、思うようなものがない
(なぜ、この際なんだっていいじゃないかと思わなかったのか、いまだ不明

結局その臭いブーツを履いたまま、次の行き先、首都ロンドン

ロンドンでの目的は、大英博物館でもなく蝋人形館でもなく、ミュージカル

その時のために洋服も用意して、しかしこのブーツ

ロンドンのホテルでも気のせいか、いや確実にくさい

さすがに今度こそ新しい靴を買わなければ・・・・・

そこで、どこに行ったと思います・・なんとあのハロッズに堂々と入ってしまったのです。

ご存知のようにこの店は世界最高峰、最高級のデパートです。

入り口には屈強なガードマンがいて例えば流行りの穴あきジーンズを履いていたり
サンダルだったり、若者がよくやるバックパッカーだったり等々、入り口で
締め出されてしまうのです。

私たちも、うさんくさく見えたでしょうか、それでもなんとか通過

しかし東京のデパートなんて問題にならないほどの高級感とキラメキ

店員さんの胸には”○○語が話せます”みたいなプレートが付いてます。

一直線に靴売り場へ

そこでまた腰が引けた

なんて高級感いっぱいの売り場、その上店員さん(って言っていいものか)がまた
皆さんエレガントで、こんな貧乏くさい東洋人にやさしく微笑みかけてくれる

どうしよう・・こんなところであの靴脱ぐの~

急いで何でもいいからって、手に取ったのはあのフェラガモの定番ローヒール

これでいいですって、娘に言ってもらったんだけど

ふかふかのソファーに座らされて、履いてみるようにと・・・
もうこうなったら開き直るしかないや・・

店員さん、当然お仕事ですからひざまずいて・・・

<きっとなんか臭いって思ってるだろうな お昼休みや仕事終わった後行くかもしれないパブで噂になっちゃうかな

ほんとにちょっとだけ足を入れて、すぐに決定

このまま履いていきますから

そしてあの臭いヤツはしっかり箱に入れてもらってきれいにラッピング
空調はちょうどいいはずなのに冷や汗ダラダラ

でもこの超難関を越えた後は楽しいショッピングに

夕刻からはウエストエンドに移動して待望のミュージカル”キャッツ”を堪能

こうしてロンドンの長い長い1日が終わりました。

ふう~ 長い間ため込んであった恥さらしの話ですが、
人生長くやってればそれはいろいろありますよね。

履きっぱなしの靴には十分注意しましょう

只今ですが、途中で席をはずしているうちに雨はすっかり上がって、
気温もぐんぐん上がってきました

風がかなり強いです飛ばされないようこちらも要注意です

コメント (12)
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