静岡に住む、義兄が亡くなりました。
夫の兄です。
あまりに突然でした。未明の電話、母が存命のころは、いつかは来るかもといつも覚悟していたのですが
まさかの・・・「父が先ほど息を引き取りました」姪のkちゃんからでした。
「ちょっとまって」すぐ夫を起こし電話を替わりましたが・・
義兄は昭和19年生まれ、まだ72歳です。
十数年前、大腸がんを患い、闘病、見事に復活したのですが、その後癌とは別の、
内蔵系の病気と闘っていました。
それでも定年後、別の仕事をしつつ、日常生活には困らないようでした。
一時、かなり悪化して、その上親友の死というショックも重なり、生きる気力を無くしそうになったこともありましたが
ちょうどそのころ、ロードバイクを手に入れた夫が、今まで乗っていたバイクを兄にプレゼント
すると、それまでの不調が嘘のように、元気になって行ったのです。
もともと自転車で遠出することが大好きな人でした。
夫が自転車好きになったのも、この兄の影響かと思います。
足のむくみが酷かったのですが、自転車のおかげでしょう、すっかり良くなって
その話を聞いた私たち夫婦も喜び合ったものです。
しばらく元気な日々が続いていたのですが、昨年秋ごろ、体調が悪くなり入院
11月初めに夫が一人でお見舞いに行ったのですが、来週あたり、私が来る、と話をしたところ
拒否反応を示したらしい(笑)
なんですって!
そんなことにもめげずに、私はお見舞いに行きました。
言いたいことを言う人でした。でもそれはお互い様
夫の兄なのに、全然気を遣う必要のない人でした。
<義兄さん、気を遣ってほしかった?そんなことないよね>
義兄の結婚式に招待された、私の母親、私のことを「生まれたままの子で、申し訳ありません」って
夫の兄弟に謝ってました。
元々4人も兄がいる環境で育った私ですから、義兄に対しても、実の兄のように何の遠慮もしませんでした。
食事中もたばこを吸うので「ご飯がまずくなるからやめてよね」と言って、本気で怒らせたこともありますが
自分が正しいって思ってるから、全く気にしない
それくらい気の置けない相手でした。
実際、義兄がどう思っていたのか聞く機会がありませんでしたけど、
きっと、わがままでどうにもならない義妹だと思っていたことでしょう
でもね、いつだって気にしてたのよ
ちょっとでも具合悪いって聞けば心配したし、顔見に行ったし
11月にお見舞いしたのが最後になってしまったけど、会いに行ってよかった。
行かなかったらきっと後悔したと思う。
お通夜、告別式、無事送ることができました。
義兄妻のKさん、私と一つ違いのお姉さん、去年からある程度覚悟していたらしく、
気丈にふるまっていましたけど、本当にさびしくなるのはこれからでしょう
口の悪い義兄だったけど、奥さんにだけは優しかった。
病気悪化で大変な時、Kさんから言われた言葉忘れられません
「わたしより、さくらえびちゃんの方がたいへんね」って
病気の夫より、元気だけど口うるさい夫といる私の方が大変なんですって
そうなのか、そんなふうに見えるんだね。
夫にその話をしたら怒ってましたけど、少しは反省したかしら?するわけないわね
仲良し夫婦でしたね。だから別れが早かったのかな?
帰りの電車で向かいに座った夫の顔を見て、つい兄と重なってしまいました。
たった4歳しか違わないのです。
今のところは元気ですが、いつ何時何が起こるかわかりません。
昨年は私が、今度は夫が、こうして一人ずつ兄弟が少なくなって行くのです。
もしかしたら今度は自分かもしれない
年が一番近い義兄の死は、私たち夫婦にもいろいろ考えさせられる出来事でした。
お義兄さん、お疲れ様でした。安らかにお休みください
これからも家族、そして私たちのことも見守ってくださいね。
可愛がってくれてありがとうございました。 さようなら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/f2/23613c9a3515231d7453aabca035dac8.jpg)
夫の兄です。
あまりに突然でした。未明の電話、母が存命のころは、いつかは来るかもといつも覚悟していたのですが
まさかの・・・「父が先ほど息を引き取りました」姪のkちゃんからでした。
「ちょっとまって」すぐ夫を起こし電話を替わりましたが・・
義兄は昭和19年生まれ、まだ72歳です。
十数年前、大腸がんを患い、闘病、見事に復活したのですが、その後癌とは別の、
内蔵系の病気と闘っていました。
それでも定年後、別の仕事をしつつ、日常生活には困らないようでした。
一時、かなり悪化して、その上親友の死というショックも重なり、生きる気力を無くしそうになったこともありましたが
ちょうどそのころ、ロードバイクを手に入れた夫が、今まで乗っていたバイクを兄にプレゼント
すると、それまでの不調が嘘のように、元気になって行ったのです。
もともと自転車で遠出することが大好きな人でした。
夫が自転車好きになったのも、この兄の影響かと思います。
足のむくみが酷かったのですが、自転車のおかげでしょう、すっかり良くなって
その話を聞いた私たち夫婦も喜び合ったものです。
しばらく元気な日々が続いていたのですが、昨年秋ごろ、体調が悪くなり入院
11月初めに夫が一人でお見舞いに行ったのですが、来週あたり、私が来る、と話をしたところ
拒否反応を示したらしい(笑)
なんですって!
そんなことにもめげずに、私はお見舞いに行きました。
言いたいことを言う人でした。でもそれはお互い様
夫の兄なのに、全然気を遣う必要のない人でした。
<義兄さん、気を遣ってほしかった?そんなことないよね>
義兄の結婚式に招待された、私の母親、私のことを「生まれたままの子で、申し訳ありません」って
夫の兄弟に謝ってました。
元々4人も兄がいる環境で育った私ですから、義兄に対しても、実の兄のように何の遠慮もしませんでした。
食事中もたばこを吸うので「ご飯がまずくなるからやめてよね」と言って、本気で怒らせたこともありますが
自分が正しいって思ってるから、全く気にしない
それくらい気の置けない相手でした。
実際、義兄がどう思っていたのか聞く機会がありませんでしたけど、
きっと、わがままでどうにもならない義妹だと思っていたことでしょう
でもね、いつだって気にしてたのよ
ちょっとでも具合悪いって聞けば心配したし、顔見に行ったし
11月にお見舞いしたのが最後になってしまったけど、会いに行ってよかった。
行かなかったらきっと後悔したと思う。
お通夜、告別式、無事送ることができました。
義兄妻のKさん、私と一つ違いのお姉さん、去年からある程度覚悟していたらしく、
気丈にふるまっていましたけど、本当にさびしくなるのはこれからでしょう
口の悪い義兄だったけど、奥さんにだけは優しかった。
病気悪化で大変な時、Kさんから言われた言葉忘れられません
「わたしより、さくらえびちゃんの方がたいへんね」って
病気の夫より、元気だけど口うるさい夫といる私の方が大変なんですって
そうなのか、そんなふうに見えるんだね。
夫にその話をしたら怒ってましたけど、少しは反省したかしら?するわけないわね
仲良し夫婦でしたね。だから別れが早かったのかな?
帰りの電車で向かいに座った夫の顔を見て、つい兄と重なってしまいました。
たった4歳しか違わないのです。
今のところは元気ですが、いつ何時何が起こるかわかりません。
昨年は私が、今度は夫が、こうして一人ずつ兄弟が少なくなって行くのです。
もしかしたら今度は自分かもしれない
年が一番近い義兄の死は、私たち夫婦にもいろいろ考えさせられる出来事でした。
お義兄さん、お疲れ様でした。安らかにお休みください
これからも家族、そして私たちのことも見守ってくださいね。
可愛がってくれてありがとうございました。 さようなら
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/f2/23613c9a3515231d7453aabca035dac8.jpg)