ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

投馬国は出雲の国である説

2019年03月24日 08時55分18秒 | 日本古代史

・・・私が 一番よく読む本は古代日本史関連の本です。

   今、読んでいる本は「出雲と大和 古代国家の原像をたずねて」岩波新書 村井康彦著です。

   


   著者は学者にしては、かなり踏み込んで、持論を書いているので、それなりに面白い。
   魏志倭人伝に邪馬台国までの道中に投馬国という国の事が書かれている。 国の大きさは五万余戸住んでいてるというから相当大きな国である、北九州から、水行十日の距離にあると書かれている。邪馬台国を畿内と考えると水行は瀬戸内海航路を考えると、投馬国は岡山当たりの国を所在地と私は考えていたが、
   著者は古代の瀬戸内海航路は、海流が早く流れも変わるので、古代では、とても航海が困難で日、海流が安定している、日本海の方が航海は楽である、それなので、投馬国は出雲という考えである、私はこの考えはなるほどと思った。

   中世にいたっても、瀬戸内海航路は流れの急なところとか、潮が急で船での旅は困難であったことはよく本で読む。したがって、古代の手漕ぎの小さな船の旅を考えると楽な日本海の航海という考えも納得がいく。

   記紀の神話には出雲が非常に大きく取り扱われている事と考え合わせると投馬国=出雲は納得のいく説であると思った。

コメント
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