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今なら・・

2019-01-23 | 家族
パソコン教室の恩師、みーすけ先生の一人娘、ゆうかちゃんは、現在ニュージーランド留学中

早くもホームシックか?家族LINEに様々な思いを訴えています。<一日1笑

ゆうかちゃんには申し訳ないけど、思わず笑ってしまった。
反面、20数年前の娘のことが思い出されました。

18歳になったばかり、誰も知る人のない国に一人で旅立っていった娘を思わない日はありませんでした。

スーパーに行って、娘の好物を見つけるたびに涙・・

通信環境は今では想像がつかないくらい悪かったし

指定の電話番号にかけると交換手が出ます。
交換手は当然英語、相手が何を言ってもこちらからは教科書通りの会話しかできない

それでもなんとかつながり娘と話すのですが、はっきり覚えてないけど
1分当たりいくらとか、もしかして何秒でいくらとかの時代

娘に負担かけられないからすべてこっち持ち、ハラハラしながら会話したものです。

それでも誰かに教えてもらったのでしょう、しばらくしたら娘のほうから少しでも安く済む方法があったと
かかってくるようになりました。

あとの通信手段は手紙だけ、1年間に何十通も送られてきた手紙、いつの間にか処分してしまったけど
少しでも取っておけばよかったかな・・
特に、両親には感謝してるって、親のありがたみがわかった、なんて内容の手紙はね

ゆうかちゃんは、彼女の独特の表現で食べ物の欲求を訴えています。

お母さんの手料理から、好きな食べ物を羅列・・中でもキャベツの千切りをお腹いっぱい食べたい・・には
おかしくて涙が出そうなくらい笑ってしまった

そういえば娘もたまの電話や手紙で食べたいものを言ってきました。

その中で一番印象に残っているのが「そうめんが食べたい」

さあどうしましょ、娘が不憫でならない母は考えました。

船便は安上がりだけど時間がかかる、航空便なら早いけど、重さによっては高くつく

そうめんは乾麺だからいいとして、つゆはどうする

スーパーを歩き回って発見、それは今でも普通に売っている粉状のつゆの素<ヒガシマルのうどんつゆ>
ねぎもフリーズドライのがあります。

もちろん他の荷物と一緒に送ったのですが、たしか?千円の送料になったはず
高い高い高級そうめん、それでも娘の喜ぶ顔を想像して満足の母でした。

知人のいなかった国でしたが、語学学校で知り合った日本人の皆さんとすぐ親しくなり
年齢も様々で特にお姉さま方にはお世話になったようで、今でもつながっているようです。

彼女にとって留学が人生に及ぼした意味はよく分かりませんが
けっして裕福な経済状況ではなかった中から送り出したのです。
経験したことは無駄ではないはずと信じたい・・

ゆうかちゃんのLINEを見て、あの時こんな通信方法があったら、娘は何と言ってきただろうか

ヒースロー空港に到着後、スーツケースの中身を全部出せと言われ、片言の英語で対応したと聞きました。

もしかしたらそんなときもLINEで助けを求めてきたかもしれない
でもどうしようもない、親はただ心配でオロオロするだけだったでしょう

ホームステイ先で締め出しをくらい、何時間も外で待っていたこともありました。
(夜遊びの果てではありませんよ、下校時の話です)

人一倍心配性の私のこと、もしもそんな事実を知ったら持病のパニック障害が出ていたでしょう

諸々考えると、あの時はあれでよかったのかもと

あの時携帯電話があったら、というシーンはたくさんあったでしょうけど
それなりに乗り越えてきたのです。

みーすけ先生、すみません、勝手に記事を引用しました。

ゆうかちゃんのおかげですっかり忘れていたあの頃を思い出させてもらってます。

あと2か月くらい、あっという間です。
また様子を教えてくださいね。


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